Ice Ribbon:アイスリボン・マーチ 3/21/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間です。
SlamBamJam製。
@エリミネーション・マッチ:たま子、成宮真希、りほvs.くるみ、つくし、みなみ飛香
かける方も強制力がないし、受ける方も受身で誤魔化せてやれない。
ちょっと見るに耐えないですね。
脱落してからはりほが完成度の違いを見せ付けましたが、またもや負け役でしたね。
貴重な機会をこんな形で消費して欲しくないんだけどねぇ。
悪い試合。
A新田猫子、内藤メアリvs.飯田美花、石橋葵
4人とも反復練習量が絶対的に欠けている動きです。
それしか言いようの無いレベル。
ひどい試合。
B悲恋vs.宮城もち
(途中から)
こちらは最低限の動きこそ出来るものの
試合の中で目指すべき方向が見えていない。
ひどい試合。
Cハードコア・リボン・マッチ:小笠原和彦、都宮ちいvs.松本都、葛西純
(途中から)
小笠原はニュートラル状態がひどい。
プロレスやった事ないのでしょうが、
格闘技をやっているなら持って行くべき状態は知っているはずで、
それが出来ない事はプロレスへの慣れ云々だけでは言い訳しきれない。
松本、葛西はファン・マッチの方向性でタッグとして組んでいる良さを出せているけど
団体のカラー上それで十分として発展させる気が見えないのはどうかと。
悪い試合。
D3分エキシビション・マッチ:さくらえみvs.大江百恵
6年前に引退した大江(旧姓:中西)を引っ張り出してこの試合。
やりやすい張り合う展開を選ぶのは良い。
わずか3分の制限時間としたのも構いません。
しかし大江が説得力のある動きでカウント3奪ったのにあくまで3分やるからと続け、
3分経っても延長になり、
さくらがカウント3を取っても終わらず、
後1分と改めてアナウンスしてようやく終了。
行き当たりばったり感が前面に出すぎ。
3分で終わらせるべきでした。
悪い試合。
E真琴vs.TAKAみちのく
WWEっぽいレスリングからスタート。
真琴は思ったよりついていけてますね。
次の行動に移る時間が空いているものの後半は素早く移る場面も見られたし、
特異性は薄れたものの所謂良い試合には軽く近づけた内容。
少し悪い試合です。
F朱里vs.志田光
(途中から)
朱里の蹴りはハードですからね。
一般的な水準に+1したリアルな痛みに対してはまだアイスリボン勢は準備が出来ていない。
ちゃんと攻防が出来るのに途中引きすぎた場面が生まれてしまったのは勿体無かったです。
また相手との作り方を考えているのは良いけど
その入り方はもう少しパターンが欲しい。
カードとして求められるそこそこの内容ながら
朱里に勝つ事を納得させる試合運びには今一歩足りなかった。
平均レベル。
GICEx60王座戦:藤本つかさ(ch)vs.Ray
藤本はそつがないけれど藤本だけの魅力が無い。
ミッドカードとしては貴重ながらメインを張るには力不足です。
Rayはアクロバティックなハイ・フライングという個性を持っているけど
ここが見せ場なんだ、という見せ方はいまいちでムーブが十分に効果を発揮していません。
終盤加速度をつけてニア・フォールを連発するも
必殺技の連発でしか幕を閉じれない所に限界が見える。
悪くない試合。
総評
地震直後という事で普段ありえない事をやろう、という意図をこめたブッキングになっていますが、
そのせいでアイスリボンの魅力に乏しい低調な内容になってしまっている。
(執筆日:5/13/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@エリミネーション・マッチ:たま子、成宮真希、りほvs.くるみ、つくし、みなみ飛香A新田猫子、内藤メアリvs.飯田美花、石橋葵
B悲恋vs.宮城もち
Cハードコア・リボン・マッチ:小笠原和彦、都宮ちいvs.松本都、葛西純
D3分エキシビション・マッチ:さくらえみvs.大江百恵(1-1)(時間切れ)(延長)
E真琴vs.TAKAみちのく
F朱里vs.志田光
GICEx60王座戦:藤本つかさ(ch)vs.Ray