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東京女子プロレス:Best of TJPW 2024 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 プリンセス・オブ・プリンセス王座戦:渡辺未詩(ch)vs.中島翔子(5/6/2024)

@プリンセス・オブ・プリンセス王座戦:渡辺未詩(ch)vs.中島翔子(5/6/2024)
 緊密なグラウンドで攻防合わせもバッチシ。

 狙い明確な攻めで中盤も重みあり。
 渡部の容赦ない腰系の技は
 シンプルながら充実感が伝わってきます。

 中島もここぞで絵姿作った上で
 その像に相応しいムーブを有言実行。
 最強の挑戦者たります。

 続けていることに集中力緩めず。
 最後ダブル・チョップで中島が吹き飛んでますが、
 それがリアリティ持つほどスキルも高く、雰囲気も真剣味がありました。

 とんでもない激闘感漂わせ終幕。

 文句なしに好勝負です。

A山下実優、伊藤麻希vs.瑞希、さくらえみ(7/20/2024)
 シングルで戦う予定の瑞希とさくらえみがタッグ。
 不穏な演出は特になく、ここでは単純に珍しいタッグとさて堪能できます。

 目を引く連携技をそれぞれ披露。
 タッグの流れに乗せつつも
 細かなところで目を引き、流し見を許しません。

 山下vs.瑞希やはり素晴らしいマッチ・アップ。
 さくらえみも大ベテランとしてシフト・チェンジ適切に行いました。

 ただ、さくらえみのシングル部分が想像に比べると少し物足りなかったか。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bプリンセス・タッグ王座戦:鈴芽、遠藤有栖(ch)vs.荒井優希、宮本もか(7/20/2024)
 華やかに動きのある鈴芽。
 地味な遠藤と色が違うからこそ
 タッグとしてのバランス感があります。

 荒井、宮本もタッグとしての狙いを共有しつつ
 自分の個性を発揮しています。

 充実内容でMOTN。
 好勝負に少し届かず。

Cプリンセス・オブ・プリンセス王座戦:渡辺未詩(ch)vs.辰巳リカ(7/20/2024)
 それぞれ部位攻めの布石置く序盤。
 後楽園ならではの場外戦を挟んだ後、
 適切に攻めを繋げて盛り上げていきました。

 辰巳は少しサブミッションに寄せていますが、
 それが渡辺を苦しく追い込んでいるというより、
 攻防の表面的な対比に留まっている感がありました。

 渡部は辰巳に一度も勝ったことなく、このカードが持っているドラマ性はもっとポテンシャルあったでしょう。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dインターナショナル・プリンセス王座戦:荒井優希(ch)vs.遠藤有栖(9/8/2024)
 遠藤がオーソドックスな試合運び。
 オーソドックス過ぎて伸びにくい攻防ですが、
 サブミッションの蓄積で王座戦の重みが出てきます。

 荒井の攻防の広げ方もよく、
 カバー合戦をピンポイントで挟んだりと攻防は変化と共に、
 想像を超えて右肩上がりにエスカレート。

 20分超えてる訳でもないが
 やれることを出し切った感があります。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:12/?/24)