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SEAdLINNNG:Best of SEAdLINNNG 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 高橋奈七永、中森華子vs.中島安里紗、彩羽匠(10/17/18)

@中島安里紗vs.大畠美咲 (1/14/18)
 棘棘しい感情のぶつかり合い。
 キャリアもほぼ同じというストーリー/リアルが
 試合に組み込まれてくると
 ああ、これぞ女子プロレスだ、と思う所は多い。
 少し技術的なムーブの甘さや
 ここぞの得意技の軽い見せ方は改善できるものの
 概ね2人の出来ることをバランス良く出して
 燃焼した内容で好感が持てる。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/?/18)

A高橋奈七永vs.潮崎豪(9/5/18)
 高橋の攻撃に潮崎はびくともしない。
 男女混合マッチとして正しいとも言えるが、
 その時点で高橋である意味もなくなる。
 潮崎はチョップと共にボディ・スラムをキー技に設定。
 技の威力を抑えつつもストーリーのための表現ができています。
 潮崎の構築力に感心しましたね。
 高橋もそのストーリーにのったけれども
 相手が男性だからとエースの立場を捨てて
 ストーリーにのったのはどうかと思いますね。
 後半は興行的に高橋の攻めも増えますが
 前半のストーリーを考えると方向性が絞りすぎていて
 もはやエースに戻ることはできません。
 最後はチョップで力尽きて決着。
 パワー・バランスを最後まで残した上で、
 上手く作っているという点では評価が高い。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/?/19)

Bビヨンド・ザ・シー王座トーナメント1回戦:高橋奈七永vs.松本浩代(10/3/18)
 打ち合うエルボーの激しさは突出している。
 一方で女子プロ的その気持ちのぶつかり合いの裏で
 試合運び自体は大雑把になっています。
 スーパープレックスやダイブに加えて椅子攻撃もあり、やりたい放題。
 前半受け表現皆無でしたが、
 両者エプロン技を経ての終盤は
 流石にダメージ表現を加えてニア・フォール合戦。
 それでもニア・フォール量に過剰に拘っている感が残る。
 SEAdLINNINGのスタイルに限ればトップ・クラスではありましょうが。
 良くも悪くも。
 好勝負に少し届かず。

C高橋奈七永、中森華子vs.中島安里紗、彩羽匠(10/17/18)
 中島の存在が大きく、
 打撃戦だけに偏らずレスリング要素でも魅せてくれます。
 まずはじっくりそれぞれのカードを堪能できます。
 中森と中島のジャーマン打ち合いや
 高橋と彩羽のハードな蹴りの打ち合い等
 見応えのあるシーンが多い。
 タッグの構造としては介入の使い方が中途半端だったり
 終盤の絵作りが形先行dったりと物足りないものの
 シングルの重層という点では十分に素晴らしかった。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/19)

D初代ビヨンド・ザ・シー王座トーナメント決勝:中島亜里沙vs.高橋奈七永(11/2/18)
 中島が生意気なキャラを見せながら翻弄しようとするも
 奈七永も防いで貫禄を見せる形。
 ベーシックな攻防の中で両者のスタンスを上手く示すことができていますね。

 ハードな打撃を打ち合って火花を散らし
 中島がエプロンでのトルネードDDTに場外ダブル・フット・ストンプ。
 ここからの追い込みで脚狙いも絡めてきたのは面白かった。
 脚狙いを絡めたのがこのシーンだけだったのが惜しまれるぐらいですね。

 終盤はたっぷりのニアフォール量で初代王座戦としての体裁は十分。

 ただ出だしに比べると両者の化学反応という点では
 もっと出来るはずという思いも少し残った内容でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:11/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@中島安里紗vs.大畠美咲 (1/14/18)
A高橋奈七永vs.潮崎豪(9/5/18)
Bビヨンド・ザ・シー王座トーナメント1回戦:高橋奈七永vs.松本浩代(10/3/18)
C高橋奈七永、中森華子vs.中島安里紗、彩羽匠(10/17/18)
D初代ビヨンド・ザ・シー王座トーナメント決勝:中島亜里沙vs.高橋奈七永(新チャンピオン!)(11/2/18)