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Wrestling Heart:Match of the Year 50's part2の分析


名勝負 なし
好勝負 NWA王座戦、3本勝負:ルー・テーズ(ch)vs.力道山(JWA 10/13/57)

1955年
@なし

1956年
Aバーン・ガニアvs.ウィルバー・スナイダー(5/6/56)
 ベビーフェイス対決とあって
 綺麗なアーム・ドラッグから始まり
 じっくりとロックをロックに切り返す技巧戦が繰り広げられます。
 ガニアが腕に狙いをつける展開から均衡を崩し、
 そのままじっくりと展開の焦点を定めたまま魅せていきます。
 離れた際も緊張感を維持できていますね。
 延長上でスリーパー/コブラ・ストレッチの攻防を一度織り交ぜて盛り上げました。
 普通にこの盛り上がりのままフィニッシュまで持っていっても良かったかもしれませんね。
 その後落ち着かせた後の流れにおいてスナイダーが切るカードを持っておらず
 ガニアが後付で一応流れをつけましたが、
 その前の攻防に比べると見劣りしたことは否めません。
 時間切れではなく両リン決着なら後半の作り方はもう少し融通を利かせられたと思いますね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/4/12)

1957年
BNWA王座戦、3本勝負:ルー・テーズ(ch)vs.力道山(JWA 10/13/57)
 テーズがレフェリーに見えないように拳を打ったり、間を外したりと
 百戦錬磨の王者ならではの戦略を見せますが
 プロレスでしかありえないような行動に観客からは笑い声が起こっています。
 それでも人々を熱狂させたのは
 組む、という動作からグラウンドでサブミッションをかけるまで
 基本構築が一貫して人並み外れた素早い動作で行われているからです。
 そして異常なしなりを見せるロープ・ワークのスケールの大きさに圧倒されるからです。
 50年代の方法論の少なさで61分フルタイムというのは少々きついものがありますが、
 テーズの誰も及ばぬ実績が生み出す貫禄と、
 力道山の鬱々として、それでいて溌剌としたチョップによるエネルギー、
 そのサムシングはこの試合を特別なものにしています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/1/10)

1958年
Cなし

1959年
Dなし

注目試合の詳細

BNWA王座戦:ルー・テーズ(ch)vs.力道山(10/7/57) 
  テーズは コーナーに押し込み拳打ちという反則技を多用し先手を取る。
  テーズ・プレスから覆いかぶさる。
  テーズは守勢に回るや再びコーナーで拳打ち。
  力道山はテーズ・プレスを狙ったテーズに伝家の宝刀空手チョップを炸裂させる!
  力道山がカバーしようとするもテーズは両肩をつかせずロープに逃げる。
  力道山はベア・ハグを、テーズはヘッド・ロックから拳打ちを狙っていく。
  力道山が再び空手チョップを決める!
  しかしカバーには至らず。
  テーズは空手チョップを禁じろと無茶苦茶な抗議をして時間を稼ぐ。 
  力道山は冷静さを保ちクリーン・ファイト。
  テーズは不意をついてアーム・ドラッグからキー・ロック!
  リング中央の力道山はカバーの体勢に持っていくもすぐ体勢を戻される。
  ようやくロープ・ブレイクで逃れる。
  今度は力道山がレッグ・ロックに捕らえる。
  テーズは決められながらもアーム・ロック。
  テーズが攻め勝ちアーム・ロックを決める。
  その間にレフェリーの目を盗み膝を入れる。
  力道山はスナップ・メアに返すもテーズは離さず。
  再びスナップ・メアを狙っていると見せかけレッグ・ロックに切り返す。
  テーズはロープ・ブレイクで逃れるも脚が痛む様子。
  テーズは起き上がるのに時間をかけたりエプロンに出たりと回復の時間を稼ぐ。
  テーズはアーム・ロックをロープ・ブレイクで逃れる。
  力道山はタックルをショルダ・スルーでかわす。
  脚を取ろうとしたテーズにボディ・シザース。
  テーズはロープ・ブレイクで逃れると飛び蹴りへ。
  しかし逆に跳ね飛ばされる。
  テーズは脳震盪を起こしたか起き上がっても逃げに走る。
  力道山が力で抱え上げ放り落とそうとするもテーズはロープを使って阻止。
  力道山は首投げ、ヘッド・ロックで弱らせていく。
  テーズがバック・ドロップに切り返す!
  しかし力道山がヘッド・ロックを離さなかったためテーズもダメージを負う。
  カバーが遅れカウント3ならず! 
  力道山は再び首投げ、ヘッド・ロック。
  テーズがまたバック・ドロップに切り返そうとするところに
  脚をかけ逆に絡み投げ。
  力道山がバック・ドロップを防ぎながら執拗なヘッド・ロック。
  バック・ドロップを決めれないと見たテーズはそれをフェイクに使い股裂きに切り返す。
  力道山は自慢の怪力でロックを外すと地獄固め。
  体固めを狙いあう。
  力道山がえび固めを決めるもロープに逃げられる。
  テーズはドロップ・キックを狙ったところにタックルを食らうも
  すかさず2度目を狙いドロップ・キック炸裂!
  カバーにいけないと見るやキー・ロックに捕らえ追い詰める!
  力道山はロープを掴み逃れる。
  両者警戒して組み合わず睨み合う。
  力道山が不意をついてタックルにいくも不発。
  逆にテーズがタックル狙ってくる。
  力道山はその動きを利用しボディ・シザース。
  テーズの逃れようとする動きを利用しアーム・ロック、キー・ロックへと移行!
  3分以上捕らえられていたがテーズはあきらめずロープ・ブレイクにもちこむ。
  力道山は逃げに入るテーズに攻め込み再びキー・ロック!
  テーズはなんとかロープに脚をかける。
  テーズはロープ・ブレイク時に拳打ちを決めるも
  力道山はここぞとチョップで打ち返す。
  飛行機投げからカバー!しかしテーズはロープに脚をかける!
  テーズは時間切れを狙っている。
  焦る力道山はコーナーに追い詰め空手チョップを連発。
  力道山は飛行機投げを狙うも逃げられる。
  テーズの打撃に空手チョップで応じる。 
  力道山はボディ・スラムからカバーするもカウントは2!
  再び空手チョップ連発へ。
  テーズはわざとダウンし時間を稼いでいく。 
  テーズの作戦が功を奏し時間切れとなる!

試合結果

@なし
Aバーン・ガニアvs.ウィルバー・スナイダー(ダブル・カウントアウト)(5/6/56)
BNWA王座戦、3本勝負:ルー・テーズ(ch)vs.力道山(60分時間切れ)(JWA 10/13/57)
Cなし
Dなし