TOP女子プロレスShimmer →Shimmer:Women Athletes Volume.17 4/26/08

Shimmer:Women Athletes Volume.17 4/26/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間45分です。

@レイン、ジェッタvs.ジェニファー・ブレイク、ダンヤ
 ジェッタがミネソタ・レッキング・クルー入りしないかな、と言っていたら
 本当に実現してますね。
 それによりインターナショルナル・ホームレッキング・クルーと改名されています。
 一方のブレイク、ダンヤはカナダのレスラーでこれがデビュー戦ですね。
 レイン以外経験の無さから粗い所を見せてしまいましたが
 レッキング・クルーのヒール振りは素晴らしいし
 ダンヤも独自のスタイルが出来ていて良かったです。
 少し悪い試合。

Aニコール・マシューズvs.シャーク・ガール
 このシャーク・ガールはダフニーがやってるみたいですね。
 となるとIWAで行われたダフニーvs.シャーク・ガール戦は・・・?
 どちらにせよShimmerでやるには技術を磨けの一言。
 ひどい試合でした。 

Bレキシー・ファイフ、マリア・ホサカvs.アシュリー・レイン、ネヴァ
 エクスペリエンスはいつもの仕事ぶりですが
 新人アシュリー、ネヴァが相手だと
 つまらない試合になってしまう。
 悪い試合。
 
Cローレライ・リーvs.アンバー・オニール
 前回の再選ですが流石にこのレベルは安定度に欠ける。
 今回はムーブが粗くいまいち。
 悪い試合。 

Dデイジー・ヘイズvs.シンディ・ロジャース
 デイジーの腕攻めから始まり、
 その後はシンディーの脚攻めの支配と
 それにデイジーがどう反撃するか。
 シンディーはトップには劣るも
 こういう試合ができるのが強みですね。
 まあまあ良い試合でした。

Eアメージング・コングvs.プリンセス・アリエル
 一通り当たったとはいえ何故にアリエル。
 試合はアメコンならこれぐらいは必ず満たすよな、というレベル。
 悪くない試合です。

Fメルセデス・マルチネスvs.ウェスナ・ビューシック
 初期Shimmerの立役者であるマルチネスが怪我から復帰。
 一方のビューシックはこれがデビュー戦。
 クロアチアン・パンサーと異名を取る割りに
 素早さに欠けますが重みのある攻めを見せ
 マルチネスと同じ匂いがしますね。
 試合はマルチネスが怪我の影響をほとんど感じさせない試合運びで
 ハード・ヒッティング・マッチを演出し
 ビューシックを一気に中堅以上の位置づけに持って行きました。
 平均的な良試合です。
 試合後のインタビューでマルチネスはサラの王座挑戦に意欲を見せました。

Gレイシーvs.サラ・ストック
 終盤までレイシーが支配しすぎたため
 ストックの魅力を活かしきれなかったな、という印象ですね。
 終盤は面白かっただけに惜しいです。
 平均より少し上。

Hサラ・デル・レイ、アリソン・デンジャーvs.チアリー ダー・メリッサ、ミスチーフ
  メインがタッグってのはつなぎの大会だったはずなのに
 Shimmerがまたもや壁をぶち壊してくれましたよ。
 まずは女性タッグで重要な序盤の1対1から気合を入れて行っており、
 ここでサラとメリッサは同じエネルギッシュな荒いスタイルを、
 ミスチーフ、デンジャーはオーソドックスなスタイルを選択する事を示しています。
 そしてこの2スタイルを中盤、終盤とも
 中々上手く絡ませダイナミックさを醸し出しました。
 今までタッグというシステムが大なり小なり足枷になっていたんですが
 今回初めてそれを完全に利用する事に成功したんですね。
 終わってみればそんなに長かったのかと感じさせる25分ものタッグ・マッチです。
 いやはや、こんなものを見せつけられては
 タッグ王座を新設したくもなりますよねぇ。
 好勝負に少し届かず。
 Vol.18への予告としてミスチーフのデスクレイターで
 サラが幻の3カウントを奪われるというシーンもありましたね。

