ChocoPro:Best of ChocoPro Season Fifteen 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 駿河メイvs.水森由奈(10th Anniversary Phoenix Rises 9/15/22) バリヤン・アッキ、水森由奈vs.さくらえみ、米山香織(ChocoPro #258 9/25/22) スーパー・アジア王座戦:バリヤン・アッキ(ch)vs.米山香織(Tropical Night 9/29/22) |
@沙也加、水森由菜vs.駿河メイ、新納刃(ChocoPro #253 9/10/22)
序盤からスリリングにスタート。
有観客の中でも慣れてきたか、
メイがセコンドとして介入しまくりで
ChocoProらしいタッグの場回しを見せました。
それぞれ個性を見せながらテンポの良い攻防。
水森が出遅れながらも
好敵手メイとの鬩ぎ合いは終盤の見せ場になりました。
沙也加、水森のタッグは可能性を感じましたね。
好勝負に少し届かず。
Aアジア・ドリーム・タッグ王座戦:CDK(高梨将弘、クリス・ブルックス)(ch)vs.ヤンキー二丁拳銃(木高イサミ、宮本裕向)(10th Anniversary Phoenix Rises 9/15/22)
新宿FACEなので通常リングですが、
リング・メインの4人ですから
特に求められているものとのギャップなくアクション。
観客掴むコミカルなやりとりにもちゃんと韻あり、
連携、小気味良さも良質で隙のない内容に仕上がっています。
後半になるにつれ見せ場も加速。
最後のクライマックスが木高とクリスのシングル・メインで
ここがもう一伸びしたかった印象はありましたね。
好勝負に少し届かず。
B駿河メイvs.水森由奈(10th Anniversary Phoenix Rises 9/15/22)
新宿FACEにての開催。
人気者の対決は10周年記念大会のメインにふさわしいですね。
序盤は体格vs.スピードのデフォルメした攻防。
それぞれ見栄えの良い動きで観客をのせます。
場外での攻防の工夫の仕方は市ヶ谷チョコレート広場でのスポット作りの感覚の延長にあり、
ファンからすると嬉しいポイントですね。
ゆなもんが視覚的インパクトのある強烈な腰攻め。
メイもテクニカルな腕攻めで、観ている側も入り込む熱量のあるファイトです。
終盤もデフォルメ感が残ってしまっているのが勿体ないですが、
まごうことないハード・ファイトで、
他の女子プロにも張り合えるクオリティ。
文句なしに好勝負。
Cバリヤン・アッキ、水森由奈vs.さくらえみ、米山香織(ChocoPro #258 9/25/22)
Tropical Nightに向けた前哨戦。
水森とさくらえみはパワー・ファイト。
さくらえみの表現力は見事で、
タッグの展開が強く印象付けられます。
水森はフリー転向ですが、ChocoPro参戦は引き続きあるでしょう。
アッキとのタッグはアッキ、メイに匹敵するぐらい
ポテンシャルを感じましたね。
米山は最近コミカル・キャラで定着しましたが、
小気味の良い素晴らしい動きで
アッキと立体感ある攻防を実現させ、底力を見せました。
単なる前哨戦に終わらない、かなり完成度の高い内容でしたね。
文句なしに好勝負。
Dスーパー・アジア王座戦:バリヤン・アッキ(ch)vs.米山香織(Tropical Night 9/29/22)
通常リングながら
チョコプロ・エッセンスの詰まった立体的な演舞を見せます。
アッキが絶妙のバランスの脚攻めで
米山のアンダードッグとしての資質を引き出していきます。
特別感あるステージでのスポット含め
構成のメリハリも聞いていて、攻防のストーリーが最大限に光ります。
またクライマックスではアッキのパワーにより
思わず唸ってしまう程視覚的インパクトのあるスポットでスリリングな一進一退。
先のタッグに続き、米山が抜群のパフォーマンスを見せました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:9/?/22)