TOP女子プロレスChocoPro →ChocoPro:Best of ChocoPro 2024 part.2

ChocoPro:Best of ChocoPro 2024 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 アジア・ドリーム・タッグ王座戦:さくらえみ、高梨正弘(ch)vs.瑞希、SAKI(7/31/2024)

スーパー・アジア王座戦:さくらえみ(ch)vs.駿河メイ(8/31/2024)

スーパー・アジア王座戦:駿河メイ(ch)vs.SAKI(ChocoPro #416 12/30/2024)

@アジア・ドリーム・タッグ王座戦:さくらえみ、高梨正弘(ch)vs.瑞希、SAKI(7/31/2024)
 新木場1stリングにて。

 女性相手でも強さ調整できる高梨は見事。

 瑞希もまた可憐な弱さと芯の強い攻めで素晴らしい。

 そして、さくらえみの試合の全体観踏まえた間使い、SAKIの攻防作りのセンス。
 4人のスキルが如何なく発揮され、充実の内容ですね。

 少し動きを合わせる必要のあるアクションが終盤多く、
 試合時間も長くなっている中で伸び悩みにつながっていたのが勿体ない。

 ぎりぎり好勝負。 

Aスーパー・アジア王座戦:さくらえみ(ch)vs.駿河メイ(8/31/2024)
 さくらみが得意のチャントで場を掌握。

 メイはいつもより動き出しを遅くしつつも
 比類する存在感を見せます。

 2人の関係性深まっていき10分経過。

 さくらえみは重いチョップを叩きこんだかと思いきや、
 サンセットフリップを返せそうで返せないシーンで緩さ見せたり
 自由自在に攻防を変化させていきます。

 大一番にも関わらず試合時間はそんなに長くないので
 終盤はまだまだ出来るでしょう、という範囲内で留まっていますが
 このカードに期待するものは十分提供された上質な試合です。

 ぎりぎり好勝負。

Bスーパー・アジア王座戦:駿河メイ(ch)vs.高瀬みゆき(ChocoPro #398 9/29/2024)
 板橋グリーン・ホールにて。
 
 アピール・ムーブからメイの腕攻めへ。
 メイのアクション交えた攻めは見栄えがするものの
 高瀬は前回と同じく手数少な目。

 腕の痛みを押して打撃を放ってらしさを出しつつも、
 今回は王座戦ながら前回より試合時間は短く10分見たず。
 前回と同じくもっとできるはずなんだけどという思いは消えず。

 中々良い試合。

C瑞希、SAKI vs.駿河メイ、四ツ葉ミヤ(Choco Pro #405 11/2/2024)
 新木場1stリングにて。

 ミヤはエース候補と位置付けられていますが、まだまだ全然ですね。
 ミヤが機能せずとも瑞希、SAKIが自分で試合を作れるので問題にはなっていませんが。

 そうなるとメイの活躍にかかっていますが、
 こちらもまだ瑞希、SAKIには未勝利という背景。
 それに基づいた必死の攻めが見応えを生んでいますね。
 シングルで実績ある通り今回も高クオリティでした。

 ミヤの位置づけに合わせてSAKIが一進一退に仕立て上げていますが、
 近しいバランスでvs.メイもやっていたので、
 ここは正直リアリティーがなかったですね。

 中々良い試合。
 
Dアジア・ドリームタッグ王座戦:小石川チエ、帯広さやか(ch)vs.真琴、沙也加(ChocoPro #411 11/30/2024)
 新木場1stリングにて。
 
 ロープ・ワークを存分に使うので様になっていますね。

 真琴が強キャラとしてしっかり働くので、
 沙也加がリアル通り足りないことがあっても成立しています。

 帯広も受けっぷりの良さを見せながら
 緩い小技を適切に使いこなしていますね。

 小石川もタッグの動きができて着実に試合に貢献していました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。   

Eスーパー・アジア王座戦:駿河メイ(ch)vs.SAKI(ChocoPro #416 12/30/2024)
 新宿FACEにて。

 王座戦として4月の再戦。
 メイが王者としての余裕感を出せば
 SAKIがそれを許さないリアクションで即座に応じ、
 序盤から非常に雰囲気の出た攻防になっていますね。
 
 スタンスが強ければ攻防の幅が狭まるのが通常ですが、
 その制約を感じさせない程
 攻防は豊かで、中でもメイの脚攻めというアンサーは素晴らしかった。

 クライマックスが少しクイックに偏っていて
 もっと広げれた印象はあるものの素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:12/?/24)