全日本女子プロレス:Best of AJW 1992の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | UWAタッグ王座戦:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.堀田祐美子、みなみ鈴香(3/7/92) ケージ・マッチ:ブル中野vs.北斗晶(7/30/92) |
@UWAタッグ王座戦:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.堀田祐美子、みなみ鈴香(3/7/92)
スピーディな展開にのって見事な躍動感で打ち合い。
続いて挑戦者が山田の脚に狙いをつけ
グラウンドでじっくり孤立させ追い込みます。
全女は歪な世界ですので
こういうプロレス真っ直ぐな展開もあると凄い映えますね。
少々決め手に欠ける印象はあるものの
良質な攻防をその後も展開し、
場外ダイブ・シーンから苛烈さは増して
完成度の高い内容に仕上げています。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/20)
Aタッグ王座戦、3本勝負:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.アジャ・コング、井上京子(7/15/92)
京子が若くてロープ系のミスが目立ちますね。
豊田、山田が京子を攻め所としていて
アジャが素晴らしいフォローを見せるので
現実の欠点を虚構のストーリーに活かせることが出来ているのは良し。
ただアジャが好敵手豊田に対して攻めることが多いからか
山田に対して受け手に回っているのが残念ですね。
普通の試合ならバランスが取れるものの
今回は京子がウィーク・ポイントになっているので
山田に対してもアジャは強者として攻防を行って欲しかった。
中々良い試合。
(執筆日:5/?/20)
Bケージ・マッチ:ブル中野vs.北斗晶(7/30/92)
ブルのロープ・ウィップの抑揚、
ボディ・リフトのスケール感は最高ですね。
前振りなんてなくケージも躊躇なく使っていきます。
北斗も一歩も引かずにブルに攻撃を叩き込み、
容赦なくケージにぶつけていく。
荒々しいテンポに乗せた潰しあい。
終盤はやや技が没個性になっているし、
ブルがケージ上ダイビング・レッグ・ドロップにいくもかわされ自爆、
北斗がケージ上からミサイル・キックを決めて脱出成功、というのは
締めとして綺麗過ぎる形で気持ちの攻防から外れてしまったのは残念。
比較的こじんまりとした試合でしたが
両者の魅力は十分に出た試合です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:1/?/15)
注目試合の詳細
なし試合結果
@UWAタッグ王座戦:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.堀田祐美子、みなみ鈴香(3/7/92)Aタッグ王座戦、3本勝負:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.アジャ・コング、井上京子(2-1)(7/15/92)
Bケージ・マッチ:ブル中野vs.北斗晶(7/30/92)