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全日本女子プロレス:サバイバル・シャウト in 後楽園 8/19/90の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間55分です。
SlamBamJam製。

@神谷美織vs.三田恵津子
 (終盤のみ)
 特筆すべきものではないが攻防が多いのでスリリングですね。

A格闘技戦:長谷川咲恵vs.伊藤薫
 (途中から)
 格闘技戦である意味を見せれず。

BクーリーSZ、ブルドッグKTvs.モンキー・マジック・ワキタ、MASAみちのく
 (終盤から)
 技が雑と言うだけで盛り上がれない低レベルな戦い。

C高橋美華、前田薫、エステル・モレノvs.ハイパー・キャット、ラ・ディアボリカ、井上京子
 ルチャ・テイストを交えながらハイ・スピード至上主義。
 とにかくエネルギッシュに数打って行くタイプの試合です。
 特別なシーンはそれ程ないですが、
 この試合によってそれぞれが活性している事が伝わってくる、好感の持てる試合です。
 平均的な良試合。

D格闘技戦:堀田祐美子vs.下田美馬
 堀田が1RでKO出来るだろう、となめてかかるも
 下田がヒールの素質を垣間見せて意外に粘る。
 堀田が押されるもスタミナで盛り返し卑怯な手で相手を沈める、と
 意図的でない部分もありますがストーリーは全体を通してありますね。
 ただ基本的に格闘技戦は退屈なんだけど。
 平均レベル。

E立野2000試合出場記念:立野記代、メデューサvs.西脇充子、みなみ鈴香
 メデューサはガイジンにもなれず、粗さも目立つ、で良い所なし。
 他のメンバーも意味の無い技をただ数打っている場面が目立つ。
 悪い試合。

F豊田真奈美vs.北斗晶
 2度目の対決。
 前回北斗が脚を痛めドクター・ストップになったという経緯があります。
 試合は張り手の打ち合いで気持ちを爆発させいきなり大技へ。
 30分というロング・マッチ前提の構築をするのでその後はグラウンドがベース。
 豊田はこの1年で大きく成長した事を感じさせるし、
 北斗もまたキャラが固まってきて両者安定感がありますね。
 見応えのある内容でマイナス・ポイントはありませんが
 30分という時間設定が延び白を奪った事は否定できない。
 中盤は単発でもう少しロープ・ワークを挟みたいですね。
 サブミッションをかける事で自身が余り輝かない北斗は特にそうです。
 また残り5分を切ってからスタンディングに移行するのは遅すぎです。
 好勝負に届かずも中々良い試合

Gアジャ・コング、バイソン木村vs.ブル中野、グリズリー岩本
 乱打戦。
 アジャ、ブルが相手の弱い方を叩きのめして強さをアピールしていきます。
 ブルの重い蹴りは素晴らしいですし、アジャも自分の持ち味を良く知っていますね。
 ただブルがやはりアジャより頭1つぬきんでたパワー・バランスにあるので
 一騎打ちを中心には持ってこないでそれぞれの思いのこもった闘争4通りを散らして魅せる形となっています。
 バイソン、グリズリーも十分に奮闘してスポット・ライトを奪っていましたね。
 ブルの凄まじいまでの強さのセルフ・アピールは必見ですが、
 問題は汚い乱闘であり全然シーン間で構築もへったくれもない事です。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

 試合後ブルとアジャのケージ・マッチが決定。

総評
 当時の全女が掲げる売りがどれも一定の成功を収めている好大会です。
 残念なのは実況が恐ろしく下手で、更にはうるさい事です。
 (執筆日:9/10/10)

DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@神谷美織vs.三田恵津子
A格闘技戦:長谷川咲恵vs.伊藤薫
BクーリーSZ、ブルドッグKTvs.モンキー・マジック・ワキタ、MASAみちのく
C高橋美華、前田薫、エステル・モレノvs.ハイパー・キャット、ラ・ディアボリカ、井上京子
D格闘技戦:堀田祐美子vs.下田美馬
E立野2000試合出場記念:立野記代、メデューサvs.西脇充子、みなみ鈴香
F豊田真奈美vs.北斗晶(30分時間切れ引き分け)
Gアジャ・コング、バイソン木村vs.ブル中野、グリズリー岩本