仙台ガールズ:Best of Sendai Girls 2022の分析
名勝負 | センダイ・ガールズ世界王座戦:橋本千紘(ch)vs.朱崇花(7/10/22) |
好勝負 | タッグ王座戦:チーム200(橋本千紘、優宇)vs.DASH・チサコ、松本浩代(2/27/22) |
@タッグ王座戦:チーム200(橋本千紘、優宇)vs.DASH・チサコ、松本浩代(2/27/22)
チーム200、その名の通り尖ったカラーですが、
優宇の破壊力は素晴らしい。
そして橋本は俊敏さもあるので、
技が決まらない切り返し合いでもぐっと集中力を引き寄せられます。
一方の松本、チサコはバランス感覚が素晴らしいですね。
松本は真っ向からのぶつかれますが、
相手の領域に踏み込みつつ視野狭まらないのがGood。
ストレートにタッグとしての高まりもある攻防で、
20分超えでも見応えのある攻防が続きました。
ぎりぎり好勝負。
Aセンダイ・ガールズ世界王座戦:橋本千紘(ch)vs.朱崇花(7/10/22)
朱崇花が翻弄しますが、
それは只のハイ・フライングによるではなくグラウンドに持ち込んだりします。
それにより橋本も単なるパワーだけではなく
得意のアンクル・ロックの前振りもできたりと非常に見応えのある序盤となっています。
朱崇花がエプロンの橋下を場外にパワー・ボムで叩きつける等
体を張ったハードな攻防を見せたと思ったら、
突進してきた橋本に朱崇花がカウンター・ニーを打ち込んだりと
MMAっぽい光景によりリアリティーを演出したりと
固定概念に囚われない見せ方で魅了します。
ハードであることは時に単純化、予想しやすい攻防に陥りますが、
この試合は本当にこちらの予想を超えるテンポ、切り返しになっています。
双方ポテンシャルありつつも
100%出し切れていなかった部分を引き出し合いました。
クライマックスも朱崇花が頭突き→踵落とし後、
橋本をダウンさせるに任せ、挑発的に間を置くセンスには脱帽しました。
全編通して圧巻でした。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:12/?/22)