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アメプロ大賞2023投票結果発表


■MVP
1位:ウィル・オスプレイ 26P
1位:ブライアン・ダニエルソン 26P
2位:セス・ローリンズ 20P
次点:アレックス・シェリー 16P

 今年のMVPは大混戦。
 ダニエルソンとオスプレイが同Pで1位となりました。
 両者ともベスト・イン・ザ・ワールドぶりを見せつけた一年でした。
 オスプレイは敢闘賞に流れた1票がこっちに入っていれば単独1位でしたね。

 2位セス、3位シェリーもまた1票敢闘賞に流れてしまっており、
 この1票がMVPになっていたら結果は違ったものになっていましたね。
 それぐらい各レスラーがそれぞれの自団体、立ち位置で
 しっかりと王座を守り続けた一年でした。


■最優秀試合
1位:AEW世界王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:MJF(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(AEW Revolution 3/5/23) 26P
1位:ブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr.(AEW WrestleDream 10/1/23) 26P
3位:テキサス・デス・マッチ:スワーヴ・ストリックランドvs.アダム・ペイジ(AEW Full Gear 11/18/23) 18P
次点:タッグ王座戦:ウーソーズ(ch)vs.ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン(WWE WrestleMania 39 Saturday 4/1/23) 16P

 2021年に続きAEWが1位〜3位を独占。
 そして1位は両方ブライアン・ダニエルソン。
 ジャンルが違うので票が分かれつつも同一レスラーが1位、2位を占める所にダニエルソンの異能を感じますね
 
 3位は記憶に新しいデス・マッチ。スワーヴの狂い咲きに魅了されました。

 次点はWMメインを最高のハッピー・エンドで締めくくったタッグ・マッチでした。


■最優秀タッグ
1位:ケヴィン・オーウェンス、サミ・ゼイン 36P
2位:ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー、ドミニク・ミステリオ、ダミアン・プリースト、リア・リプリー、JDマクドナ) 24p
3位:FTR 20P
次点:MJF、アダム・コール 14P

 1位は先の通りWMメインを飾ったケヴィンとセミ。2023年の顔でしたね。

 昨年1位のFTRも得票していたものの
 FTRを押さえて2位に輝いたのはジャッジメント・デイ。
 タッグ王座だけでなく、ダミアンがMITB獲得、リアが女性王座を獲得しており、
 チームとして機能し、それぞれが実績を残しましたね。

 次点はMJF、コール。他よりも活動期間が短かい中で健闘しました。


■敢闘賞
1位:マイクベイリー 26P
2位:エル・イホ・デル・ヴィキンゴ 20P
3位:ギュンター 16P
次点:ロッキー・ロメロ 14P

 1位は昨年MVPのベイリー。
 今年はMVPではなく敢闘賞に票が集中しましたが、
 昨年に続きどこの団体でもコンスタントに好試合を残しており納得の1位ですね。

 2位はヴィキンゴ。
 今年のルチャ旋風の代表格として票を稼ぎました。

 3位はギュンター。1票MVPに流れており、それ次第でもう1ランク・アップもありえました。
 防衛ロードはどれもクオリティが高く、史上最長のIC王者としてふさわしい。
 この絶対王者を誰が破るのか注目ですね。

 次点はロメロ。
 コンディションが素晴らしく、CMLLを盛り上げました。
 彼の日本やUSインディーでの活躍を知る人は是非これを機にCMLLも見て欲しいですね。


■最優秀女性レスラー
1位:アセナ 36P
2位:リア・リプリー 28P
3位:マーシャ・スラモヴィッチ 14P

 ROHの絶対王者であるアセナが1位に。
 ROHを観る理由になりえるほど充実しているので要チェック。

 2位はリプリー。
 最優秀タッグでジャッジメント・デイが得票したのは
 彼女の活躍が多分にあると再確認させますね。
 WMのシャーロットとの一戦は見事でした。

 3位はマーシャ。2021年から1ランクずつ落していますが、
 これは日本での活動もあったからでしょうね。
 2023年も素晴らしいパフォーマンスを維持していました。


■個人的イチオシで大賞
1位:コーディ・チャン 12P
2位:ダリアン・ベングストン 10P
2位:ジェイ・リーサル 10P
2位:アレックス・ケイン 10P
2位:モノモス 10P
2位:エル・ベンディード 10P
2位:ステファニー・バッケル 10P
2位:ザッカリー・ウェンツ 10P

