アメプロ大賞2023投票@:古城ベニーさん
あけましておめでとうございます。
アメプロ大賞に投票します。
・MVP
1位:ウィル・オスプレイ
2位:グンター
3位:イリヤ・ドラグノフ
MVPとベストバウトはある程度リンクさせるべきと思っていて、
そういう意味でもオスプレイはまぁ1位かなと。
日常的に5つ星を出すレスラーなんて聞いたことないですよ。
リングの将軍はWWEでも強かった。
体形が変わっても闘う場所が変わっても強さは変わりませんね。
年間通して強さの象徴であり続けました。
そんなグンターを倒す候補の最右翼が彼。
ハードヒットはそのままに、表情、身振りでドラマティックにリングを彩る舞踏家。
今年のシングルマッチはほぼ外れなかったですね。
・年間最高試合
1位:ブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr.(AEW WrestleDream 2023/10/1)
2位:ケニー・オメガvs.ウィル・オスプレイ(AEW/NJPW Forbidden Door 2023 2023/6/25)
3位:スワーブ・ストリックランドvs.ニック・ウェイン(DEFY 2023/4/8)
2023年、いやプロレス史に残るテクニシャン対決。
このワクワク感、それに比例する内容が今後生まれるかというと
懐疑的になってしまうのでこちらを1位に。
ケニーも1年通して(年末には憩室炎になってしまいましたが)コンディション良かったですね。
個人的にケニーvs.オスプレイを引き継ぐ流れとして竹下vs.フレッチャーがあるのも強い。
この4人でインクレディブル・マッチとかも見たいですけどね。
ウェインの代表作はこれかvs.アレキサンダーの二択なのですが
タイタス戦がTLC戦という性質上人体破壊ショー的なニュアンスが強く、
エンターテインメント性が薄れたのに対し
こちらは闘いというフィールドをフル活用できていた印象が強かったので。
・最優秀タッグ
1位:サミ・ゼイン&ケビン・オーエンズ
2位:ABC
3位:バン&マシューズ
やっぱり組んだ時のサミ&KOは強いですよ。
ここ数年の活躍度合いから比べると、RAWで闘う王者として
彼らを見ることが出来るとは思わなかった。
WMのウーソズ戦はPWG愛、インディーへの献身性が
二人を日の当たる所へ押し上げたベスト・モーメント。
ABCの安定感は素晴らしい。
タッグの構造に対する理解力が秀でていますね。
オースティン、ベイという異なる分子が混じりあう姿はDIYっぽくもあります。
インディーにおけるハイフライヤータッグは色々いますが、
その中でもちょっと抜けてるかなと思うのがB&M。
彼らの動きは操演されている人形のように精緻で繊細です。
・敢闘賞
1位:イホ・デル・ヴィキンゴ
2位:アレックス・シェリー
3位:クラウディオ・カスタニョーリ
noteのほうではMVPにしたヴィキンゴですが、敢闘賞があるのでこちらに。
ありとあらゆる団体で超絶飛翔を見せてくれましたね。
シェリーはTNAの旗印にようやくなれたという点、レスリングへの情熱を
取り戻してくれたという点が大きい。
インディーでも精力的に活動していましたね。
試合数ゆえか負傷が多かったのが少し心配材料ではある。
AEWの裏番長はカスタニョーリですよ。
彼がいなかったらAEWもROHも回っていなかった。
そういう点を踏まえての敢闘賞です。どの試合も彼の良さが十二分に出ていた。
・最優秀女性選手
1位:アテナ
2位:リア・リプリー
3位:マーシャ・スラモヴィッチ
アテナの視野の広さ、フィールドの使い方は驚嘆に値する。
シーンを止めない、常に場面展開を動かすという点に関しては業界随一では。
ROH以外でももっと見たかったですね。
世界のMAMIに上り詰めたリア。
彼女の働きぶりに苦言を呈する人物はいないでしょう。
その漢気でJD影のリーダー役になりRAWを盛り立てました。
今年も八面六臂の活躍が光ったマーシャ。
GCW王者にもなりましたからね。
今年はTNAにおいてシングル王座を狙ってほしいところでもある。
・個人的イチオシで大賞
1位:ダリアン・ベングストン
2位:コーディ・チャン
3位:アクセル・ティッシャー
AEW Darkにも出場経験のあるベングストン。
QTマーシャルと関係性があるようですね。
キルトのスカートという特徴的なコスチュームで
くせっけのあるレスリングをしてきます。彼はいいですよ。
チャンはオールラウンダーとして飛躍的に活躍の幅を広げましたね。
