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全日本女子プロレス:Classics #5 & #6の分析


名勝負 オール・パシフィック王座戦:デビル雅美(ch)vs.長与千種(8/22/85)

WWWA王座戦:ジャガー横田(ch)vs.ライオネス飛鳥(8/22/85)
好勝負 なし

1枚、約1時間50分です。
SlamBamJam製。

#5
@オール・パシフィック王座戦:デビル雅美(ch)vs.長与千種(8/22/85)
 師弟対決。
 どちらも一年で相当成長しましたね。
 デビルは自分の軸がぶれず自分のすべき事をはっきりと掴んでいる。
 本当に絵になるスケールの大きな攻撃です。
 長与は説得力の増した蹴りを獲得し、
 やられっぷりの輝きを維持しながら反撃していく所まで行く事を可能としている。
 相手をねじ伏せる力強さ、それに対する抵抗に清いヒート、感情もある。
 更に無の時間による観客の取り込みまである。
 そこに長与の世界一価値のある汗とデビルのデビルたる目覚めが加わりドラマチックな内容となっています。
 クライマックスで本当にふらふらになるまで拳を打ち合うのは
 プロとしてどうかと思いますが、ひどく情緒的なシーンで個人的には好きですね。
 文句なしに名勝負。
 MOTY候補です。

#6
AWWWA王座戦:ジャガー横田(ch)vs.ライオネス飛鳥(8/22/85)
 絶対王者、横田がようやく全力を出しても勝てるかどうか分からない相手に巡り合えました。
 驚異的なムーブを素晴らしいキレと重さで実行し、ハイ・テンポで物量を重ねる本格派。
 脚攻め合いからスケールの大きなニア・フォールの応酬へと発展させました。
 90年代の特化スタイルのお手本と言っても過言ではありませんね。
 完成されて隙が無いという事は観客の気持ちを織り込めない所があるし、
 上手くまとめているものの@の後ではあっさり終わった印象を持たざるを得ません。
 しかし極限まで高められた者同士の戦いは単純に凄い。
 ぎりぎり名勝負。
 これまたMOTY候補になる。 

 全女を様々な切り口で振り返っています。

総評
 80年代を代表する全女4人が一日でMOTY候補を2試合生み出して見せました必見。
 (執筆日:8/7/10)

DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

@オール・パシフィック王座戦:デビル雅美(ch)vs.長与千種(8/22/85)
  デビルが顔に張り手。
  長与がすぐ打ち返す。
  握手を交わす。
  長与がロー・キックで牽制。
  ソバットを叩き込む。
  デビルが脚を掴んで倒しレッグ・ロック。
  長与がロープを掴む。
  跳ね起きる。
  長与がタックル。
  デビルは倒されながらボディ・シザース。
  長与が反転させようとするも出来ない。
  ロープ・ブレイク。
  長与が蹴りを入れてから離れる。
  デビルが軽く蹴りで牽制
  長与が払い蹴りを狙うもかわされる。
  脚を取って倒しハーフ・ボストン・クラブ。
  デビルが腕立て崩す。
  長与が上にかぶさりヘッド・ロック。
  デビルが腕を押し上げる。
  起き上がると長与を押し倒そうとする。
  長与が盛り返す。
  デビルが長与をドロップ・トー・ホールドで倒しレッグ・ロック。
  上にかぶさりヘッド・ロック。
  サイド・ヘッド・ロック。
  長与がグラウンド・ヘッド・シザースに返そうとするも防がれる。
  長与がすり抜け起き上がる。
  仕切りなおし。
  長与がソバット。
  倒れないデビルをドロップ・トー・ホールドで倒しソバット。
  デビルがサイド・ヘッド・ロック。
  アーム・ロック。
  ハンマー・ロック。
  バタフライ・ロックで長与を起こそうとする。
  耐える長与を起こすとバタフライ・スープレックスへ。
  長与がこらえる。
  デビルがブレーン・バスター。
  カバー。カウント1。
  サイド・ヘッド・ロック。
  長与がロープに脚をかける。
  デビルが長与をロープに振りクロス・チョップ。
  投げようとする。
  こらえられたのでインサイド・クレイドル。
  長与はカウント2で返すとハンマー・ロック。
  バタフライ・ロックで起こすとスープレックス。
  カバー。カウント1。
  クロス・フェイス・チキン・ウィング。
  デビルが噛み付く。
  長与がバタフライ・ロック。
  デビルは起き上がると反転させようとする。
  反転させると蹴りへ。
  長与がジャンプして蹴ろうとするも空振り。
  デビルがロメロ・スペシャルを狙う。
  こらえる長与の腕を引っ張りロメロ・スペシャル。
  デビルが髪をつかんで引っ張る。
  ストンピング。
  サブミッション。
  長与がロープを掴む。
  デビルがストンピング。
  エプロンに出して鉄柱にぶつけようとする。
  長与は防ぐと髪をつかんでデビルをコーナーにぶつける。
  リングに入るとデビルの頭部を蹴りつけて行く。
  ロープに振りニール・キック。
  カバー。カウント2。  
  変形トライアングル・チョーク。
  デビルが反転してすり抜ける。
  レッグ・ロック。
  長与を起こすと蹴り上げて行く。
  長与がハイ・キック。
  2発、3発。
  蹴りつけて倒す。
  パイル・ドライバーを狙う。
  デビルが逆に持ち上げリバース・スープレックス。
  パイル・ドライバー。
  カバー。カウント2。
  クロス・フェイス・チキン・ウィング。
  長与がロープを掴む。
  デビルが背中を殴りつけ蹴りつける。
  背中にヘッド・バッド・ドロップ。
  フロント・ヘッド・ロックで起こす。
  背中を殴りつける。
  長与が不意を突いてアブナミドル・ストレッチ。
  スクール・ボーイに持って行く。
  デビルがロープに脚をかける。
  長与がニーを頭部に叩き込む。
  パイル・ドライバー。
  カバー。カウント2。
  エルボー・ドロップ。
  もう1発。
  デビルを起こすと持ち上げコーナー上にのせる。
  スーパープレックスを決める。
  カバー。
  デビルがカウント2でブリッジ。
  ロープに振り正拳付き。
  ハイ・キック。
  蹴りを放つ。
  デビルが受け止めて倒し4の字。
  長与が体を動かしロープを掴む。
  デビルが上代に出る。
  長与の脚を蹴り上げる。
  脚を殴りつける。
  場外に出すとテーブルに叩きつける。
  脚を蹴りつけて行く。
  リングに戻る。
