TOP女子プロレスIce Ribbon →Ice Ribbon:Best of Ice Ribbon 2016

Ice Ribbon:Best of Ice Ribbon 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 藤本つかさ、中島安里紗vs.さくらえみ、高橋奈七永(5/4/16)

@藤本つかさ、中島安里紗vs.さくらえみ、高橋奈七永(5/4/16)
 ゲスト含めて地力の高いカードとはいえ
 全員が一つ一つのムーブを丁寧に、全力で行い、
 しっかりと観客に伝えながら展開していきます。
 展開自体は汎用的ですが目を引きます。
 
 その上でちょっとしたタッグのアクセントを加えますが、
 これがユニークでよかったですね。

 個では中島の受けと高橋の攻めがクリックしていてスケールアップしていたし、
 さくらは重鎮として振る舞い、藤本は受けの美学を見せていた。

 女子プロに時々ある緩さがなく、
 試合の流れに常に強度がありました。

 非常に出来が良いので、逆にクライマックスのもう一伸びが感じられず、
 カットさせないシチュテーション作りに幅があれば、とは思いますが、
 ここまでのものが見られるとは思わなかった。想像以上です。

 ぎりぎり好勝負。

AICE×∞王座戦:藤本つかさ(ch)vs.雪妃真矢(7/18/16)
 アイスリボン仕様ではなく
 伝統ある様式美のレスリングで開始。

 ある程度様になっていましたが、
 中盤は雪妃が応戦できるレベルにないので
 藤本が場を持たせる為に
 ネタの物量で勝負せざるを得ない状況になっていますね。
 しかし藤本の引き出しは多く、適切にこなしているので格差対決としてはあり。

 後は雪妃の頑張り次第ですが、
 食らい突いていく気持ちの見せ方が不十分で
 一撃必殺のサブミッションも入り方の工夫、鋭さがないと弱い。

 クライマックスの一進一退は良かったですが、
 そこで使った攻防を理想は前倒しして試合を作りたかったですね。

 平均的な良試合。
 (執筆日:9/?/19)

Bバースデイ・デス・マッチ、60分アイアン・ウーマン・マッチ:世羅りさvs.X(11/19/16)
 つくしがクラッカーから瞬殺するオープニングなど
 アイスリボン系のマッチアップは緩めに。

 アブドゥーラ小林に弟子入りするストーリーをつけたように
 半分くらいはBJWから参加してくれたデス・マッチ・ファイターとの攻防。
 ただ、あっさり目で松本都の天丼ネタが中盤賑やかしの中心に。

 ただ残り時間20分で星野登場。
 デス・マッチ王者ですかね、下手なものは見せられない。
 ヒールとしてのスタンスで言葉で煽る等
 雰囲気を引き締めたのは良かった。
 
 そして最後はvs.小林。
 じっくり時間枠を取った中で世羅を応援する流れも十分にあり
 時間切れ前に世羅に1本取って欲しいと観客の気持ちが入る攻防で盛り上がりました。

 平均レベル。
 (執筆日:3/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@藤本つかさ、中島安里紗vs.さくらえみ、高橋奈七永(5/4/16)
AICE×∞王座戦:藤本つかさ(ch)vs.雪妃真矢(7/18/16)
Bバースデイ・デス・マッチ、60分アイアン・ウーマン・マッチ:世羅りさvs.X(2-8)(11/19/16)