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Ice Ribbon:Best of Ice Ribbon 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 ICEx∞王座戦:雪妃真矢(ch)vs.柊くるみ(3/14/20)

@ICEx∞王座戦:雪妃真矢(ch)vs.柊くるみ(3/14/20)
 ゆきひが原理主義的ヒール・ターン。
 その為しっかり相手の攻めを受け止めて部位攻め、と
 フェイス時の成功した試合パターンをそのまま活用した上で、
 ヒールとしてより試合のコントロール権を増すことに。

 これが大成功した試合でしたね。
 絶妙にくるみをコントロールして見せる。

 くるみ自身もオールラウンダーとして
 自身の魅力を振る舞うことができていますね。
 背伸びしすぎず自分のできる範囲で
 努力を尽くしていたのは好感が持てます。

 双方の評価を上げる内容です。
 ぎりぎり好勝負。

A藤本つかさvs.箒(5/10/20)
 一流レスラーは箒とも試合ができる、という慣用句?を
 そのまま実現化して試合にするというのだから、
 こちらも敢えてマジレスで批評すると…

 まず箒と試合することでみられるのは
 @自分の技セットの基本的位置づけを理解しているか、
 A箒が可能な攻撃/攻防を考えるちょっとした想像力があるか、
 B観客の認知を考慮した間使いができるかどうか。
 ぐらいなものでしょう。

 藤本は@とAは出来ていますが、Bは出来ていないですね。
 実際の観客がおらず、カメラ越しだけなので、
 トライ&エラーによる修正作業が出来ないとはいえ
 一流なら開始時から一定の質の間を見せたいところ。

 勿論間による試合運びが全てではなく、
 藤本は間よりもリズムで試合を運ぶので、
 出来ていない=0点ではないですけれども。

 また、今回敢えて箒がいきなり因縁をつけるイントロ(箒=ヒール)を導入するのなら
 藤本はロープに押し付けたり、噛みついてサブミッションから逃れるなんてのは
 通常運転とはいえヒール寄りのムーブなので避けるべきでした。

 ということで合格点は与えられず。

 悪くない試合。

 そもそもプロレスの神髄は相手とのコミュニケーションにこそありますから、
 一流レスラーは箒とでも試合ができる、ではなく
 二流以上のレスラーは箒とも試合ができるが、箒では一流かどうかなんて測れない、が正確。
 (執筆日:6/?/20)

B藤本つかさ、チリトリvs.つくし、箒(6/?/20)
 藤本vs.箒に続いての位置づけですが、
 タッグとなると人が触れない状態の
 チリトリなり箒なりが出てくるので良くない。

 適当感が以前にもまして強調されていますね。

 また藤本とつかさは普通に攻防をするので
 これまたチリトリと箒が存在する世界線と反しています。

 チープな演出に寄ったひどい試合です。

CFantastICE初代王者決定戦、オンリー3カウント・ルール:世羅りさvs.山下りな(8/9/20)
 (カットあり)
 それぞれ蛍光灯を持参して入場。
 
 場外戦でバイクに乗ってラリアットする面白スポットから
 ラダー上からスーパープレックスといったハードコアの王道過激スポットまで。
 
 ダウン・カウントがないからこそ
 それぞれのスポットに対して最大のダメージ表現ができており、
 ルール設定の上手さを感じさせますね。

 そして入場時にもってきて予告していた蛍光灯の攻防。
 流血もしてここまでするか、と思わせて盛り上げていきましたね。

 予想を超える内容で世羅の行く道筋を示しました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

DICE×∞王座戦:雪妃真矢(ch)vs.鈴季すず(8/9/20)
 (カットあり)
 すずが握手に応じた雪妃を引き寄せジャーマン。
 ダイブも決め今度こそは、という意気込みを感じさせる攻めを見せます。

 とはいってもまだデビュー2年目。
 雪妃がほとんどの主導権を握り王座戦としての幹を作り上げます。
 攻めの流れの立体感は流石でしたね。

 王座交代劇を、しっかり彩ってエモーションもありますが、
 フルで見れたとして評価が上がるかは懐疑的。
 まだまだ、すずが発展途上であることは否めませんでした。

 中々良い試合。

EFantastICE王座戦、ノー・ロープ・ランバージャック:世羅りさ(ch)vs.朱里(9/20/20)
 ランバージャックが世羅は攻撃するけれど、朱里は攻撃されない、という定番ネタを超えて
 ランバージャックを巻き込んでの騎馬戦まで。

 遊び心というか半分茶番要素もあるのですけれども
 その実山下がルールを理解していない、という道理が通っていたり、
 世羅のこの王座戦を設立した破天荒さが最大化されていたりと
 ぎりぎりのラインで試合としても成り立っています。

 フィニッシュもこの形式ならではで素晴らしく、
 世羅にはこの道を益々求道していって欲しいですね。

 中々良い試合。

FFantastICE王座戦、アイアン・ウーマン・ハードコア・マッチ:世羅りさ(ch)vs.植木嵩行vs.柊くるみvs.藤田あかねvs.青木いつ希vs.藤田みのるvs.鈴木すずvs.オルカ宇藤vs.佐々木貴vs.佐久田俊行vs.宮本裕向(10/24/20)
 (1/3くらいにカット)
 参加者が持ち寄ってきた凶器で試合をし、
 負けても世羅は抜けることなく、
 1時間やり切れば王座防衛というガントレット・マッチです。
 負ければ一応参加者全員で王者決定戦をやるという建前です。

 植木の卵のみ対決から始まり
 Ice同窓とのほんわかハードコア・マッチもあります。
 様々な凶器がはけず蓄積される中で、
 終盤は大日組がデス・マッチ凶器を持ってきて盛り上げます。

 全体構成からは右肩上がりへの意識はあるものの
 それでも一つ一つは中途半端な一戦。

 ちゃんとしたハードコアで一つの試合をやれるレスラーなのに
 60分間に薄めて広げて分割したことで残念な内容になってしまいました。

 ただ世羅の行く道筋を改めて示すという点では良かった。

 平均レベル。 
 (執筆日:11/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ICEx∞王座戦:雪妃真矢(ch)vs.柊くるみ(3/14/20)
A藤本つかさvs.箒(5/10/20)
B藤本つかさ、チリトリvs.つくし、箒(6/?/20)
CFantastICE初代王者決定戦、オンリー3カウント・ルール:世羅りさ(初代チャンピオン!)vs.山下りな(8/9/20)
DICE×∞王座戦:雪妃真矢(ch)vs.鈴季すず(新チャンピオン!)(8/9/20)
EFantastICE王座戦、ノー・ロープ・ランバージャック:世羅りさ(ch)vs.朱里(9/20/20)
FFantastICE王座戦、アイアン・ウーマン・ハードコア・マッチ:世羅りさ(ch)vs.植木嵩行vs.柊くるみvs.藤田あかねvs.青木いつ希vs.藤田みのるvs.鈴木すずvs.オルカ宇藤vs.佐々木貴vs.佐久田俊行vs.宮本裕向(10/24/20)