  長与が脚を引きずりながらカウント16でエプロンに上がる。
  デビルが長与に掴みかかり鉄柱にぶつけて落とす。
  ダイビング・ボディ・アタックで追撃。
  20分経過。
  リングに戻りアピール。
  長与が何とかリングに体を入れる。
  デビルはロープに押すとバック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  バタフライ・バック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  持ち上げようとする。
  長与が逃れ脚を掴んで倒す。
  シャープ・シューターを狙う。
  デビルは脚を掴んで防ぐ。
  脚を払って倒すとフロント・ヘッド・ロック。
  長与は腕を掴んで起き上がる。
  長与がスープレックス。カウント2。
  ロープに振りハイ・キック。
  ハイ・キック。
  バックを取る。
  デビルが脚を掴んで耐えバックを取り返す。
  耐える長与をバック・ドロップ。
  カバー。
  長与がカウント2でブリッジ。
  フルネルソン。
  長与が振りほどいてロープに逃げる。
  デビルがはたいて離れる。
  ナックル・ロック。
  長与がバックを取りジャーマン。カウントは2。
  25分経過。
  フルネルソン。
  耐えるデビルにドラゴン・スープレックス。カウントは2。
  ニーを落とす。
  ニーを落とす。
  デビルを起こすとロープに振りニール・キック。
  シャープ・シューターを決める。
  デビルが這いロープを掴む。
  長与が蹴りつける。
  顔からマットに叩きつける。
  デビルが場外に転がり落ちる。
  長与がトペ・スイシーダで追撃する。
  リングに戻りアピール。
  デビルは木刀を支えにエプロンで起き上がる。
  セコンドに木刀を渡す。
  ロープを潜る。
  デビルがジャブ。
  手を掴む。
  ナックル・ロック。
  デビルが長与を押し込む。
  長与が起き上がる。
  デビルがロープで反動をつけて巴投げ。
  起こすとロープに振り殴り倒す。
  起き上がった長与にパンチを入れ倒す。
  バックを取りジャーマン。カウントは2。
  ブレーン・バスターの体勢からバック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  ロープに振る。
  長与が蹴りを放つ。
  受け止められるも延髄切り。
  張り手。
  デビルが打ち返し打ち合いに。
  長与が押し顔にパンチ。
  コーナーにもたれた長与の腹にパンチを連打。
  長与が顔にパンチ。
  顔にパンチ。
  クロス・アーム・ジャーマン。カウントは2。
  デビルが顔にパンチ。
  崩れる長与を起こすとロープに走り殴り倒す。
  長与がソバット。
  ソバット。
  デビルが殴りつける。
  殴りつける。
  長与がツームストン。
  カバーするもデビルがカウント2でブリッジ。
  デビルを起こす。
  デビルが脚を掴んで倒す。
  長与がロープを掴む。
  デビルが長与を肩車する。 
  サード・ロープにのぼりエレクトリック・チェアー。
  セントーン。
  カバー。カウント2。
  ロープに振ると殴りつけようとする。
  長与は避けると頭部にハイ・キック。
  デビルを起こすとスープレックスでブリッジ。カウント2。
  ハイ・キック。
  ハイ・キック。
  殴りつける。
  35分経過。
  デビルが顔にパンチを連打。
  長与が顔にパンチ。
  デビルが顔にパンチを連打し倒す。
  起こして殴りつける。
  長与が打ち返す。
  パンチ。
  デビルがパンチ。
  長与がパンチ。
  デビルが打ち返し倒す。
  長与を起こすと殴りつけようとする。
  長与はガードするとハイ・キック。
  蹴り。
  蹴り倒す。
  長与もふらふらで崩れている。
  ダウン・カウントが数えられる。
  長与がロープを掴んで起き上がろうとするも無理。
  ダブルKOとなる!
  デビルが長与に大丈夫かと尋ねている。
  長与がしばらくして何とか体を起こす事が出来るようになる。
  認定証がデビルに渡される。
  デビルは涙ぐんでいる。
  デビルは長与を褒めてやってください、とマイク。   


