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2025 Year in Review


2025年プロレス・シーン振り返りです。
(2025年1月24日時で執筆)。



■名勝負/好勝負数の変化から見るプロレス・シーン
〇全体の傾向
2024年は名勝負数、好勝負数が2023年に比べて半減したというのが大きなトレンドでした。
今回見てみると、名勝負、好勝負数は復調傾向にあります。

〇アメリカ
アメリカにおいてはインディー団体から有望株を刈り取っていった結果ですが、
2025年はその有望株が引き抜かれたメジャーで活動を開始し、結果を残していって復調につながったかというところですね。
メジャーとしては2年前のレベルにかなり近づいてきていると。

特にWWEは名勝負多くなってきており、PLEの試合数を絞る団体側の思惑も良い方向に働いていると言えるでしょう。


一方でインディーに目を向けると、
2年前と比べると好勝負を出せる団体数が減ってしまった傾向は昨年と同じ。
全体としては寂しい数字ですが、喜ばしいことがありましたね。

米インディー・ファンとしては今や郷愁にも紐づくROH。
昨年は全く名勝負も好勝負もなかった悲惨な状況だったんですが、2025年は結果を残してくれました。
PPVだけでTV放送は微妙なままのようですが、この結果だけで嬉しいですね。

あとはGCWですね。
一時期はインディ・マットを引っ張る団体でしたけれども、
いつの間にか興行数ばっかりが多くなって、外れが多すぎる団体のイメージにもなっていました。
昨年は好勝負3試合という寂しい結果でしたが、2025年は7試合となっており、ちょっと存在感が戻ってきました。

しかし相変わらず不安要素もあります。
2025年、GCWに続いて好勝負数を残しているのがDPWなんですね。
今年日本興業があると言われていますが、活動停止になってしまうので2026年はここが期待できません。

ここで活躍してたメンバーが、新天地で活躍してくれればいいんですが、
DPWは面子の良さもさることながら、団体自体がすごい試合作っていこうよと後押しできる団体だったんですよね。
彼ら他のインディー団体に流れて好勝負を生み出せるかというと、そう簡単にはいかないでしょう。

2026年インディーにはこの不安を杞憂に終わらせて欲しいですね。


〇日本
続いて日本を見ていくと、新日本プロレスがちょっと一時期の勢いがなくなってきたかなっていうのが2024年。
同じく2023年には及ばないのですが、復調傾向にありますし、
多少の変動があっても圧倒的盟主であることに違いはありません。

同じメジャー所ではNoahが2024年に比べて好勝負数を落としてしまいました。
OZAWAはじめとしてそれぞれの個性が立っているのは間違いないので歯がゆいですね。
それでも年末に60分アイアン・マン・マッチで名勝負を残し一矢報いました。

全日本プロレスは2024年に比べて復活。といっても2023年が残念な結果だったのでまだ足りず。
こちらも面子が揃っていない訳ではないのですが、
今の現状に対する切迫感が足りずマイ・ペースな印象も。


日本のインディー団体ではドラゴンゲートですね。
2024年大きな復調を見せましたけれども、それが偶々ではなかったことを証明しました。
まだまだ望月やYAMATOは頑張ってくれそうですが、
彼らが一線を張っている内に若いレスラーがこのまま伸びて行くと面白い。

DDTは安定していますね。
そのカラーに思うところはありつつも、
やはりインディーの中ではずば抜けていて、もう揺るがない地位を確立しました。


〇メキシコ
続いてメキシコを見ていきますが、一番の変化はAAAですよね。
WWEが買収という衝撃的な変化のあった一年。
クオリティ軽視な団体でしたが、買収後はWWEレスラーの派遣もあって劇的に興行として洗練させ結果を残しています。
2大団体でありながら試合ではズタボロだったAAAにメスが入ったというのは大きいことです。
ルチャ・リブレの独自性が失われるんじゃないか、という危惧もあるでしょうが、
それを考慮してもAAAはひどかったので、これは間違いなく良いことだと思います。

CMLL。
こちらは試合で毎年結果を残してきた団体ですが、
2025年はYouTube配信が定着し、世界に目を向けた展開をしていたのではないかと。
毎週のように気になる試合があって、好勝負数は2024年の1.5倍以上になっています。
いまCMLLは面白いので、このタイミングで気になる人は是非チェックして欲しいですね。


メキシコのインディーは中々情報が入らない所があって、
2023年、2024年が本当にゼロなのかは不確かですが、
少なくとも2025年はインディーでも面白そうな試合があり、総じて今ルチャ・リブレは熱くなってきていると言えるでしょう。


〇他大陸
日本、アメリカ、メキシコ以外のいわゆるプロレス後進国、
ほぼヨーロッパ、オーストラリアを意味する訳ですが、
2024年に比べると復調し2023年のレベルに戻っています。

その中でRevPro、wXwというインディーの中での大手所がリード。
結果を残している団体数も多く、一時期のムーブメント程ではないにしても安定してきています。


〇女子プロ
いろんな各ジャンル見てきましたが、2025年は女子プロ。
2025年はまさに豊作の年でした。
2年前と比べて落ちた、落ちてるけど、とそれぞれのジャンルで何度も話してきましたが、
女子プロだけは2023年を遥かに超える数字、
名勝負でいうと2倍近く、好勝負数でも1.5倍くらいになっていますね。

この変化で1番大きいのはスターダムですね。
マリーゴールドとの分裂。
分裂しなかった方がいいんじゃないかと2024年思ってしまったんですが
数字を取り戻し、むしろ上回っている。
トップ層の一部が抜けた後、中間層がレベル・アップする機会に恵ま、非常に今良い流れにありますね。
中野たむの引退もありましたが、ビッグ・スターが1人抜けたことの影響を全然感じさせない充実ぶりを見せています。

マリーゴールド。
岩谷加入が大きかったですね。実際に半数以上に岩谷が関わっています。
ただそれだけでなく団体としてカタチが出来て、
STARDOMと同じく他のメンバーの成長を感じられた一年でした。

TJPWも充実。
トップ層が厚く、2024年からは好勝負が3倍に。
外部からの刺激に頼らない中でのこの変化は素晴らしいですね。


メジャーだけでなくインディーも良かったですね。
Sareeeが他の団体に貢献しつつ、
引き続き自主興行も成功に導いています。

他の団体も結果を残しました。
それぞれの団体が頑張ったというのもありますが、
団体間の交流が2025年は増えたからかなという印象もあります。
1番印象的なのはマーベラスとマリーゴールドの対抗戦ですね。
これはもうどの試合も全部成功していました。

女子プロは古くから暗い情念渦巻くマットでもある側面はあって、
団体も色々できては潰れて渦巻いていた所ありますが、
こちらも令和になって変わってきましたね。

団体と団体の垣根が下がって、化学反応を生んでいて、
2026年は更なる飛躍が期待できる面白いジャンルだと思います。
女子プロあまり見ないよっていう人も、ここはぜひチェックしてほしいですね。


〇フィギュア
最後におまけですが、フィギュア・プロレスですね。
フィギュア・プロレスと言ってももうWSC一択なのですが、
編集技術、フィギュアを動かすテクニック、史実の使い方が
更にスキル・アップしてお見事の一言です。

2025年の作品はどれもレベルが高く驚いた1年でした。
2026年もぜひ頑張ってほしいですね。

以上、各シーンの振り返りでした。

面白い試合が多すぎてチェックするのが大変、という
嬉しい悲鳴を上げる一年に今年もなりそうですね。