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東京女子プロレス:TJPW Matches 2023 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@東京プリンセス・カップ1回戦:中島祥子vs.鈴芽(7/16/23)
 軽やかにそれでいて教科書のようにレスリングをしっかり。
 
 プランチャ、トペを挟んで、中盤戦。
 それぞれ個性を出して安定感があります。

 オーソドックスな内容で特別性に欠けるものの
 終盤の体勢の入れ替え合いは見応えありました。

 中々良い試合。

A遊園地プロレス(7/27/23)
 DDTの路上プロレスがTJPWに輸入!?(さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト)
 
 レスラー層が厚くなり、それぞれの個性も立っているTJPWなだけに
 期待が高まりますが、放送が始まると紅組、白組に分かれて5番勝負…
 嫌な予感がしてきますね。

 案の定1戦目はマット・プロレスで軽めの野外プロレスを見せますが、
 2戦目はスパイダー競争(アスレチック)、3戦目鉄骨迷路バトル、
 4戦目は手押し相撲(22mの高さにて)です。
 
 そして最後の5戦目は騎馬戦デス・マッチ。

 ただのバラエティ番組ですね。

 最後の5戦目で、路上プロレスを見せてレスラーの矜持を見せてもらえれば
 それまでの4戦がバラエティでも気にしませんが、
 この構成・内容でプロレスと言い張る感覚は理解できません。

B東京プリンセスカップ トーナメント準々決勝:遠藤有栖vs.荒井優希(7/29/23)
 荒井は顔芸を最初からやり過ぎですが、
 彼女なりの歌舞伎に試合が進むにつれ魅了されていきましたね。

 遠藤は核としてはまだ完成されていないレベルの中で
 ムーブの動きの精度も心もとないながらも
 応援したい存在としてチャンスを得るだけの光を放っています。

 後半は投げ技のダメージ設定が素晴らしく、
 激闘感が予想以上に演出されていた一戦。

 中々良い試合でした。
 (執筆日:12/?/24)

C東京プリンセス・カップ準決勝:荒井優希vs.山下美優(8/12/23)
 荒井を軽く蹴り倒しボコボコに。
 
 現実的な強度差をそのまま反映させていますが、
 荒井はここまで残っただけあって表情芸で魅せます。

 展開数を絞り過ぎな印象はありますが、
 このマッチアップのドラマをしっかり表現しきりました。

 中々良い試合。

D瑞希、中島翔子、鈴芽vs.辰巳リカ、渡辺未詩、愛野ユキ(8/13/23)
 面子多彩な中でそれぞれ個性を見せます。
 この中で劣る愛野も意気を見せていますね。
 
 メンバーが入れ替わる中で起伏も生まれており
 個としても、その個の協調した全体観としても優れたトリオでした。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/23)

チュッ!夏パ〜ティ・デス・マッチ:瑞希、HIMAWARI vs.中島翔子&原宿ぽむ(8/26/23)
 お祭りコスチュームでッ登場。
 プールとか水鉄砲でキャッキャするアイドルのファン感謝祭り的試合?です。

 瑞希も中島も今回は求められているものは違うとしてぬるーい攻防をしていますね。

 観客巻き込み会場外にも出て花火をしたり。

 無駄にトラック上からダイブを見せた後は
 まともな攻防を見せますが、ファン・マッチでしかありません。

 悪くない試合。


D辰巳リカ、渡辺未詩vs上福ゆき、桐生真弥vs.鈴芽、遠藤有栖(9/10/23)
 3ウェイとして意欲的な絡み。

 桐生のコメディー交えて、
 程よく緩さあるところから入って
 東女のペースに観る者も巻き込んでいきます。

 突き抜けた感はないものの
 そんなに数多く行われないこの形式を
 問題なく量産して推せるだけの安定感がありました。

 平均的な良試合。
 (執筆日:12/?/24)
水波綾、愛野ユキvs.渡辺未詩、荒井優希(10/9/23)
 水波が最高に盛り上げます。
 水波自身も良いのですが、周りへの波及効果が凄い。

 水波のパートナーとなって愛野は自分のキャラを見出だすきっかけを得ているし、
 荒井は顔芸、渡辺はパワーを如何なく発揮する機会を得ている。

 中々良い試合でした。

渡辺実優、辰巳リカvs.瑞希、坂崎ユカ(11/19/23)
 同時ムーブなどのスポットや
 ほんわかした仕草で場を温めます。

 質実剛健な渡辺が締めるべき所を締めるので良いバランスでしたね。

 個の見せ場、タッグの見せ場両方あり充実。

 最後の時間切れが見えてくる前のフェーズで
 試合展開に流れがあると尚良かったですね。
 
 中々良い試合。。

横浜八景島シーパラダイス・プロレス(12/10/23)
 お土産をかけて6人1チーム。
 タッグ×3で戦う形式。

 水族館はその舞台設定上高低差はあるものの
 それくらいで意外に使えるものは少ないんですよね。

 しかも3本とも同じアクアリウム前で対して違いがないという…。

 電車プロレスではコンプラ無頓着でしたが、
 こちらは某朝のニュースの騒動が記憶に新しかったか、
 いや、おそらく八景島シーパラダイス側がしっかりと海洋生物ファーストで考えたことで、
 水の中に落ちるということもありませんでした。

 パッとしない全体的印象ではありますが、
 1本目から3本目に行くに連れ、
 攻防の質感が変わったり、
 最後にボーナス・トラックが用意されていたりと
 ちゃんと右肩上がりになっている構成面だけは褒めれますね。

 悪くない試合。