AWWWA王座戦:ジャガー横田(ch)vs.ライオネス飛鳥(8/22/85)
  握手を交わす。
  飛鳥がスナップ・メアからかぶさる。
  横田がブリッジで起き上がりスナップ・メアからかぶさる。
  飛鳥がブリッジで起き上がりスナップ・メアからかぶさる。
  横田がブリッジで起き上がりヘッド・ロック。
  飛鳥がロープに振りソバット。
  ロープに走る。
  横田がボディ・シザースで飛びつきアーム・ドラッグ。
  ボディ・シザースで飛びつき丸め込み。カウント2。
  ボディ・シザースで飛びつきサーフボード・ストレッチのような体勢。
  起こしてアブナミドル・ストレッチを狙う。
  飛鳥も狙い横田がロープに逃げる形。
  飛鳥が横田をロープに振り正拳突きを狙う。
  横田は前転でかわす。
  仕切りなおし。
  飛鳥がハンマー・ロック。
  横田が脚を取って倒しレッグ・ロック。
  飛鳥が回転して跳ね除けるも横田がすぐ体勢を立て直しレッグ・ロック。
  起こそうとする飛鳥の腹にパンチ。
  明日kがロープを掴む。
  横田が飛鳥の脚にストンピング。
  中央に引っ張ろうとするも飛鳥がロープを掴む。
  横田は蹴りをいれ諦める。
  仕切りなおし。
  飛鳥がドロップ・トー・ホールドを狙うもかわされる。
  横田がドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
  起こすとロープに振りヒップ・ドロップ。
  ハリケーン・ラナ。カウント2。
  コーナーに振り突進。
  飛鳥が飛び越えバック・スライド。カウント2。
  ロープに振りチョップで倒す。
  ハイ・キック。
  ボディ・スラム。
  カバー。カウント1。
  ヘッド・ロック。
  スナップ・メア。
  コブラ・クラッチ。
  横田が後ろに倒し外す。
  飛鳥が下からボディ・シザース。
  横田が脚にエルボーを押し付ける。
  飛鳥が腕を狙いに行く。
  横田が体を押し付け防ぐ。
  飛鳥がアーム・バー。 
  横田を起こすと腕を取って投げる。
  アーム・バー。
  横田がロックし蹴り上げる。
  反転させすり抜ける。
  インディアン・デス・ロック。
  レッグ・ロック。
  体を起こした飛鳥を倒す。
  中央に引っ張りインディアン・デス・ロック。
  バタフライ・ロック。
  10分経過。
  ロープに振りヒップ・アタック。
  卍固め。
  スクール・ボーイ。カウント2。
  スープレックス。カウント2。
  バタフライ・スープレックスを狙う。
  こらえる飛鳥をそのまま締め上げる。
  倒すと4の字。
  飛鳥が反転させる。
  横田が耐え反転させる。
  飛鳥が反転させロープを掴む。
  飛鳥が先に起き上がり脚を蹴りつける。
  脚にニー・ドロップ。
  もう1発。
  脚を蹴りつける。
  横田がたまらず場外に転がり出る。
  15分経過。
  リングに戻る。
  飛鳥の脚を掴んで倒すと体重をかけ押し込む。
  飛鳥が横田をロープに振り蹴り。
  ロープに振り蹴り。
  ロー・キックを叩き込んで倒しエルボー・ドロップ。
  アキレス腱固め。
  横田が体を転がしロープを掴もうとする。
  飛鳥が引き戻す。
  横田がロープを掴む。
  飛鳥は離すとすぐに起こして滞空式ブレーン・バスター。
  カバー。カウント2で横田がブリッジ。
  飛鳥が殴りつけようとする。
  横田がかわし丸め込む。
  カウント2で返されるやハリケーン・ラナへ。
  飛鳥がパワー・ボムに切り返しジャックナイフ固め。カウント2。
  横田がドロップ・キックでエプロンまでふっとバス。
  ショルダー・ブロックへ。
  飛鳥がサンセット・フリップ。カウント2。
  コーナーに振り突進。
  横田はコーナーを使って脳天に踵を叩きつける。
  バタフライ・パイル・ドライバー。
  カバー。
  飛鳥がカウント2でブリッジ。
  横田が飛鳥にツームストンを狙う。
  飛鳥が体勢を入れ替える。
  ロープに走りツームストン。
  カバー。カウント2。
  蹴りを叩き込む。
  ロープに走り蹴り上げる。
  カバー。カウント2で横田がブリッジ。
  飛鳥がバック・ドロップへ。
  横田が後ろに着地しコーナーのセカンド・ロープから飛ぶ。
  飛鳥がキャッチし担ぐ。
  エア・プレイン・スピン。
  前に落とす。
  そしてジャイアント・スイング。
  カバー。横田がカウント2でブリッジ。
  飛鳥が横田を起こしバックを取る。
  横田がバックを取りジャーマンを狙う。
  脚をかけて防いできた飛鳥をロープに振ろうとする。
  飛鳥は振り返すと滞空式ブレーン・バスターのように持ち上げる。
  場外に投げ落とす。
  そしてトペでダウンする横田の上に落ちようとする。
  しかしかわされる。
  飛鳥が先にリングに入る。
  エプロンに上がってきた横田を持ち上げる。
  スリングショット・スープレックス。
  カバー。カウント2で横田がブリッジ。
  飛鳥がジャーマン。
  ロープに振りチョップを放つ。
  横田はかわすとナックル・ロック。
  飛鳥を反転させクロス・アーム・ジャーマン。カウント2。
  横田が飛鳥をコーナー上にのせる。
  スーパープレックスを狙う。
  飛鳥が殴りつけ持ち上げる。
  マットに投げ落とすとダイビング・ニー・ドロップへ。
  横田はかわして自爆させるとレッグ・ロック・ジャーマンで1,2,3!
  横田の防衛!
  これで横田は4年間防衛した事になる。
  王座が新調されると共に旧王座は横田に授与される。

試合結果

@オール・パシフィック王座戦:デビル雅美(ch)vs.長与千種(ダブルKO)(8/22/85)
AWWWA王座戦:ジャガー横田(ch)vs.ライオネス飛鳥(8/22/85)