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東京スポーツ新聞社:Match of the Year 80's Part1の分析


名勝負 '80世界最強タッグ決定リーグ戦ファイナル:ファンクスvs.ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田(全日本プロレス 12/11/80)
好勝負 なし

1980年
@'80世界最強タッグ決定リーグ戦ファイナル:ファンクスvs.ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田(全日本プロレス 12/11/80)
 当時は連携技もほとんどないし
 捕まえた相手を逃したりしてタッグならではの面白みはやや薄いかなと思うのですが
 それはさておき、この試合。
 ファンクスが笑ってしまう程上手いですね。
 老獪なドリーにテキサス魂のテリー、最高です。
 馬場は初めて見たのですが、やはり時代を作るだけありますね。
 あの体形で迫力ないから正直な所あまり期待してなかったのですが、只々上手いです。
 鶴田もこの中では見劣りしますが
 それが逆に鶴田の見せ場になっているという感じ。
 フィニッシュは今からすれば、あっけなさすぎて
 ちょっとがっかりしますが名勝負です。
 この試合は80年の年間最高試合賞(プロレス大賞)を受賞しています。
 (執筆日:8/2/09)


1981年
AAWA、PWF王座戦、3本勝負:バーン・ガニア(AWA ch)vs.ジャイアント馬場(PWF ch)(全日本プロレス 1/18/81)
 (1本目1回カットあり)
 ガニアが馬場を尊重しスケールの大きさを感じさせるように受身を取っています。
 ベースはやや物足りないものの馬場の生命線技での重ね方もそれなりにできていますね。
 3本目。
 ここぞの盛り上げ方は良く知ったもので
 馬場の勢いvs.ガニアの老獪な凌ぎ、と
 やや大味ながら対比的な鬩ぎ合いを演出する事が出来ました。
 最後は両リンですがまあ予想の範囲ですね。
 記念試合としては決着をつけろとは言わないから両リン以外の引き分け方を提示して欲しかったけど。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:12/31/10)


1982年
BPWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.スタン・ハンセン(全日本プロレス 2/4/82)
 馬場Xハンセンの初対決。
 まずは猪木がやっていたクロス・ロープ・ワークから16文を決め開始時から熱狂させます。
 馬場が特徴だった腕攻めでハンセンを押さえつけ、
 ハンセンはグラウンドで体力回復しながらも良い打撃無視を見せて緩急をつけます。
 ハンセンのグラウンドに攻めの目的意識が無く、
 馬場は3本勝負じゃないと各展開の意味合いを重くできないのが辛い所ですね。
 最後は不透明決着、とても年間最高試合と呼べるクオリティではありませんが、
 当時の状況を上手く利用して盛り上げており新日ばりのブックの妙であったといえます。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/26/10)


1983年
Cインターナショナル・ヘビー級王座戦:藤波辰巳(ch)vs.長州力(新日本プロレス 4/3/83)
 初手ラリアットに行きますが、これに対し藤波もラリアットを放ち相打ち。
 手に負えないのにハイ・スパートにいくということは阻止されます。
 まずはレスリングですが組んだ状態から鋭く切り返していて見応えがあります。
 抗争の意味合い、気持ちがリアルに限りなく近づき、そして高まっているが故に
 普段出来ない程の高いレベルでの攻防となっています。
 スポット、仕掛けは唐突で長州の欠点は改善されていないが
 刹那で決まるか決まらないかを見せていく手法が通用する程、土台、雰囲気が出来上がっています。
 場外ラリアットからのフィニッシュへの流れもドラマチックでした。
 年間最高試合に値するクオリティではないが
 藤波vs.長州の数え歌のトップには値することは間違いないでしょう。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/6/12)


1984年
Dアントニオ猪木vs.長州力(新日本プロレス 8/2/84)
 30分弱というこの時点で長州における一番のロング・マッチです。
 こうなると当然中身は正統なレスリングになりますね。
 必然的にこのDVDに収録されている5試合の中で一番のクオリティになります。
 序盤は防御と構えが利いていて動かなくても鬩ぎ合いが伝わるレスリングです。
 またそれが面白いかどうかはともかくサブミッションに瞬発系の大技の織り交ぜによって緩急をつけています。
 フィニッシュも良かったですね。
 ただ相手が年をとっている、しかし猪木という大スターという事で
 変に一進一退となり長州らしさが失われているのは残念です。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:6/25/09)

