仙台ガールズ：Best of Sendai Girls 2017の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
①里村明衣子vs.朱里(3/11/17)
朱里が蹴りに投げ良質なコンボで攻め立てます。
里村冷静に切り返しを織り交ぜ、
両者同じ土俵で試合に臨めていますね。
リアリティーのあるサブミッション、打撃が大変に魅力的で、
歪な間も一層雰囲気を作る方向に作用している。
そんなにロング・マッチではないですが
雰囲気の中でちゃんと攻防し、フィニッシュも説得力がありました。
ただアウェイならまだしもホームですし
里村がもう少し高い壁になっても良かった。
好勝負に少し届かず。
(執筆日：11/?/20)
②センダイ・ガールズ王座戦：アジャ･コング(ch)vs.橋本千紘(4/6/17)
40歳を超えているアジャ。
動けない部分はあるものの
敢えてレスリングに付き合わないスタンスとすることで
ベテランvs.若手の構図にして成立させています。
この試合のポイントは橋本のジャーマンですが、
無理に投げ全般まで禁じることはせず、
見栄えも良くしつつストーリー上のポイントも作っています。
ジャーマンが決まるかどうかだけでなく
ブリッジを決めれるかも加えてクライマックスの見せ場作りにもしたのは賢い。
好勝負に少し届かず。
(執筆日：9/?/17)
③センダイ･ガールズ王座戦：橋本千紘(ch)vs.里村明衣子(9/24/17)
まずはねちっこいグラウンド。
橋本がパワフルな身体能力を発揮しますが、
対する里村もポイントは許さないので
良いバランスで展開されますね。
橋本が場外でのパワー･ボムを決め後半戦。
スピアー連打という分かりやすい追い込みを見せます。
自分にできることでしっかり表現しているのは好感が持てますね。
この素直さ、吸収力は天性のもので確かに逸材ですね。
里村が反撃し終盤戦突入ですが、
この時の里村の攻めのテンポが素晴らしい。
怖さを見事に表現できている。
この厳しさは里村以外には中々出せないですね。
最後は少し弱く去年の一戦には劣る印象ですが、
それでも素晴らしい内容でした。
好勝負に少し届かず。
④橋本千紘、浜田文子vs.里村明衣子、アジャ･コング(11/17/17)
テンポの良いタッグ･ワーク。
橋本絡みのカードはそれぞれ王座戦で
トップ･マッチをしただけに良質な攻防を提供。
浜田もベテランの妙技でタッグの雰囲気に合わせつつ
自身の負けてない部分をしっかり押し出してきます。
最低限ながら連携技での形作りも出来ています。
13分と決して長くない試合時間ではありますが、
橋本が里村と来年再び合間見える時までのストーリーも作れたし、
中々あなどれない充実した内容です。
好勝負に届かずも中々良い試合。
⑤橋本千紘、松本浩代vs.紫雷イオ、里村明衣子(12/2/17)
イオが他団体レスラーとして
柔軟なバランサー役を買って出る。
松本もフリーランサーなだけに
そこの機微は分かっていますね。
ただ橋本のタッグの経験が薄いのが難ですね。
タッグとしての要素を変に盛り込むよりも
4種のシングルを楽しめる試合として
尖がらせた方が良かった気もしますね。
平均的な良試合。
注目試合の詳細
なし試合結果
①里村明衣子vs.朱里(3/11/17)②センダイ・ガールズ王座戦：アジャ･コング(ch)vs.橋本千紘(新チャンピオン!)(4/6/17)
②センダイ･ガールズ王座戦：橋本千紘(ch)vs.里村明衣子(9/24/17)
③橋本千紘、浜田文子vs.里村明衣子、アジャ･コング(11/17/17)
④橋本千紘、松本浩代vs.紫雷イオ、里村明衣子(12/2/17)