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SEAdLINNNG:Best of SEAdLINNNG 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 中島亜里沙vs.藤本つかさ(4/29/22)

@中島亜里沙vs.藤本つかさ(4/29/22)
 中島がホーム・アドバンテージから先行。
 場外へのビッグ・フライ・スポットから逆転、と
 分かりやすい展開になっていますね。

 中盤以降は激しい一進一退。
 手が合う様子で攻守の切り替えがスムーズですね。
 
 終盤も複数切り替えを用意していて鉄板の内容。

 ぎりぎり好勝負。

Aビヨンド・ザ・シー王座戦:中島亜里沙(ch)vs.海樹りこ(5/13/22)
 海樹はまだまだ対等に試合を捉えられるレベルにないですね。

 中島が海樹に仕掛けさせつつ
 試合をコントロールし立体感持った組み立てを見せています。

 この構成力が大変素晴らしいので、
 レールにのって海樹も輝いていましたね。

 必ずしも2人共がベスト・レスラーでなくても
 試合は良くなり得ることの象徴的な内容でした。

 中々良い試合。

B中島亜里沙vs.松本浩代(8/17/22)
 オーソドックスな中に
 ハードな打撃の耐え合いが光りますね。

 ただ比較的オーソドックスです。

 場外の中島がエプロンの松本を投げようとするも
 それが起こるかも、と信じさせる雰囲気にはなっていません。

 攻防の持って行き方がそこまで合っていないな、と思っていたら
 松本がコーナー上の中島捕まえると担いでそのまま場外に落とすスポットへ。
 見映えしない割に危険なスポットで、
 実際にそれで負傷して試合を続けられなくなるという最悪の結末でした。

 まあまあ良い試合。

Cハイ・スピード・イリミネーション・マッチ:ASUKAvs.LEONvs.関口翔(11/12/22)
 ASUKAが3ウェイの展開を作る機能的役割を務めると同時に
 強者としてリングを制圧する表現的存在でもあります。

 とにかくASUKAが全てを引っ張っていました。
 その強度は改めて感服しました。

 時々ユーモアという名の女子プロ村的見せ場があり緩みましたが、
 概ね3ウェイとしての意欲を感じる見応えのある内容です。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/22)