TOP女子プロレス全日本女子プロレス:1990年〜1992年 →全日本女子プロレス:撃力大宮!! Beat Power OH-MI-YAH!! 6/27/92

全日本女子プロレス:撃力大宮!! Beat Power OH-MI-YAH!! 6/27/92の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間35分です。
SlamBamJam製。

@沼田三絵美、渡辺智子vs.シンティア・モレノ、伊藤薫
 渡辺や伊藤などスタイルが出来つつありますね。
 シンティアもエステルの二番煎じな印象はぬぐえないが動けている。
 ちょっと長いが見れる内容。
 少し悪い試合です。

AGP公式戦:下田美馬vs.井上貴子
 下田は積極的なのは良いが
 そのせいで手数が必要以上に多くなりワン・パターンになっています。
 貴子も中途半端でしたね。
 ある程度落ち着きラインがはっきりしていくと挽回していきました。
 下田は相変わらずシングルでやるには
 技がスタンダードな物しかないのが残念ですが勢いは良い。
 貴子もアピールでの間の空け方はクライマックスの一発一発を意味あるものにしています。
 もう少し早く幕引きしても良いですが雪崩式バック・ドロップは迫力あるフィニッシュなので問題ない。
 平均より少し上。

BGP公式戦:長谷川咲恵vs.デビー・マレンコ
 デビーはグラウンド・サブミッション中心。
 それだけで試合が組み立てられるようちゃんと考えていますね。
 長谷川とも手が合うようで攻防への持って行き方を
 自分と相手、双方向から考えられるのでスリリングな攻防が生まれています。
 まあまあ良い試合。

C全日本王座戦:吉田万里子(ch)vs.三田英津子
 三田が堂々とした立ち振る舞いでルード・アピール。
 ただ立ち姿が基本なので密度が薄く見えてしまうのが惜しい。
 吉田はこのレベルにしては安定度が高く、
 終盤は白熱したままスピードを落とさずにフィニッシュ出来ていましたね。
 平均レベル。

Dブル中野、みなみ鈴香、堀田祐美子vs.アジャ・コング、神谷美織、テリー・パワー
 抜擢された神谷が活躍するシーンが多いですね。
 テリーも素の身体能力の高さを感じさせ目立っていました。
 しかしこの2人よりスターであるはずの他4人はトリオの性質上ワン・オブ・ゼム化しています。
 意図的に引いている部分もあるのでしょうけどセミとしては少々弱い気がします。
 まあまあ良い試合。

EWWWAタッグ王座戦、3本勝負:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.北斗晶、井上京子
 北斗の上手さが実感できますね。
 相手の行動を踏まえて自分の行動を起こし、控えでもカットなどで試合を動かす。
 そして要所では京子の技を使う事でチームをアピールしています。
 山田も蹴りを適度に押さえていてスピード感がいつも以上に優れていましたね。
 問題は豊田ですね。
 この日の豊田はちょっと粗くて京子の可能性を十分に活かしきれないし、
 何より北斗とのずれは大きく危険なミスが頻発しています。
 もう少し考えれば途中から調節出来たはずなんですけどね。
 中々良い試合。

総評
 そこまで力を入れていない大会なのでしょうが、
 しっかりクオリティを満たす編成になっていて実際結果を残しています。
 (執筆日:2/21/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@沼田三絵美、渡辺智子vs.シンティア・モレノ、伊藤薫
AGP公式戦:下田美馬vs.井上貴子
BGP公式戦:長谷川咲恵vs.デビー・マレンコ
C全日本王座戦:吉田万里子(ch)vs.三田英津子
Dブル中野、みなみ鈴香、堀田祐美子vs.アジャ・コング、神谷美織、テリー・パワー
EWWWAタッグ王座戦、3本勝負:豊田真奈美、山田敏代(ch)vs.北斗晶、井上京子(2−1)