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Wrestling Heart:Match of the Year 60's part2の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ジャイアント馬場vs.フリッツ・フォン・エリック(JWA 12/3/66)

インターナショナル王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.デストロイヤー(JWA 3/5/69)

1965年
@なし


1966年
A3本勝負:ジャイアント馬場vs.フリッツ・フォン・エリック(JWA 12/3/66)
 フリッツが試合開始時に仕掛けます。
 その獰猛な動き、打撃のハードさには目を見張ります。
 場外戦を仕掛けてアイアン・クローでリングに引き入れる。
 試合開始して数分もしない内に恐ろしいイメージを見事に作り上げました。
 馬場も攻めに体が乗っていて喧嘩的説得力があります。
 馬場が1本取ったにも関わらず、
 カウント3直後下からフリッツのクローが炸裂したのはドラマチックでしたね。
 1本目は褒めっぱなしの内容。
 2本目は引き続きラフ・ファイトですが、余り幅がないことを露呈していますね。
 しかしながら攻防ではなくフリッツが後ずさりするシーンなど
 怪物俳優としての身振り、表情がドラマチックに彩りました。
 フリッツがクローで追いついた後の3本目はますます荒々しい乱戦。
 ここまででクローの威力を散々見せ付けられてきたので
 クロー封じに馬場が椅子を持ち出すのも理に沿ってはいる。
 まあフリッツが仕返しに椅子を使った際にDQを取るという不透明決着はもやもやを残すけれども
 通常決着に適切な攻防は既に使い果たしているしこれもありと言えるでしょう。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:3/4/12)


1967年
Bインターナショナル・ヘビー級王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ジーン・キニスキー(JWA 8/14/67)
 (1本目40分弱経過時から)
 馬場が体躯の大きさが目立つグラウンド
 キニスキーはリズムの伴った打撃で主導権を掴もうとします。
 迫力ある打撃の打ち合いから16文で馬場が先取。
 2本目はキニスキーの腕狙いから。
 完全にやり方を心得た打撃の打ち合いを挟んでキニスキーの首絞めといったラフ・プレイに移ります。
 両者ダウンを挟んでキニスキーがダイビング・ニーを連発し1対1。
 3本目は再び打撃の打ち合いからクロー。
 ここからは適当な織り交ぜですね。
 立ち上がったキニスキーが馬場に引っかかってこけたのも間抜けでした。
 特に大きなうねりがないまま60分時間切れを迎えます。
 しかしこの試合はここからが本番。
 5分延長となると、技の大盤振る舞いで盛り上がりました。
 2発目のダイビング・ニー・ドロップを自爆させてのハーフ・ボストンで絵を作って5分時間切れ。
 終わりよければ全て良しで素晴らしい試合だった印象を生み出しました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:3/4/12)


1968年
なし


1969年
Dインターナショナル王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.デストロイヤー(JWA 3/5/69)
 デストロイヤーは上手いですね。
 自分のヒールっぷりをアピールするためと装いつつ
 馬場の圧力を感じさせようという意図を忍ばせている。
 技術で相手を押さえつければ、馬場も返せないまでもその中でちゃんとリアクションを示している。
 上質なレスリングです。
 途中からデストロイヤーが腕攻めに打って出ると
 馬場は大きな身体を転がしながら対抗し、
 形骸的ではあるが体の大きさを生かしたレッグ・ロックで対抗する。
 全日レスリングの装いがあり、
 猪木のようにダメージが蓄積していくというよりは韻で元に戻る進行となっているが、
 完全にペースをコントロールしているので時間の経過をまったく感じさせません。
 デストロイヤーは序盤から要所で4の字を狙っていますが、
 真実味ある抵抗の結果、その価値は維持され窮地を演出し続けている。
 一方でそれが決まらないために後半からラフ・モードに転じるというのも腑に落ちる展開です。
 合理的だが荒っぽい脚攻め、卑怯な暗器仕込みヘッド・バッドでドラマ性を付与して
 流血した馬場の見事な丸め込み1本まで持って行きました。
 リアルタイムで60分ない上1-0という状態で終わるので最後にもやっとした気持ちが残りますが、見事なレスリング・マッチでした。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:10/1/11)