 被らないことで有名な部門ですが、
 コーディ・チャンが2人から票を獲得したことで
 それぞれの1位投票を追い越して1位に。
 DEFYで2トーナメントを制覇。
 自身初となるシングル王座を持って年を超しました。
 2024年どう成長するか楽しみですね。

 他、思い思いに投票。
 知らない名前があれば是非チェックしてみてください。


■新人賞
1位:ティファニー・ストラットン 36P
2位:ピーター・ティハーニ 16P
3位:イチバン 10P

 今年は新人っぽい新人が少なかったか票自体が少な目。
 
 その中でティファニーが独走ぶっちぎり。
 大スター:ベッキー・リンチを相手に
 堂々と立ち回った試合は印象的でしたね。

 2位にはドイツの若手ティハーニ。
 3位にUSインディーからイチバンとなっています。


■最優秀興行
1位:WWE WrestleMania 39 Saturday 4/1/23 42P
2位:Impact Wrestling Under Siege 5/26/23 30P
3位:AEW Revolution 3/5/23 18P

 1位はWM。
 実はWMが1位を取るのは久しぶりで
 アメプロ大賞を始めた2007年、2008年以来です。
 また、NXTを除けばWWE PPVとしても1位を取るのは2014年以来。
 それぐらいWWEが、WMが、久しぶりにやってのけたぞ、と喝采を挙げたくなる内容でしたね。
 
 WWEを中心にアメプロは回っているので、
 WWEが底力を見せつけてくれる程アメプロが面白くなります。

 2位はImpact Wrestling。
 1位こそWWEに譲りましたが、昨年に続き上位にランクイン。
 Impactの好調さを見せつける結果になりました。
 メインのマクリンvs.PCOが大化けしたのもこの得票数につながったでしょうね。

 3位はAEWのRevolution。
 AEWが独占傾向にある部門でしたが、
 今年は多少散ったことを考慮しても得票数が伸びず。
 2024年は挽回して欲しいですね。
 

■最優秀団体
1位:WWE(46)+NXT(10) 56P
2位:Impact Wrestling 34P
3位:AEW 30P

 最優秀興行に続いてWWEが1位。
 2021年はまさかの0Pという結果に終わりましたが、
 2022年からぐんと右肩上がりで1位。
 NXT名での投票を除いても1位で文句なしです。

 2位は昨年に続きImpact Wrestling。
 第3の目としてファンの信頼感の厚さを感じさせます。
 団体名をTNAに戻す2024年はどんな一年になるでしょうか。

 3位はAEW。
 1位の常連でしたが、昨年に続き1位ならず。
 抱えるレスラーが多くなりすぎて
 運営の難易度が難しくなっている新たなフェーズ。
 次なるステップ・アップが望まれます。


■頑張りま賞
1位:CMパンク 16P
2位:エディ・ソープ 10P 
2位:フレッド・イーハイ 6P
2位:ジェイ・リーサル 10P
2位:アレック・プライス 10P
2位:チャーリーデンプシー 10P

 お騒がせパンクが2年続けて1位に。
 票数が少なくなっているのはどっちに受け止めたら良いのか汗

 2位はそれぞれ思い思いに。
 昨年の面子は選出されていませんが、
 一矢報いたレスラーもいれば、引き続き影薄のレスラーもいますね。

 昨年記載したブレイ・ワイアット…こんな形になるとは。
 ご冥福をお祈り申し上げます。


■最優秀抗争
1位:ローマン・レインズvs.サミ・ゼイン(WWE) 52P
2位:カルメロ・ヘイズvs.イルヤ・ドラグノフ(NXT) 28P
3位:アセナvs.ビリー・スタークス(ROH) 18P

 最優秀タッグにも寄与したレインズとサミの抗争劇が1位に。
 
 2023年に行われた数え歌の中でも印象的なカルメロvs.イルヤが2位。

 3位はROHでじっくり時間をかけて練られたトップ王座のストーリー・ライン。

 昨年に続いてAEWはランク外。
 ここのテコ入れが最優秀興行や最優秀団体奪還の鍵か?


■総評
 2022年はImpact Wrestlingが4部門1位を取ったことが印象的でしたが、
 2023年はWWEが5部門で1位に。
 トップ・メジャーの貫禄を見せつけましたね。

 一部で苦戦の見えたAEWでしたが、MVP、年間最高試合は相変わらず独占しており、
 持ち前の強みは失われていません。

 Impact Wrestlingも好調継続で、更なる飛躍の年。

 この3団体が凌ぎを削り合う中、2024年は是非インディーも負けじと頑張って欲しいですね。