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アメプロ大賞2021投票:番外編:小泉"ダーティ"次郎の日本も含めた場合の投票


日本も加えて対象を決めた場合は下記。
ネットプロレス大賞に投票できなかったので。

■MVP
アメプロ大賞時はこちら。
1位:ブライアン・ダニエルソン
2位:ジョシュ・アレキサンダー
3位:ダニエル・ガルシア

 まず追加で名前が上がってくるのはオスプレイとセイバーですね。
 この2人を前にするとガルシアは勿論、
 アレキサンダーもやや分が悪い印象です。

 オスプレイは悪童ですが、新日本で見事な活躍。
 離脱後もイギリス・マット復興に多大なる貢献をしたことは無視できません。

 セイバーも充実していてこの3人が世界最高峰であることは間違いない。
 他の2人に比べるとセイバーは新日オンリー。
 ただ、その分タッグ、トリオでも活躍していて、
 特にタッグは新日での扱いが低かった所を大きく引き上げたのは
 セイバーがタイチとタッグを組んで活動を行ってきた成果だと思います。

 とここで大事なレスラーを忘れていたことに気づきます。
 朱里ですね。
 最優秀女性部門があるからそっちに回すには失礼な程の活躍。
 情熱的でありながら2021年の朱里は
 相手を受け止め切る懐の深さがあって
 STARDOMが更なる一歩を推し進める求心力となりました。
 
 名勝負・好勝負数も参考に見てみると
 オスプレイが名勝負5試合、好勝負6試合、
 セイバーが名勝負3試合、好勝負9試合、
 ブライアンが名勝負5試合、好勝負6試合、
 朱里が名勝負3試合、好勝負5試合。

 …。
 ますます悩ましい。

 名勝負数でセイバーをオスプレイ、ブライアンのやや下に。
 
 時の人、という点で朱里とブライアンが少し上。
 最後は印象論ですが、ブライアンはトップの一歩下でプロレスを楽しんでいましたね。
 それを気楽というと語弊があるけれども
 朱里は一方で自分の過去の歩みも含め絵色々背負って覚悟を持って走りぬいていた。
 そういう意味では朱里の方がほんの僅かだけ、
 2021年のMVPという栄光を背負う資格が強いように感じました。

変更後の結果はこちら。
1位:朱里
2位:ブライアン・ダニエルソン
3位:ウィル・オスプレイ


■年間最高試合
アメプロ大賞時はこちら。
1位:ブライアン・ダニエルソンvs.鈴木みのる(AEW Rampage 10/15/21)
2位:AEW世界王座イリミネーター・トーナメント準決勝:ブライアン・ダニエルソンvs.エディ・キングストン(AEW Rampage 10/27/21)
3位:NXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(WWE NXT Takeover 36 8/22/21)

 追加で上がってくるのは下記の試合。
 ・NEVER無差別級王座戦:鷹木信悟(ch)vs.棚橋弘至(新日本プロレス 1/31/21)
 ・IWGP世界ヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.鷹木信悟(新日本プロレス 5/4/21)
 ・CC公式戦:宮原健斗vs.ジェイク・リー(全日本プロレス 5/3/21)
 ・GHCヘビー級王座、ナショナル王座戦:中嶋勝彦(Heavy ch)vs.拳王(National ch)(Noah 11/28/21)
 ・5STAR GP決勝:朱里vs.渡辺桃(STARDOM 9/25/21)
 ・ワールド・オブ・スターダム王座戦:林下詩美(ch)vs.朱里(STARDOM 12/29/21)

 鷹木vs.棚橋は試合が組まれる経緯からして運命性を感じさせ、
 両者の軸が定まりながらもその立ち構えのスタンスが
 絶妙に変容して化学反応を続けたという点では
 いわゆる単純な壮絶さとは違う豊潤さがあり頭一つ抜けていますね。

 オスプレイvs.鷹木は終盤こそ5スター・マッチを超える
 とんでもない攻防の数々でしたが、
 ウォルターvs.イルヤと同じ理由で年間最高試合という栄誉の前ではやや落ちるか。

 宮原vs.ジェイクは止まっていた時を再度動かしつつ
 ジェイクが2年前とは違うスタイルによりそれを実現させたのはエモいですね。
 
 Noahからは数え歌のフルタイム戦。
 フルタイムの完成度ではダニエルソンvs.ペイジに一歩劣る印象もありますが、
 2人の数え歌のエッセンスが詰め込まている魅力的な内容です。
 また、この試合自体が2021年のNoahイムズを代表、体現していて、
 その点でレスラー個人の試合という枠を超えた位置づけにあるように思います。
 その点で宮原vs.ジェイクよりも重みを感じました。
 
 朱里vs.桃は全女の異常な熱量を現代に蘇らせた試合の一つですが、
 何より1試合挟んで朱里が彩羽ともえげつない試合を同日にしている、というのが信じられない。
 同一にこのクオリティをやってのけたのはプロレス史の中でも初でしょう。
 ただ試合自体の背景としては凄いであってエモいではないか。

 その点で朱里vs.林下を上に。
 朱里のこの1年の締めくくりにして一つの終着点。
 それ故にこの日の朱里はかなぐり捨てて立ち向かっていて、
 強さの一方で弱さも抱えていたし、何より団体等含めて全員が臨んでいた絵姿、結末という点も大きい。

よって変更後の結果はこちら。
1位:NEVER無差別級王座戦:鷹木信悟(ch)vs.棚橋弘至(新日本プロレス 1/31/21)
2位:ワールド・オブ・スターダム王座戦:林下詩美(ch)vs.朱里(STARDOM 12/29/21)
3位:ブライアン・ダニエルソンvs.鈴木みのる(AEW Rampage 10/15/21)
4位:GHCヘビー級王座、ナショナル王座戦:中嶋勝彦(Heavy ch)vs.拳王(National ch)(Noah 11/28/21)
5位:NXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(WWE NXT Takeover 36 8/22/21)

