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東京女子プロレス:Best of TJPW 2024 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 プリンセス・タッグ王座戦:鈴芽、遠藤有栖(ch)vs.山下実優、伊藤麻希(9/22/2024)

@さくらえみvs.中島翔子(9/22/2024)
 さくらえみの構成力に間違いなし。
 そこと同じレベルで試合を見れる中島。
 そしてそれだけでなく中島は攻めに感情を乗せ、
 受けでもダメージ表現で引き込んでいきます。

 内容は文句なし。あとは試合時間が物足りなかった。
 この2人の試合を折角組むのなら後五分長くして欲しかったですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aプリンセス・タッグ王座戦:鈴芽、遠藤有栖(ch)vs.山下実優、伊藤麻希(9/22/2024)
 相手の攻め受けつつカウンター入れて膨らませれるほど良い関係性。
 気持ちの乗った打撃に劇画的な絵姿、
 目まぐるしいスピードに引き込む執念。

 王者はスター・パワーで劣っていること否めないが
 この試合では全く見劣りせず最高のパフォーマンスをぶつけ合いました。

 ぎりぎり好勝負。

Bプリンセス・オブ・プリンセス王座戦:渡辺未詩(ch)vs.水波綾(9/22/2024)
 渡辺がネック・ロック・スイングなど
 パワーを強く印象付けるスポットを的確に織り交ぜ。

 水波は引き立つ存在ではありつつも
 試合に対する関わりちょっと粗いですね。

 スキルの話も少しはありますが、
 おそらくTJPWの第一線の嗜好性と一致しないところもある気がします。

 王座戦に必要なボリューム感はあるので一定の格式は整っています。

 中々良い試合。

C里村明衣子、中島翔子vs.渡辺未詩、山下実優(10/6/2024)
 引退を来年に控えている里村が5年ぶりに参戦。

 中島と山下の緊迫感あるやり取り。
 他の組み合わせも良いですね。

 里村を過剰に立てることなく
 東京女子プロの最高の形を追求しています。

 この5年でこれだけレベル高くなったと里村に証明しましたね。
 その点では意義があります。

 一方で少し酷なことを言うと、
 その内容においては里村がついていけないとまでは言わないが
 魅力の絶対値が足りない所はありました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/24)