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東京女子プロレス:Best of TJPW 2025 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 TPカップ2回戦:山下実優vs.遠藤有栖(8/9/2025)

TPカップ準決勝:渡辺未詩vs.中島祥子(8/17/2025)

TPカップ決勝:渡辺未詩vs.遠藤有栖(8/23/2025)

@TPカップ2回戦:山下実優vs.遠藤有栖(8/9/2025)
 遠藤が縦横無尽にロープ・ワーク。

 山下は蹴り落として反撃開始。
 遠藤は受け手としてあまり動かないが
 その中で山下が立体的に攻めましたね。

 遠藤の横の攻めと素晴らしい化学反応を生んでいます。 

 山下がハイ・キックでKOするんじゃないかという予感がある中での
 遠藤のまさかの大逆転の演出は唸らされましたね。

 遠藤のキャリア・ベストでは。

 ぎりぎり好勝負。

ATPカップ2回戦:瑞希vs.中島祥子(8/9/2025)
 一進一退。
 場外を挟みつつ徐々にギアを上げていきます。

 先の試合と比べると等価な高め方であるが故に
 ワン・オブ・ゼムの良試合になっている感はあります。

 細かな切り返しがあるので集中力もって見守らせるものの
 中島が本来の100%ではなく
 攻防のスケール感、ムーブのキレで少し物足りなさが残る。

 とはいえメインとして体裁は守っています。

 中々良い試合。

BTPカップ準決勝:渡辺未詩vs.中島祥子(8/17/2025)
 渡辺の力強さの見せ方は
 単なるムーブのインパクトに留まらず、
 ムーブに移行する前段階から伝わってくる程完成されています。
 キャリアの絶頂期にいる実感すら感じさせます。

 そんな渡辺が攻守逆転時に足を痛めてしまいます。

 中島が渡辺の様子を見ながら時間を稼ぎ。
 ただ時間稼ぎに見えないよう自分だけで緩急作っていてお見事。

 渡辺も制限をデメリットにさせない攻防の作り方で
 ジャイアント・スイングもやりきる気持ちの強さを見せますが、
 無理がたたって状態は悪化。

 渡辺が場外で間を置いた際に
 スタッフが試合をストップする判断もありえるレベルでしたが
 渡辺は続行の意思を示しそのまま継続。

 怪我をしていても試合をすることで驚嘆させることが
 前面に出てこらざるを得ない状況で、
 リアリティを保てるラインを超えて仮装は崩壊し始めますが、
 中島が切り返し合いの速度調整(ゆっくりにするのは逆に凄い)のサポートもして
 ぎりぎり繋ぎ止めたまま最後までやりきりました。

 怪我しているのに試合するから凄い、は本流ではないので名勝負とは言いませんが、
 それに限りなく近いドラマ性があると共に
 少なくとも怪我をしていなければ正道で
 名勝負に辿り着いていたであろうことは確信するパフォーマンスは既にありました。

 文句なしに好勝負。

 決勝までに治るのかは心配ではありますね。

CTPカップ決勝:渡辺未詩vs.遠藤有栖(8/23/2025)
 脚が心配な渡辺でしたが、
 なんと1週間で回復させたようで問題ないワーク。

 レスリング、ロープ・ワークの演舞は
 オーソドックスなものながら
 準決勝の時と同じく渡辺の力強さがひしひしと伝わってきます。

 相手が渡辺ということもあり
 遠藤はどうしても一つ一つの攻めの印象が弱いものの
 ポイントでは軽妙な動きを行って
 全体的な善戦印象はちゃんと作れていますね。
 技の威力、説得力が上がればブレイクスルーしそうです。

 最強の渡辺に相対して等身大の遠藤も輝いた素晴らしい試合です。

 ぎりぎり好勝負。

Dプリンセス・タッグ王座戦:中島祥子、ハイパー・ミサヲ(ch)vs.上原わかな、上福ゆき(9/20/2025)
 初戴冠を目指す上原をアンダードッグに
 適正なあしらいを見せる王者。

 そしてそのシチュエーションにあっては
 簡単に受けに回ってはいけないことを理解し実践した上福。

 良いタッグ・バランスで4者輝いていましたね。

 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/25)