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アメプロ大賞2021投票A:チャッキーさん


アメプロ大賞2021に投票します。

MVP
@ジョシュ・アレキサンダー
Aケニー・オメガ
Bブライアン・ダニエルソン
(次点:ローマン・レインズ)

重視したのはこれまでのキャリアと比べての充実ぶり。
というわけでジョシュを1位としました。
主戦場のImpact Wrestling、そしてインディーでも活躍。
TJP戦やイェーハイ戦などの名勝負を生み出し、
相手を活かす試合運びも素晴らしかったです。

オメガはAEW、Impact、AAAの三冠という実績がまず圧巻。
その上で試合のクオリティも高値安定でした。
惜しむらくは新日本時代を観ているだけに、
そしてドン・キャリスの介入が多かっただけに、
キャリアベストとは言い難かったことですかね。

WWEからAEWへと主戦場を変えながらも、
両団体で名勝負を生み出したアメドラを3位に。
何度目の全盛期なのか、もはや脅威ですね…。
移籍前後の空白期間を理由に順位を下げましたが、
フルタイムで活躍していたらと思うと恐ろしいです。

次点のレインズにも言及しておきますと、
上半期の時点ではMVPかと思っていました。
ただ、ミステリオ戦やエッジ戦、シナ戦など
ベテランとの試合が今一つ跳ねなかったので次点に。
エッジをロリンズが完璧に活かしたのも影響しました。
祭典でのザ・ロック戦が噂されていますが、
シナよりもブランクが大きいロックを相手に
試合クオリティが残せるのかは不安ですね…。

年間最高試合
@ケニー・オメガvsブライアン・ダニエルソン(AEW Dynamite:Grand Slam 2021/9/22)
Aフレッド・イェーハイvsジョシュ・アレキサンダー(AAW Destination Chicago 2021/9/2)
Bブライアン・ダニエルソンvs鈴木みのる(AEW Rampage Buy In 2021/10/15)

もっといい試合があったかもしれませんが、
年間で一番ワクワクしたのは1位の試合でしたし、
その期待を損なうことのない大激戦でした。
加えてオメガの王座陥落と手術による欠場で
「もう二度と観られないかもしれない」という
“Once in a Lifetime”感が増したように思えます。

2021年のプロレス界のトレンドを考えたときに
「フルタイム」が上げられるように思えます。
そんなフルタイム戦の中でも至高の一戦をチョイス。
リアルタイムで観ていて興奮が止まりませんでした。
イェーハイの代表作にもなりましたね。

3位はペイジ戦やキングストン戦とも迷いましたが、
リビングレジェンド2人の名勝負にしました。
新日本では軽んじられていた「鈴木みのる」ブランドを
活かしてくれたことも感涙ものでしたね。

最優秀タッグ
@RK-Bro(ランディ・オートン、リドル)
AELITE(ケニー・オメガ、マット・ジャクソン、ニック・ジャクソン、ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソン、アダム・コール)
Bセカンド・ギア・クルー(マンス・ワーナー、マシュー・ジャスティス、ワン・コールド・マンダース、AJグレイ、エフィー)

選考を通じてRK-Broの1位は揺るぎませんでしたね。
ヘル・ノーのような凸凹タッグは実に魅力的。
オートン、リドルともにシングル戦線でも活躍し
RAWを引っ張る屋台骨としての役割を果たしました。

2位はヤングバックス名義にするか迷ったのですが、
6人タッグ、8人タッグ、10人タッグと拡張しても
乱れないチームワークには惚れ惚れしましたね。

3位はインディーからセカンド・ギア・クルーに。
GCWを中心に獅子奮迅の活躍ぶりでしたね。
各々がシングルでも結果を残したのも評価したい。

乗り越えようコロナ危機大賞
PWGの復活

PWG復活のアナウンスがあったときに脳裏をよぎったのは
「昔よりもカードが弱くなるんじゃないか…?」という
不安だったのですが、完全に杞憂に終わりましたね。
ブッキングするレスラーとそのマッチメイク、
さらに試合クオリティまで脱帽ものでした。
BoLAもサプライズ参戦者含め楽しみですね。

