ChocoPro:Best of ChocoPro Season Seventeen 2023の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 高梨将弘vs.新納刃(ChocoPro #288 1/22/23) スーパー・アジア王座戦:バリヤン・アッキ(ch)vs.新納刃(ChocoPro #300 3/12/23) タッグ王座戦:CCK(クリスブルックス、高梨正弘)(ch)vs.おれぱん(小石川チエ、沙也加)(ChocoPro #300 3/11/23) |
@高梨将弘vs.新納刃(ChocoPro #288 1/22/23)
リングに依存せず動かせる高梨のレスリングが光りましたね。
続いてシーン一変し打撃合戦。
新納のラフな見せ方良好です。
高梨の誕生記念興行ということで
高梨の主人公感も強めにこの日限定で設定する為、
それぞれが調整できていますね。
そのデフォルメにはChocoProらしさもあり、
全てが上手く回って一になった素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
Aドリュー・パーカー、山下りなvs.バリヤン・アッキ、駿河メイ(Let's Go Yokohama 2/23/23)
リング興行。
パーカー、りなが言葉でもアクションでもストーリーを語ります。
いつもより切り返しを抑え的確なリング・プロレスの展開を作るアッキ。
肩車して殴り合いなど時々コメディーが入り激戦になりきらなかった所もありますが、
終始楽しい時間が続きました。
パーカー、りなのタッグは他でも見てみたいですね。
好勝負に少し届かず。
Bバリヤン・アッキ、駿河メイvs.鈴木心、趙雲子龍(ChocoPro #296 2/25/23)
鈴季、趙雲がしっかりタッグ・ムーブ開発して臨みます。
ベスト・ブロズがこのマットプロレスで
世界最高峰なのは今年も変わらず。
タッグ王座から降りても内容充実していますね。
無理に切り返し合いで複雑にせず
できる範囲の中で最善を目指し充実させました。
好勝負に少し届かず。
Cスーパー・アジア王座戦:バリヤン・アッキ(ch)vs.新納刃(ChocoPro #300 3/12/23)
ロープ・ワークない中でも俊敏な攻防。
アッキが足攻め。
サブミッション中心にしつつ上手くストーリーを紡いでいますね。
新納は痛みを耐えつつ蹴りで打開を図ると
緩急の利いた切り返し合いにつなぎます。
マットプロレスでも問題なく自由自在の変化で、
そのどれもが上手く効果を上げている。
脚攻めの本道も輝き終盤戦。
アッキの顔芸、新納のポジショニングが更に熱を上げてフィニッシュ。
もう少し終盤の尺があれば更に良かったですが、素晴らしい内容でした。
ぎりぎり好勝負。
Dタッグ王座戦:CCK(クリスブルックス、高梨正弘)(ch)vs.おれぱん(小石川チエ、沙也加)(ChocoPro #300 3/11/23)
チエの食らいつき。
アマレスではないプロレスのレスリングの中で表現力を見せます。
沙也加とのタッグ・スポットも良いですね。
対するCDKは受けの時に強さを捨てても
帳尻つけれるバランス感覚が見事です。
部位攻めで展開を明確にしつつ
中々決まらない流れが見応えあります。
善戦で終わらせない、今回こそは勝利を掴む、という
ストーリーが強調されていますね。
終盤はやや沙也加の不器用さが気になるも
タッグならではのテンポ感で見るものの一歩先を行く攻防で押し切りました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/?/23)