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全日本女子プロレス:Best of AJW 1985の分析


名勝負 なし
好勝負 WWWAタッグ王座戦、3本勝負:クラッシュ・ギャルズ(長与千種、ライオネス飛鳥)(ch)vs.ダンプ松本、クレーン・ユウ(2/25/85)

@WWWAタッグ王座戦、3本勝負:クラッシュ・ギャルズ(長与千種、ライオネス飛鳥)(ch)vs.ダンプ松本、クレーン・ユウ(2/25/85)
 序盤から長与が流血。
 血を流してふらつく中でカリスマ的格好良さを見せるます。
 自分のポジション、その見せ方を良く分かっていますね。
 それも作った感ない、ナチュラルな所がまたカリスマです。

 そんな長与とダンプの絡みは最高のもの。
 段階を踏んで魅せていきます。

 また瞬間的には煽り能力最高のダンプに目がいきますが、ユウも良いですね。
 上背の高さを活かしたムーブは唯一無二ですし、
 試合攻防上はダンプ以上に良い仕事をしていると言えます。

 1、2本目の決め方良く流れが出来て3本目へ。
 
 レフェリーもKOされ更にカオスになる中、
 ダンプが長与の髪を切る暴挙に出ます。
 そのままドサクサ紛れの決着。
 髪切りマッチへのTo be continuedな内容で、
 王座戦らしい攻防は少な目ですが、
 3本勝負の構成含めストーリーを上手く紡いでおり、
 試合としても十分評価できる内容でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

A敗者髪切りマッチ:長与千種vs.ダンプ松本(8/28/85)
 リング・アウト決着なし、セコンドもリング上がるの禁止の完全決着ルール。

 覆面でセコンドに扮したダンプが不意打ちしてスタート。
 鎖から缶、ハサミ、と凶器をフルコースで使い、
 長与の流血でスペクタクル性を生み出します。

 この形式に至るまでの抗争、煽り力がダンプの真骨頂なので
 試合スキル自体は弱いものの
 圧倒的熱量にのっかって、良い方向で試合はまとまっていますね。

 最後は椅子攻撃により長与がダウンし10カウントで決着。
 エースの長与が髪を失ってしまうのが
 悲劇的で現実的な全女の世界観ですね。

 飛鳥やジャガーらが助けようとするも極悪同盟に抑えつけられ、
 その目の前で長与は髪を切られるドラマのようなシーン。
 ファンも本気で泣き叫んでおり、全女の歴史の中でも
 トップに位置付けられる名場面でしたね。

 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/25)