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東京女子プロレス:Best of TJPW 2022 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 山下実優、瑞希、坂崎ユカvs.渡辺未詩、辰巳リカ、中島祥子(8/28/22)

プリンセス・オブ・プリンセス王座戦:中島祥子(ch)vs.坂崎ユカ(10/9/22)

@山下実優、瑞希、坂崎ユカvs.渡辺未詩、辰巳リカ、中島祥子(8/28/22)
 特に何もかかっていない試合ですが、
 6人全員が高いレベルにあるからこその内容に。

 ベース・ラインのクオリティの堅さに感心しましたね。
 シングルの見応えもありますし、
 それが個の羅列にならないように
 トリオとしてのサポートとタッグ連携の華も十二分にあります。

 20分を超える試合時間でしたが、
 どんどん攻防が紡がれるので、
 全然長いとは感じさせないレベルでしたね。

 ぎりぎり好勝負。

A山下実優vs.遠藤有栖(9/11/22)
 シンプルな強さを持つ山下に対し、
 遠藤は癖のないファイトで真っすぐ向かっていきます。

 遠藤の張りのある受け身も素晴らしく、
 お互いの良さを引き立て合っていましたね。

 ドロップ・キック一本筋の攻めでしたが、
 それでちゃんと集中して見守らせるだけのエネルギーがありました。

 トップ戦線に加わるのも時間の問題。
 遠藤の今後の成長がまた楽しみになる内容でした。

 好勝負に少し届かず。

B#1コンテンダーズ・マッチ:渡辺未詩vs.鈴芽(9/16/22)
 鈴芽が先手必勝クイック。
 弱者の戦略で攻め立てます。

 渡辺は落ち着いていて
 相手に動かせるべき時に動かすことが出来ています。

 鈴芽の感覚、精度はまだまだな所はあり、
 動かすということはそこで完成度の隙間は生まれるものの
 些細なレベルに留まっています。

 渡辺が格下相手に盤石のワークを見せ、
 王座に挑戦する価値があることを再証明しました。

 趣旨にのっとった内容でしたね。

 中々良い試合。

C水波稜vs.鈴芽(10/4/22)
 鈴芽が勢いよく仕掛けていきますが、
 簡単に許せるキャリア差でもないので
 基本は水波優位のシーン構成。

 そこを持て余さず水波は
 持ち前のアピール力を爆発させていましたね。

 水波の色に染まるかと思いきや、
 鈴芽は食らいついていきます。

 体重差を活かした攻防は見た目華やかで一定以上は担保されているとはいえ
 ここまで上手く攻防作りできるとは思わなかったですね。

 鈴芽の未来は明るい。

 好勝負に少し届かず。

Dプリンセス・オブ・プリンセス王座戦:中島祥子(ch)vs.坂崎ユカ(10/9/22)
 演舞の見合いをリング中央ではなくエプロンで終わらせたり、と
 特別な雰囲気感を作りながら試合をセット・アップしていきます。

 坂崎は瞬間的に垣間見える感情の発露が素晴らしく、
 中島は切り返しの妙が今回いつも以上に冴え渡っています。

 中島のハード・ヒットに対し、坂崎は挑戦者として応じても形になったでしょうが、
 攻防で強さを作り上げ、自分を大きく見せていきました。
 坂崎が中島のトペを受け止め投げたシーンは印象的でしたね。

 いつもと違う攻防の演出を徹底的にやろうというこだわりは
 時に完成度が下がったり定番ほど入ってこなかったりするものですが、
 それもなく非常に完成度高く狙い通りの効果を生み出しています。

 トップ・クラスの激闘でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/22)