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全日本女子プロレス:Classics #34 & #35の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約1時間50分です。
SlamBamJam製。

#34
@GP公式戦:小松美加vs.永友香奈子(4/8/86)
 ベースのレスリングは見応えがあるというのはもう1歩。
 スポットはどれも成功していない。
 ドロップ・キック+跳ね起きは連打し過ぎてまるで壊れた玩具。
 ダイブは途中で一旦止まってインパクトが弱くなる。
 ラフ後の終盤で気持ちがぶつかり合う攻防を見せ何とか打開するかと思いきや、
 攻めている方が肘を痛め、そこから失速、敗北するというクライマックスではねぇ。
 悪い試合。

A大森ゆかり、ジャンピング・ボム・エンジェルスvs.ダンプ松本、ブル中野、コンドル斉藤(4/8/86)
 JBエンジェルスのクイックネスは素晴らしいですね。
 中でも立野は受けもばっちりで相手の攻撃をスケール・アップしています。
 また相手に対抗できるパワーを持つ大森が目を攻撃され眼帯をつけているストーリー・ラインのおかげで
 極悪同盟のスタイルの中に狙いが生まれ、横暴の中にも軌道があります。
 リングアウトフィニッシュが弱いものの、まあまあ良い試合です。

#35
Bタッグ王座戦、3本勝負:クラッシュ・ギャルズ(ch)vs.小倉由美、永堀一恵(4/8/86)
 クラッシュが要所でグラウンド・サブミッションを決め抑えていますね。
 構築勘が冴え渡っていますよ。
 そこから打撃の打ち合いやロープ・ワークを使ってスポットに持って行く訳ですが、
 小倉、永堀は良いタッグだけどクラッシュには劣る、という規定概念を上手く利用しています。
 予想通りに気持ちよく技が決まっての盛り上げと、
 予想を外したカウンターで驚きを与えての盛り上げ、これが良い感じに織り交ざっている。
 小倉、永堀に単発で決める力がないのも影響したか2−0というブックになり、
 また最後の締め方が勿体無い形だったのが惜しまれますね。
 結果以上に小倉、永堀が健闘して白熱したタッグ・マッチでした。
 好勝負に少し届かず。

Cライオネス飛鳥vs.ダンプ松本(6/21/86)
 安部がレフェリーを務めるとあって
 初手ジャイアント・スイングから最後まで飛鳥のカバーがちゃんとカウントされる事はなく、
 セコンドのリングに入っての攻撃もまるでブレーキがきかない。
 更にはダンプがそのまま勝利するという結末なんだものねぇ。
 まったく順序、構成というものを理解しない極悪同盟らしい救いようの無い内容。
 馬鹿馬鹿しいですね。
 悪い試合。

総評
 クラッシュのタッグが好きならアリです。
 (執筆日:8/7/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@GP公式戦:小松美加vs.永友香奈子(4/8/86)
A大森ゆかり、ジャンピング・ボム・エンジェルスvs.ダンプ松本、ブル中野、コンドル斉藤(リングアウト)(4/8/86)
Bタッグ王座戦、3本勝負:クラッシュ・ギャルズ(ch)vs.小倉由美、永堀一恵(2−0)(4/8/86)
Cライオネス飛鳥vs.ダンプ松本(リングアウト)(6/21/86)