 ちなみにアメプロ大賞時のままだと5位はダニエルソンvs.キングストンですが、
 歴史的な名勝負の評価もまた重いので、次点に回す訳にはいかず入れ替え。



■最優秀タッグ 
アメプロ大賞時はこちら。
1位:ヤング・バックス
2位:ヤング・ガンズ
3位:RKブロ

 新たに候補としては新日本プロレスからセイバーJr.、タイチ。
 Noahから杉浦貴、桜庭和志でしょうかね。

 MVPでも触れた通りタッグの立場が弱い団体の中で、
 その位置づけを変容させた働きは並大抵のものではなく
 セイバーJr.、タイチを1位に差し替え。

 杉浦、桜庭は桜庭の異質感を残したまま
 スムーズに試合の中に溶け込ませたのが魅力的でしたが、
 王者としての活動歴が丁度半分2020年とまたがっていてその点で少し不利でしたかね。

 ほかバリヤン・アッキと駿河メイ。
 ChocoPro環境を巧みに使いこなしていて
 昨年から更にレベル・アップしましたね。
 ただ2020年で既にベースは完成していましたから、
 2021年の勢いの点ではヤング・ガンズに一歩劣るか。次点に。


変更後の結果はこちら。
1位:ザック・セイバーJr.、タイチ
2位:ヤング・バックス
3位:ヤング・ガンズ


■敢闘賞
1位:ドリュー・マッキンタイア
2位:アレックス・シェリー
3位:ジャングル・ボーイ

 敢闘賞として追加されるのはまず鷹木。
 トップ王者をここにランクするのは失礼に見えるかもしれませんが、
 今年は本当に相手が悪かったと思います。

 また鷹木は良くも悪くも新日の系譜の王者というよりは
 戦闘民族的に激闘を繰り広げた新しい王者像だったので、
 印象としてはMVPとは少し違ったかな、と思います。
 ただ名勝負6試合は実はMVPのどのレスラーよりも多いですからね。
 とんでもない活躍だったと思います。

 続いて飯伏。
 ベルト論争、誤嚥性肺炎、と自分の意図しない所で翻弄され、G1決勝も脱臼で貫徹できず欠場。
 しかし1年振り返ってみれば名勝負1試合に好勝負9試合。
 これを敢闘と言わずに何というのか、という感じですね。

 最後に竹下。
 一時のオカダ・カズチカのような
 飛びぬけた存在で団体をリードしました。

 あと、中嶋や拳王も入ってきても良い気がしますが、
 Noahは各レスラーを上手く使って盛り上げたが故に
 個人賞を考える時に少し印象票が分かれてしまって挙げ切るには至りませんでした。


変更後の結果はこちら。
1位:鷹木信悟
2位:飯伏幸太
3位:竹下幸之助

  
■最優秀女性選手
1位:マーシャ・スラモヴィッチ
2位:ビアンカ・ブレア
3位:ミッキー・ナックルズ

 MVPの朱里が勿論一番ですが、ここでは殿堂入りということで入れず。
 
 他挙がってくるのはまず林下詩美。
 長期政権の中でそれぞれと過酷な試合を繰り広げましたが、
 よく故障もせず最後のあるべき試合までバトン・タッチしたな、と脱帽です。

 続いて中野たむ。
 通常ならトップの下、2番手の王座と位置付けられる所を
 等しい価値あるベルトへと情念で押し上げた偉業は称えるにふさわしいものです。

 あとは駿河メイでしょうね。
 上記の通りアッキとのタッグは最優秀タッグ候補ですが、
 メイ・サンとしての沙希様とのタッグもまた魅力的。
 シングルでも瑞希との試合は良かったですね。
 
 ただマーシャのブレイク感も凄かったので、次点に。


変更後の結果はこちら。
1位:林下詩美
2位:中野たむ
3位:マーシャ・スラモヴィッチ


■最優秀大会
1位:AEW Full Gear 11/13/21
2位:AEW All Out 9/25/21
3位:GCW Tournament of Survival 666 6/5/21

 候補に挙がってくるのはSTARDOMの10th AnniversaryとDream Queendomですね。
 どちらも見事なクオリティでしたが、
 大会として見るとアメリカン・プロレスのストーリー・ラインを絡めた
 1大会の構成、パッケージ化はビジネスの質感を見せつけられましたね。
 AEWは本当にその中でも群を抜いていると思います。


変更後の結果はこちら。
1位:AEW Full Gear 11/13/21
2位:AEW All Out 9/25/21
3位:STARDOM Dream Queendom 12/29/21
 

■最優秀団体
1位:AEW
2位:Impact Wrestling
3位:RPW

 候補に挙がってくるのはSTARDOM、新日本プロレス、Noah。
 そこにAEWが残る4団体が候補ですが、
 やはり上記と同じくTVという舞台装置を活かして
 エンタメ性をも追及しているAEWが一歩抜きんでいるか。
 
 日本の3団体に関してはどれも充実していましたが、
 やはり2020年からの振れ幅でいうとSTARDOM。
 元々スター・レスラーは揃っていましたが、
 それが試合面でも爆発し、全女黄金時代以上に魅力を感じています。

 同じ振れ幅という面で新日本プロレスよりかはNoah。
 久しく続いていた新日一強時代に切り込む勢いがあり、
 その仕掛けにワクワクさせられましたね。


変更後の結果はこちら。
1位:AEW
2位:STARDOM
3位:Noah