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小泉"ダーティ"次郎さんが選んだアメプロ大賞2014


アメプロ大賞
・MVP
1位:セス・ローリンズ
2位:ジェイ・ブリスコ
3位:ドリュー・グラック
 団体の顔となっていたか、と試合におけるプロレスの技能の2軸で。
 今年は例年と比べると横並びの印象。

 王座こそ取っていないもののストーリーにしっかり絡み、
 一年を通してハード・ワークと共に技能を披露したセスを1位に。
 
 ジェイは印象に残った試合が少ないものの
 王座への執着心、王者としての誇りの語り様は
 飛びぬけたものを感じるので。

 インディーでオールド・スクールな面白いレスラーが揃ってきて
 着実に活躍の場が増えている根本には彼の存在、仕事っぷりがあるのではないかと。

 
・年間最高試合
1位:CZW王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.ビフ・ビューシック(CZW 4/27/14)
2位:ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)(WWE Elimination Chamber 2/23/14)
3本勝負:バルバロ・カベルナリオ、ネグロ・カサス、ドラゴン・リーvs.ヴィルス、ハチセロ、カチョーロ(CMLL 5/23/14)
 正統派レスリングの傑作を1位に。
 CZWでグラックとビフが出会い、このような試合が生まれたことは
 ほんとに奇跡的なものを感じる所もあります。

 2位はヒールvs.ヒールの垣根を越えて
 魅力的なチームの激突で6人タッグの面白さを派手に爆発させた試合を。

 3位は2位に比べると地味ながら美しさなら引けを取らず。
 CMLLの今年の注目選手が集まり、それぞれが見事に観客を魅了しました。


・最優秀タッグ
1位:ヤング・バックス
2位:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)
3位:ウーソーズ
次点:ワイアット・ファミリー、ザ・シールド
 ヤング・バックスはここ数年ずっとインディー・タッグを背負っているだけに
 レッドラゴンの活躍の方が印象では上回っています。
 しかし冷静に考えるとヤング・バックスの飽きなさ、
 どこの場に上がっても楽しませる懐の深さは
 まだまだレッドラゴンを上回っていて1位は譲れないかと。
 ということでレッドラゴンを僅差の2位に。

 3位はストーリー上目立たないものの
 WWEにおいて安定した仕事をし続けたウーソーズに。

 ワイアッツは何も描かれずに解散したことが残念なので次点。
 シールドは解散後セス、アンブローズシングルで飛躍したので
 かえってタッグとしての印象が今年は若干薄いか。
 

・敢闘賞
1位:セドリック・アレキサンダー
2位:ディーン・アンブローズ
3位:トレヴァー・リー
 MVPとは違ってここに挙げたいレスラーは何人もいました。
 ただ、その中で自分の団体だけではなく
 他の幾つもの団体で好勝負を残していたセドリックを1位に。

 アンブローズはキャラの特性のせいで
 大味なギミック・マッチを与えられることが多く、
 彼の深みをまだまだ出せていない印象があるのでMVPではなく敢闘賞の方に。

 リーは昨年のMOTYに選んでいることもあって新人賞というより敢闘賞に。今年一層活躍してCWF-MAにインディーの雄を逆輸入できれば尚面白そう。


・新人賞
1位:カチョーロ(CMLL)
2位:デューカリオン(Chikara)
3位:バルバロ・カベルナリオ(CMLL)
 一番資質を感じたカチョーロを1位に。
 お父さんのブルー・パンテルに見劣りしない
 偉大なルチャドールになれる可能性は十分にあると思います。

 2位は新人にも関わらず一大抗争劇のラスボスをしっかり務め上げたことを評価。
 年末に敗北してしまいましたが、これで終わりにせず2015年も目立った活躍を期待。

 3位は1位と同じくCMLLから。
 どんな試合にも全力で臨んでいた印象が強いルチャドールですね。


・最優秀大会
1位:WWE:Elimination Chamber 2/23/14
2位:CMLL:81th Aniversario 9/19/14
3位:Chikara:Tomorrow Never Dies 12/6/14
 5つ星の大会はなかったものの
 飛びぬけた充実度を誇っていた大会が1位と2位の2つ。
 
 3位は難しい所でしたが、Chikaraの年末大会。
 すべてのカードが一つの盛り上がりを迎えて組まれているのが流石。
 

・最優秀団体
1位:WWE
2位:CMLL
3位:PWG
 インディーからの引き抜きで圧倒的な選手層になってきたWWEを1位に。
 各地区のスターを終結させたものの
 レスラーとしての活躍の場を奪った80年代が思い起こされますが、
 NXTが上手く回って試合でも活躍しそうな期待感があるのがプラスに。

 CMLLは新しいスターを何人も生み出した印象が強く、
 アトランティスvs.ゲレロのビッグ・マッチを実現させたのもポイント。

 3位はPWG。
 インディー引き抜きの影響で
 一時期の勢いは今年も復活しませんでしたが、
 ROHよりも早くリーを参戦させたりとPWGらしさは健在だったので。
 

・頑張りま賞
1位:シルヴァー・アント(Chikara)
2位:トマッソ・チャンパ(ROH)
3位:ローマン・レインズ(WWE)
 1位はシルヴァー・アント。
 Chikara外ではグリーン・アントですね。
 彼の技巧はグラック、ビフ、リーに匹敵するものがあります。
 Chikara系列に収まらず他の団体に打って出て、
 特に上記3人との遭遇を期待します。

 2位はチャンパ。
 気性の激しさと技術的な上手さはオースチンを彷彿とさせます。
 波にのってきているので個人的にはもう王座を任せるに値する選手。
 
 3位はレインズ。
 2015年に活躍の場を与えられるのは間違いないでしょうが、
 セス、アンブロが既に活躍しているだけにハードルは高い。


・最優秀抗争
1位:オーソリティvs.WWE正規軍
2位:イカルスvs.デューカリオン
3位:ショッケルvs.ルーシュ
 WWEの強みを見せた一大ストーリーを1位に。
 
 2位はChikara復興から年末まで丁寧に作ったストーリー・ライン。
 
 3位は前年に続いてルーシュ絡み。
 2人がぶつければどの試合も激しい内容になってましたね。