注目試合の詳細

Dインターナショナル王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.デストロイヤー(3/5/69)
 デストロイヤーがロープに押し込み張り手。
 馬場がすぐ殴り返そうとしてデストロイヤーがひるむ。
 馬場がアーム・ロック。
 デストロイヤーがロープに逃げる。
 デストロイヤーがアーム・ロック。
 切り返しから逃れる。
 馬場が腕を取って倒す。
 デストロイヤーが体勢を変え両肩をつけにいく。
 腕を取り座り込む。
 腕にストンピング。
 パンツを後ろで掴んで倒し腕を取る。
 起き上がろうとしたので腕をまたいでヒップ・ドロップ。
 腕を極める。
 転がして腕を取る。
 腕を取り蹴り上げる。
 ようやく起き上がった馬場が張り手。
 張り手で倒す。
 デストロイヤーが場外に転がり出る。
 リングに戻ってくる。
 馬場が転がって脚を取り倒す。
 レッグ・ロック。
 デストロイヤーがロープに逃げる。
 馬場が引き離してリングに叩きつける。
 レッグ・ロック。
 デストロイヤーが下にもぐりこんで倒し4の字を狙う。
 馬場が蹴り飛ばし逃れる。
 デストロイヤーがヘッド・ロック。
 馬場がロープに振りヒップ・トス。
 アーム・ロックを狙う。
 逃れられるもアーム・ドラッグで腕を取る。
 上に引っ張る。
 脚を絡めて倒しアーム・バー。
 デストロイヤーがロープに手を伸ばすも馬場が元に戻す。
 逃れようとするデストロイヤーを倒し元に戻す。
 デストロイヤーが身体を転がしヘッド・ロックへ。
 馬場がグラウンド・ヘッド・シザースにすぐ返す。
 その状態で腕を取る。
 デストロイヤーが逃れグラウンド・ヘッド・ロック。
 馬場がすぐグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
 デストロイヤーが体勢を変えてすり抜けヘッド・ロックへ。
 しかしグラウンド・ヘッド・シザースにすぐ返される。
 体勢を変えられるも元に戻す。
 デストロイヤーが体勢を変え逃れる。
 起き上がるのを待って張り手。
 ヘッド・ロック。
 コーナーを使ってグラウンドに倒す。
 馬場がグラウンド・ヘッド・シザース。
 デストロイヤーが跳ね除けグラウンド・ヘッド・ロック。
 グラウンド・ヘッド・シザースへの返しをさせずアーム・ドラッグ。
 グラウンド・ヘッド・ロックへ。
 馬場がグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
 デストロイヤーが体勢を変えて上にかぶさり両肩を押し込む。
 パンツを掴んだりロープに脚を当て押し込む。
 レフェリーが気づく。
 ならばとデストロイヤーが4の字を狙う。
 馬場が抵抗し蹴り飛ばすとデストロイヤーは場外転落。
 リングに戻ってくる。
 組むとデストロイヤーがヘッド・ロック。
 馬場がロープに押し、直角のロープに走る。
 馬場が中央で止まりチョップを構える。
 デストロイヤーがロープを掴んで止まる。
 20分経過。 
 組むとデストロイヤーがヘッド・ロック。
 馬場がロープに押しビッグ・ブーツを狙う。
 デストロイヤーはロープを掴んで止まりかわす。
 組むと馬場がスナップ・メア。
 首4の字。
 スナップ・メアから首4の字。 
 馬場が反転して逃れレッグ・ロック。
 チン・ロックも同時に決める。
 デストロイヤーが噛み付いて逃れる。
 馬場がハーフ・ボストン・クラブ。
 ロープ・ブレイク。
 馬場が中央に戻しレッグ・ロック。
 チン・ロック。
 デストロイヤーがロープに逃げ場外で間を置く。
 デストロイヤーはリングに戻ると
 凶器を隠し持った手で腹にパンチ。
 ひるんだ馬場を殴り倒す。
 蹴り上げ殴りつける。
 ボディ・スラム。
 脚にヒップ・ドロップ。
 4の字を狙う。
 馬場が張り手で倒す。
 馬場がロープに振りビッグ・ブーツ。
 チョップを打ち下ろす。
 命乞いするデストロイヤーのマスクを掴んで起こそうとする。
 チョップを打ち下ろす。
 サミング。
 ロープに振りチョップを構える。
 デストロイヤーがコーナーに押し込みショルダー・ブロックを連打。
 馬場が張り手で倒す。
 ボディ・スラム。
 ニー・ドロップでカバー。
 デストロイヤーがロープに脚をかける。
 起こそうとする馬場にデストロイヤーがアーム・ドラッグ。
 腕にニーを落とそうとする。
 馬場がボディ・シザースに捕らえる。
 30分経過。
 後ろにそらしてマットに叩きつける。
 もう1度狙う。
 デストロイヤーが着地してロープに走る。
 馬場が巴投げ。
 デストロイヤーが場外に出て間を置く。
 リングに戻る。
 馬場がヘッド・ロック。
 ロープに飛ばされショルダー・タックル。
 ヘッド・ロック。
 デストロイヤーが脚を抱え込む。
 馬場が張り手を連打しヘッド・ロック。
 デストロイヤーがロープに押しドロップ・トー・ホールド。
 レッグ・ロック。
 ロープに脚をかけ圧力をかける。
 脚を持って場外に出るとエプロンに叩きつけていく。
 リングに戻り脚にヒップ・ドロップ。
 4の字を狙う。
 馬場が転がって逃れる。
 組むと馬場が蹴り上げていく。
 組むと馬場が脚を持とうとする。
 ロープに逃げられるもヒップ・トス。
 馬場がすぐ起き上がりヘッド・ロック。
 ロープに押すとすくい投げからキー・ロック。
 馬場が逃れ股裂き。
 デストロイヤーがヘッド・ロック。
 馬場がロープに押しボディ・スラム。
 カバーするもカウント1。
 マスクに手をかける。
 ターン・バックルにぶつけていく。
 脳天チョップを打っていく。
 カバーするもデストロイヤーはロープに脚をかける。
 ボディ・シザース。
 クルーシーフィックス。
 その状態でマットに叩きつけていく。 
 ロープ・ブレイク。
 馬場がチョップを打ち込み場外に落とす。
 45分経過。
 デストロイヤーは戻ってくるとマスクに何かを仕込みヘッド・バッドで倒す。
 場外に落とす。
 再びマスクに仕込み場外でヘッド・バッド。
 リングに戻る。
 エプロンに上がってきた馬場の額に拳を打ち込む。
 馬場が流血する。
 額に何かを打ち込んでいく。
 馬場が起き上がり張り手にチョップ。
 ロープに振りビッグ・ブーツ。
 カバーするもカウント2。
 やしのみ割り。
 もう1発。
 カバーするもカウント2。
 ロープに振りチョップで倒す。
 カウント2。
 ロープに振りビッグ・ブーツへ。
 デストロイヤーが受け止め4の字を狙う。
 馬場は蹴り飛ばすとロープに跳ね返ってきた所で巴投げから丸め込む。
 1,2,3!
 馬場が先取!
 デストロイヤーはカウントが早すぎると抗議。