敢闘賞
@ダニエル・ガルシア
Aデイビー・リチャーズ
Bアレックス・シェリー
B鈴木みのる
Bダニエル・マカベ

今回の選考で一番悩んだのがこの敢闘賞でした。
一時は候補者が総勢20人にまで膨らんだことも。
タッグやイチオシ賞、新人賞に割り振りましたが、
最後に残った5人は削るに削れずこんな結果に。
3位の3人には2点ずつ与えてくだされば幸いです(笑)。

とはいえ1位は迷うことなくガルシアに。
キャリア的には新人賞の枠にも入れられますが、
今年の活躍は敢闘賞に相応しいでしょう。
いつどこの団体で誰を相手にしても外すことのない、
抜群の安定感は若手とは思えないものでした。

2位はまさかのカムバックを果たしたリチャーズに。
4年間のブランクは厳しいかと思いましたが、
ブランクをも自分のファイトスタイルに組み込んで
再構築するという離れ業には驚かされました。
それでいて全盛期の鋭さも残しているのは圧巻。

3位の3人は(評価対象となる)試合数がほぼ同じでしたね。
シェリーは衰えを感じさせないテクニシャンぶりで
IWTV王座を獲得するなど活躍が目立ちました。
みのるは評価対象が2ヶ月の海外遠征に留まりましたが
いくつもの作品を生み出す充実ぶりでしたね。
そしてマカベ、昨年のコロナ禍は試合数も少なかったですが
今年は下半期にかけて精力的にリングに上がり、
その確かな実力で楽しませてくれました。

最優秀女子選手
@マーシャ・スラモビッチ
Aミッキー・ナックルズ
Bビアンカ・ブレア

1位はインディーで狂い咲いたマーシャに。
ガルシアとのピュアルール戦での正統派な一面と、
ハードコアな試合で見せたデンジャラスな一面。
どんな局面にも対応できる実力は折り紙つき。
Impactに所属しても引き続き活躍してほしいですね。

まさかまさかの復活を遂げたミッキーを2位に。
AKIRA戦を筆頭に、本当に圧巻の1年でしたね…。
デスマッチのなんたるかを叩き込む師匠格として、
この勢いが今年も続くように期待します。

ロイヤルランブル優勝、レッスルマニアのメインで勝利と
実績を積み重ねたビアンカも素晴らしかった。
ただサマースラムでの陥落の仕方が酷かったことと、
その後で便利屋的に扱われたことは不憫でしたね。

個人的イチオシで大賞
@マイク・ベネット
Aマット・カルドナ
Bブライアン・キース

上記の通り、敢闘賞候補者が多くを占めています。

WWEを失意のうちに退団したベネットですが、
ROHではピュアルール戦を通じて自己を確立し、
インディーでも若手を相手に好勝負を連発。
ROHの活動休止で、今後にも注目が集まりますね。

昨年のAEWやImpactでの試合は不安定なものでしたが、
インディーでのカルドナは水を得た魚のようでした。
卓越したアピール力とメジャースタイルのプロレスで
ヒールとしての商品価値を高めましたね。

ダイヤの原石として発掘されたキース。
試合ではまだまだ荒っぽい要素も散見されますが、
その先行きを期待したくなってしまいました。
GCWでもっと揉まれてほしいです。

新人賞
@Rok-C
Aアレック・プライス
Bファスト・タイム・ムード

キースと同じくNew Texas発のRok-Cを1位に。
キャリア4年、20歳とはとても思えないほどの
安定したレスリングの技術が光りました。
ROH女子王座を戴冠するも団体は活動休止、
今もっとも今後の去就が注目されていますね。