オーソドックスなことを丁寧に高い水準で行うということが実に巧み。
彼はもっと評価されて欲しいなぁ。
元アレキサンダー・ウルフのティッシャーを3位に。
今のティッシャーは脂が乗り切っていますね。
独自の世界観を築けるという点では来日希望。
・新人賞
1位:ティファニー・ストラットン
2位:ピーター・ティハニ
3位:ライアン・クランシー
2021年デビューのティファニー。
WWEPCでイチから鍛えられた正真正銘の生え抜き選手。
彼女の技は的確で正確ですね。それに加えて高い身体能力。
今が一番レスラーとして良い環境にいるなということを感じさせてくれます。
2018年デビューのティハニ。
ヨーロッパ、もとい海外インディーにおける若手ハイフライヤー枠では彼がトップクラスかと。
ティッシャーとの抗争が印象的でしたね。
ファンシーの異名を持つクランシー。
2019年デビューで、昔ながらのグラウンドテクニックは一見の価値あり。
ザック・セイバーJr.と対戦したりと早くも周囲の期待感が伺えます。
・最優秀大会
1位:Impact Wrestling Under Siege 2023 2023/5/26
2位:WWE WrestleMania 39 Saturday 2023/4/1
3位:AEW/NJPW Forbidden Door 2023 2023/6/25
今年は大外れのPPVが少なかった印象ですが、その中でもある程度全体通して楽しめたものを3つ。
・最優秀団体
1位:WWE
2位:Impact Wrestling
3位:DEFY Wrestling
WWEのスケール感、ダイナミズムは他の団体にはやはり真似できない。
それでいてNXTは常設会場の熱気というインディー団体でしかありえない要素を取り込んでいる。
不満がないわけではないが期待値が上回っている状態がTKO買収含め続いています。
TNA改称は正直驚きましたが、新鮮なマッチメイク、話題づくりという点では去年より目立ったのかなと。
そのため納得できない部分も生まれてしまいましたが、これは団体としてやむを得ない。
とりあえず2024年はジェイク・サムシングをプッシュして!
DEFYが無料で見られるというのは結構大きいですね。
WremixというABEMAのような広告付き動画サービスがプロレス界でどういう位置づけになっていくか楽しみですし
駄目でも独自サブスクがあるので痛手ではない。商売上手ですね。
そういう点で他のインディーと差別化できた点がこの順位に来ている。
・頑張りま賞
1位:フレッド・イェハイ
2位:リー・モリアーティ
3位:トレイシー・ウィリアムス
イェハイに関しては試合云々より、主要な団体に出られる存在でなくなってしまったことがとにかく残念。
悲しいですが、ドレイク・ヤンガーのように他国へ活路を見出すしかないのでは。
正直日本に来られても複雑な思いしかないですが…。
まさかの2年連続ランクインという不名誉な記録を作ったモリアーティ。
STPに入ったりしてますが、そもそもシェイン・テイラー自体がTKの寵愛を受けていないので…。
試合の指向性に関しては見るべき部分もあるので、2024年は機会が欲しいですね。
そんなモリアーティよりもさらに下の層にカテゴライズされてしまっているトレイシー。
所属ではないから仕方ない、という声も分かりますが、ワークホースメン辺りはチャンスを貰えているので…。
このままROHに居続けてもメリットはないかもしれませんね。
・最優秀抗争
1位:セス・ロリンズvs.フィン・ベイラー
2位:カーメロ・ヘイズvs.イリヤ・ドラグノフ
3位:マイク・ベイリーvs.ジョナサン・グレシャム
WWEで生まれた遺恨をWWE内で回収するという構造が僕は好きなんです。
そういう意味でセスvs.フィンはリアルな怪我に起因しており、とても入り込める抗争でした。
あの頃とは違う二人で向き合えていたのが良かったですね。
カーメロvs.イリヤは三部作として完璧。
試合よし、ストーリーよし、と文句のつけようのない高水準でしたね。
急上昇中のトリック・ウィリアムズも絡んできて複雑な人間模様でした。
GCW直輸入カードがImpactで実現。
ノーテーマでも面白い試合が作れる辺りがエディvs.ベノワっぽいですね。
ただストーリーをもっと与えていたら…と考えるとやや惜しい部分もある。
ImpactのロースターとTVプログラムの時間を天秤にかけた時余りキャパを割けない事情も分かりますが。
以上です。
今年もよろしくお願いします。