東京女子プロレス:Best of TJPW 2024の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | プリンセス・オブ・プリンセス王座戦:山下実優(ch)vs.マーシャ・スラモヴィッチ(1/4/24) プリンセス・オブ・プリンセス王座#1コンテンダーズ・バトル・ロイヤル:渡辺実優vs.瑞希vs.辰巳リカvs.中島祥子vs.上福ゆき(1/6/24) |
@プリンセス・オブ・プリンセス王座挑戦権獲得バトルロイヤル:渡辺未詩vs.上福ゆきvs.瑞希vs.中島翔子vs.辰巳リカ(1/6/24)
バトルロイヤルといっても五人だけ。
なので20−30人で行うそれとは違って
場外にもはけて人数調整してアクション性高い攻防。
5ウェイ・イリミネーションといった方がイメージと内容合うでしょうね。
リングに上がらなければ負けがないので非合理ではないものの、
リングに5人いない理由づけがもっとできると深みが出るか。
後半になるにつれ試合のギアがあがっていきます。
中島は間の取り方、緩急のつけ方が流石。
辰巳、渡辺のタッグ・パートナー要素、上福のこずるい戦略も加えて、
30分弱の試合を最後までエンタメとして魅せ切りました。
挑戦権が賭けられているだけの重みもありましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:1/?/24)
Aだるまマッチ:中島祥子vs.ハイパー・ミサヲ(1/4/24)
上空に吊るされただるまを取った方が勝ちという形式。
しかしそこには頓着せず、
ミサヲの新車お披露目を主軸として
バックステージ、観客席内含めて楽しいプロレスを展開します。
階段をミサヲ号を駆け降りることに成功したシーンは一体感ありましたね。
終盤の一進一退は少な目なものの
中島が勢い良く綺麗にまとめていました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Bプリンセス・オブ・プリンセス王座戦:山下実優(ch)vs.マーシャ・スラモヴィッチ(1/4/24)
組み合ったまま場外にもつれ出る定型ではない導入ですが、
マーシャがエプロンで強烈なパワー・ボムを叩きこみ掴みは十分。
硬軟織り交ぜた試合運びが利いています。
物事動かすに当たっての一呼吸がピタリと合っていますね。
攻守入れ替わってもよどみなくテンポ感が共有されていて
最後まで調和のとれた世界観でした。
文句なしに好勝負。
Cプリンセス・オブ・プリンセス王座#1コンテンダーズ・バトル・ロイヤル:渡辺実優vs.瑞希vs.辰巳リカvs.中島祥子vs.上福ゆき(1/6/24)
オーバー・ザ・トップ・ロープあり。
4人同時にロープ・ワーク。
リングの人数整理は無理にロジックにこだわらず
リング内のアクションの面白さ中心に行います。
その割り切りが大成功しましたね。
OTTで脱落続き、終盤は渡辺、リカvs.上福のフェイスvs.ヒール対決。
リカが渡辺に対し脚攻め要素を入れたりと
様々な要素を盛り込むことに成功しています。
上福がシングルとして見応えある攻防を見せる奮闘で拍手。
ぎりぎり好勝負です。
DMHトーナメント2回戦:ハイパー・ミサヲ、中島祥子vs.辰巳リカ、渡辺美優(1/21/24)
それぞれ個性を出し均衡。
孤立シーンを挟んだりしつつも
タッグの構成としては物足りないですが、
上記のベースが上手くいっているので問題なし。
また渡辺と中島の攻防は潤沢で見応えありましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/24)