ガルシアがLimitlessを離脱した穴を埋めたプライス。
ウィーラーYUTAに関しても同じことが言えますが、
主戦場とする団体とその他に参戦する団体とで
ベビーとヒールを使い分けられているのがまずスゴい。
伸びやかなムーブにも可能性を感じますね。
Rok-Cと同様、WWEのトライアウトを受けたという
報道もあったので、どうなるか注視したいです。

3位にはドイツインディーからムードを。
wXwにもコンスタントに出場していますね。
実直なファイトスタイルには好感が持てます。
色々と複雑な状況だったマーティ・スカルを相手に
王者として堂々と試合を作ったのも高評価のポイント。

最優秀大会
@Free The Narrative 1(2021/7/3)
AAEW Full Gear(2021/11/14)
BGCW Tournament of Survival 666(2021/6/5)

1位がこの大会でいいのか、本当に悩みました。
ただ1年を振り返って一番印象に残っていたのは
WWEをリリースされた人々の「リアル」な感情でした。
EC3の自己/他者プロデュース力に驚嘆しましたね。
個人的には、カルドナの入場は今年のベスト入場です。

All Outはリアルタイムで興奮しっぱなしでしたが、
落ち着いて観直すとFull Gearのほうが好みでした。
MJFvsアリンやルチャ・ブラザースvsFTRなど、
通好みの試合が多かったのも嬉しかった。

3位はデスマッチトーナメントの歴史に残る神大会。
例年なら1位でもおかしくなかったですね。
リング内外の演出にグッとくる部分が多かったです。

最優秀団体
@AEW
ALimitless Wrestling
BGCW

AEWが1位。当然としか言えないですね。
ロースターの拡充で勢いをどんどん増していました。
ただビッグ・スウォールの批判が話題になったように
設立当初からのロースターは明暗が分かれました。
今年は契約が切れるロースターも多いでしょうから、
この勢いがどうなるのか予想しにくいですね。

今年もっともステップアップしたのはLimitless。
ガルシアの王座戦が注目の的となりましたが、
脇を固めるタッグ戦線や女子戦線も見所がたっぷり。
IWTVでのストリーミングは若干遅めですが、その分試合前後のコメントもあるので文句なしですね。

2020年はICW No Holds Barredに押されたGCWですが、
ゲイジやルチャ勢の活躍、そして持ち前のストーリー性で
1年を通じて話題を提供し続けられたのは素晴らしかった。

頑張りま賞
@NXT
Aトニー・ストーム
BJTダン

いい意味でも悪い意味でも1位はNXT。
見失っていた本質を取り戻したのはよかったが、
その過程で多くの優秀な“レスラー”を失いました。
この選択が正しかったのかわかるのは数年後でしょうが、
1人でも幸せな人が増えるように祈りたいです。

年の瀬にWWEから退団したトニーを2位に。
インディーでの輝きが薄れてしまっていたので
悪い意味でのランクインを予定していましたが、
場所を変えることで再び輝けるよう期待したいです。

いい意味でのランクインは3位のJTダン。
久しぶりに日の当たる舞台に出てきましたね。
新世代のシューターが山ほど現れてきたので
世代間の対決が実現するのが楽しみです。

最優秀抗争
@ケニー・オメガvs“ハングマン”アダム・ペイジ
Aセス・ロリンズvsエッジ
B鈴木みのるのアメリカ一人旅

AEW第1章を締めくくった一大抗争を1位に。
旗揚げから2年以上に及ぶペイジの成長物語を、
ブロディ・リーの死去やペイジ家の第1子誕生など
リアルを交えながら描ききったのは圧巻でした。

ロリンズvsエッジは3戦とも外さなかったことに加え、
リング外でのマイク合戦やエッジの自宅襲撃など、
WWEらしい遺恨の育み方もあって盛り上がりましたね。

3位はちょっと反則気味ですがみのるのUS遠征に。
その土地の実力者と試合をしていくスタイルは
盟友・高山善廣に「NWA王者みたいじゃんお前!!!」と
言わせるほどに充実した「ロード」でした。

以上になります。よろしくお願いいたします。