総評
 女子アメプロのタッグの歴史も塗り替えた上に
 マルチネスの復帰、ビューシックのデビューとあっては
 Shimmerからますます目を離せません。
 いやぁ、Shimmerってほんっとうに面白いですね〜。 
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Hサラ・デル・レイ、アリソン・デンジャーvs.チアリーダー・メリッサ、ミスチーフ
  デンジャー対ミスチーフで試合開始。
  腕の取り合いから両者丸め込みを狙う。カウント2。
  インサイド・クレイドルで転がる。
  ミスチーフがバック・スライドを狙う。
  デンジャーが耐え逆にバック・スライドを狙う。
  ミスチーフは耐えるとコーナーを使って逃れ絶叫。
  デンジャーが驚いて場外に逃れる。
  メリッサ対サラに。
  グラウンド・レスリングの攻防。
  サラはフロント・ヘッド・ロックを決め自陣に持っていこうとする。
  メリッサは粘ると脚を取りリングに叩きつける。
  お互い髪を掴みもみくちゃに。
  メリッサがボディ・シザース。
  サラが起き上がろうとするも締め上げられ崩れる。
  今度はフォア・アームズを打ち込み逃れようとする。
  打ち返されるもヘッド・バッドで解く事に成功。
  メリッサの髪を掴んで反らせる。
  メリッサは力任せにサラを自陣に押し込む。
  タッチしたミスチーフがサラにフォア・アームズを叩き込む。
  サラはミスチーフにチョップを決めるとデンジャーに交代。
  サラがドロップ・トー・ホールドでミスチーフをロープにもたれさせると
  デンジャーが後頭部にビッグ・ブーツ。
  更にミスチーフをロープに絡ませて反らせ固定するとそこにショルダー・ブロック。
  カバーするもカウント2。
  ミスチーフを捕まえ腰を中心に攻める。
  ミスチーフがサラにヘッド・シザースの入りからサブミッションを決める。
  サンセット・フリップに移行。
  サラはカウント2で返すとすぐにメリッサを殴りつけ交代の芽を潰す。
  再びミスチーフを捕まえ攻める。
  ミスチーフは油断したデンジャーをターン・バックルにぶつけると
  コーナーを利用して背中にダブル・ストンプを連発。
  カバーするもカウント2。
  メリッサと交代する。
  デンジャーを捕まえると脚への攻めを絡めて痛めつけて行く。
  2人でデンジャーにサブミッションを決める。
  サラが入りカットすると共にミスチーフとメリッサの頭部をぶつける。
  デンジャーがサラの方に手を伸ばす。
  メリッサが手をはたいて交代を阻止する。
  デンジャーを追い詰めていく。
  ミスチーフがデンジャーにネック・ブリーカーを狙う。
  デンジャーは防ぐと逆にネック・ブリーカー。
  両者ダウン。
  ダブル・タッチ。
  同時にクローズラインで両者揺らぐ。
  メリッサはサラの拳を避けると腹を殴りつけていきロープに振ろうとする。
  サラが防いでジャーマン。カウント2。
  メリッサが不意をついてフォア・アームズを叩き込みサモアン・ドロップを狙う。
  サラが耐えてエルボーを叩き込む。
  ロープに走る。
  メリッサがカウンターでサモアン・ドロップ。
  更にクラブ・ストンプを叩き込む。
  カバーするもカウント2。
  平手を打ち挑発するとエリアル・クラッシュを狙う。
  サラがロイヤル・バタフライの体勢に。
  逃れられるも平手打ち。
  メリッサはふらつきながらもミスチーフにタッチ。
  ミスチーフがヨシタニックを狙う。
  サラは耐え切るとゴーリー・スペシャルの体勢に持って行き
  そこから前に回してドラゴン・スリーパー。
  メリッサがカットしサラにエリアル・クラッシュ。
  続いてミスチーフがラ・ケプラーダ。
  デンジャーのカットが間に合う。
  メリッサとデンジャーが殴り合いレフェリーが2人を分けようとしている。
  そのためミスチーフがデスクレイターを決めカバーするもカウントされない。
  ミスチーフは2人を引き離すとレフェリーを無理やり持ってきてカウントさせる。
  カウント2でデンジャーがカット。
  メリッサがデンジャーに襲いかかるもロープを下げられ落下。
  デンジャーはミスチーフの後頭部にビッグ・ブーツを決めるとサラを自陣に持ってきてタッチ。
  ミスチーフもメリッサにタッチする。
  メリッサは平手をものともせずフォア・アームズで殴り飛ばすと
  エリアル・クラッシュを決め1,2,3!
  ミスチーフ、メリッサの勝利!

試合結果

@レイン、ジェッタvs.ジェニファー・ブレイク、ダンヤ
Aニコール・マシューズvs.シャーク・ガール
Bレキシー・ファイフ、マリア・ホサカvs.アシュリー・レイン、ネヴァ
Cローレライ・リーvs.アンバー・オニール
Dデイジー・ヘイズvs.シンディ・ロジャース
Eアメージング・コングvs.プリンセス・アリエル(DQ)
Fメルセデス・マルチネスvs.ウェスナ・ビューシック
Gレイシーvs.サラ・ストック
Hサラ・デル・レイ、アリソン・ デンジャーvs.チアリーダー・メリッサ、ミスチーフ