 デストロイヤーが噛み付く。
 頭部にニーを落とそうとする。
 馬場はかわすとロー・キック連発。
 脚を取って倒しハーフ・ボストン・クラブ。
 デストロイヤーがロープに逃げる。
 デストロイヤーが脚を掴んで倒す。
 ロープに脚をのせヒップ・ドロップを狙う。
 馬場はかわすとロー・キック連打。
 アトミック・ドロップ。
 カバーするもデストロイヤーがロープに脚をかける。
 残り5分。
 馬場がロープに振りドロップ・キック。
 カバーするもデストロイヤーがロープに脚をかける。
 馬場がロープに振りドロップ・キックへ。
 デストロイヤーはロープを掴んでかわし自爆させる。
 ヘッド・バッドで倒す。
 カバー。カウント2。
 ヘッド・ロックを決めるとコーナーに叩きつける。
 ボディ・スラム。
 ダイビング・ニー・ドロップを決めカバーするもカウント2。
 デストロイヤーがヘッド・ロック。
 馬場がロープに押すと両者激突し倒れる。
 デストロイヤーがボディ・スラムを狙う。
 馬場が体重をかけて潰すもロープに脚がかかる。
 馬場がロープに振りショルダー・スルー。
 カバー。カウント2。
 脳天チョップ。
 ボディ・スラム。
 ニー・ドロップへ。
 デストロイヤーはかわして自爆させる。
 馬場の脚をロープの上にのせヒップ・ドロップ。
 脚にヒップ・ドロップ。
 もう1発。
 4の字を狙う。
 馬場が蹴り飛ばす。
 残り1分。
 馬場がロープに振りチョップ。
 ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
 デストロイヤーが蹴り上げて倒す。
 脚にヒップ・ドロップを打っていく。
 残り10秒で4の字を決める。
 しかし時間切れとなる!
 デストロイヤーは4の字を決めた俺の勝ちだろ、
 試合時間もまだ残っているはずだ、と抗議する。

試合結果

@なし
A3本勝負:ジャイアント馬場vs.フリッツ・フォン・エリック(2-1)(DQ)(JWA 12/3/66)
Bインターナショナル・ヘビー級王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ジーン・キニスキー(1-1)(60分時間切れ→延長5分時間切れ)(JWA 8/14/67)
Cなし
Dインターナショナル王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.デストロイヤー(1-0)(60分時間切れ)(JWA 3/5/69)