注目試合の詳細

@ファンクスvs.ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田('80世界最強タッグ決定リーグ戦ファイナル (12/11/80)
  鶴田、馬場組は勝利するしか優勝する手は無い。
  時間制限は45分である。
  鶴田対テリーで試合開始。
  テリーは力比べからアーム・ホイップを決めた所でドリーに交代。
  ドリーは老獪な動きでグラウンド・ヘッド・ロックに捕らえる。
  鶴田はドリーをロープに振るとリープ・フロッグからジャンピング・ニーを狙うが
  ドリーはロープを掴んで決めさせない。
  ドリーが再びグラウンド・ヘッド・ロック。
  鶴田はロープに振ると垂直に走る。
  ドリーがパンチで迎撃しようとするも鶴田はロープを掴んで防ぐ。
  テリーと交代する。
  鶴田がボディ・スラムを決めればテリーもボディ・スラムを決め睨み合う。
  馬場と交代する。
  馬場はロープに押し込みチョップを決めるとテリーは場外に落ちる。
  馬場に連携攻撃を狙う。
  馬場はロープを掴んで避けると同時に16文キックで威嚇。
  ドリーがショルダー・タックルで馬場を倒す。
  もう1発狙った所で馬場がチョップで迎え撃ちカバー。カウント1。
  鶴田と交代。
  レスリングの攻防からドリーが倒しスピニング・トー・ホールド。
  鶴田が蹴り飛ばして逃れる。
  ドリーはすぐにテリーに交代。
  テリーは入るなり鶴田の脚を取りにいく。
  鶴田を捕まえ脚攻め。
  鶴田は中々反撃の機会を掴めない。
  テリーは鶴田を落としリング内へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  もう1発ブレーン・バスターを狙う。
  鶴田が逆に決めカバー。カウント2。
  テリーがすぐにヘッド・バッドを決めて交代。
  鶴田は交代できず。
  鶴田にダブル・ブレーン・バスターを決めカバー。カウントは2。
  テリーがダブル・アーム・スープレックスを狙う。
  鶴田はこらえるとリバース・スープレックスでテリーを場外に落とす。
  交代した馬場がリングに戻ったテリーに襲い掛かる。
  アイリッシュ・ウィップからコブラ・ツイスト。
  テリーが何とか体勢を崩して逃れる。
  しかしアイリッシュ・ウィップを食らい一回転して場外に落下。
  ドリーがテリーをリングに戻してやる。
  馬場がすぐさまコブラ・ツイスト。
  交代した鶴田が引継ぎ腰攻め。
  テリーはキャメル・クラッチを食らったまま自陣に歩み寄りタッチ。
  ドリーが鶴田に襲い掛かりコブラ・ツイストからグラウンド・コブラ・ツイスト。
  鶴田がインディアン・デス・ロックに返す。
  ドリーがグラウンド・ヘッド・ロックに返す。
  鶴田は食らいながらも自陣に行き交代。
  馬場がドリーを捕らえてドロップ・キック。
  カバーするもカウントは2。
  ココナッツ・クラッシュ連発からカバーするもカウントは2。
  ドリーがヘッド・ロックをバック・ドロップに返しカバー。カウントは2。
  アッパーカート連発からカバーするも馬場の脚がロープにかかる。
  30分経過。
  交代したテリーがネック・ブリーカーからスピニング・トー・ホールド。
  馬場はけり飛ばすも起き上がれない。
  交代したドリーがスピニング・トー・ホールド。
  馬場は脳天チョップを食らわせ逃れる。
  交代したテリーが拳を連打しカバー。
  鶴田が入ってテリーを蹴りまくる。
  それぞれがなだめコーナーに戻す。
  両者タッチし鶴田対ドリーになる。 
  鶴田はドリーを振るとドロップ・キックを狙うも完全に読まれており自爆。
  ドリーがダブル・アーム・スープレックスを決めカバー。馬場がカット。
  テリーが鶴田にダブル・アーム・スープレックスを狙う。
  鶴田は防ぐとタッチ。
  馬場が脳天チョップからネック・ブリーカーでカバー。カウント2。
  パイル・ドライバーを決めるもテリーはテキサス魂でカバーさせずタッチ。
  馬場がドリーにアイリッシュ・ウィップを狙う。
  ドリーは座る込むことで防ぐ。
  テリーが馬場にロールング・クレイドル。
  鶴田が入りカットし蹴りまくる。
  鶴田にはブーイングが起こる。
  テリーと鶴田が殴り合うもドリーが2人を引き離す。
  ドリー対鶴田になる。
  鶴田がコーナーに押し込んでアッパーカートを叩き込んでいく。
  ヘッド・ロックを食らっているドリーはニー・クラッシャーに返す。
  コーナーに押し込んでお返しのアッパーカート。
  テリー対鶴田になる。
  テリーは鶴田のパンチを避けると同時にエアプレイン・スピン。
  続けてエルボー・ドロップにいくも避けられ自爆。
  鶴田がカバーするもカウント2。
  鶴田がエルボー・ドロップにいくも避けられ自爆。
  テリーはドリーに交代する。
  鶴田がヒップ・トスを決め油断した所で
  ドリーがバック・スライドを決める。カウント2。
  ドリーがサイド・スープレックスからカバー。カウント2。
  鶴田は自陣に押し込み交代。
  馬場が16文キックからカバー。カウントは2。
  続けてドロップ・キックを狙うも読まれており自爆。
  交代した鶴田が蹴りに行く。
  ドリーは受け止めると倒してスピニング・トー・ホールド。
  鶴田は決められながらも自陣に手を伸ばしタッチ。
  馬場が16文キックからカバー。カウント2。
  もう1発決めタッチ。
  鶴田がコーナー上へ。
  ダイビング・ニー・ドロップに行くもテリーがドリーの盾になる。
  助けられたドリーが鶴田にバック・ドロップ。
  ドリーは場外に倒れているテリーを気遣う。
  ドリーが戻ってきた所で鶴田と馬場のダブル16文キックが炸裂。
  カバーするもカウントは2。
  馬場がロシアン・レッグ・スイープからカバー。カウント2。
  残り5分。
  鶴田がバタフライ・スープレックス、フロント・スープレックスと続けていくもカウント3を奪えない。
  テリーはまだコーナーに戻れないでいる。
  テリーがようやくコーナーに戻る。
  残り3分。
  鶴田がドリーにジャンピング・ニーをきめカバーするもカウントは2。
  パイル・ドライバーでもカウント3奪えない。
  ドリーはエルボーを入れ交代。
  テリーが鶴田に拳を連打。
  残り2分。
  場外で乱闘。
  リングでは馬場がドリーにネック・ブリーカーを決めている。
  テリーがリングに戻ろうとするもロープに振られた馬場と激突。
  突然レフェリーが鶴田、馬場の腕を上げる。
  権利のあったのはテリーと鶴田だったが
  鶴田が先にリングに戻りテリーはリングアウトになったのだという。  
  結果馬場、鶴田組が勝利、そして優勝となる!


BPWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.スタン・ハンセン(2/4/82)
  ゴングが鳴るなり両者垂直に走る。
  ハンセンが中央に陣取りショルダー・タックルを受けてみせる。
  ロープに走る。
  そこに馬場が16文。
  これにはハンセンもダウン。
  しかしすぐに起きあがってくる。
  ハンセンは馬場をコーナーに押し込みチョップを放つ。
  馬場が避けて張り手。そして16文。
  ハンセンも負けじとニー・ストライク。
  ヘッド・ロック。
  馬場は上体を起こすとロシアン・レッグ・スイープ。
  カバーするもカウント1。
  馬場は腕に狙いをつける。
  ハンセンも蹴りまくって反撃。
  再びヘッド・ロック。
  馬場はロープに押し込み殴りつける。
  殴り返してきたハンセンに脳天チョップ。
  腕狙い。
  ハンセンは馬場を倒すと脚に狙いをつける。
  馬場がレッグ・ロックをアーム・バーに切り返すもハンセンの脚がロープにかかる。
  腕を攻める。
  ハンセンがサミングで逃れ打撃の打ち合い。
  ロープに振りバック・エルボー。
  馬場は場外で間をおく。
  馬場はレッグ・ロックを複合サブミッションに返す。
  ハンセンがロープに脚をかける。
  打撃戦。
  馬場が腕にチョップを打ち下ろす。
  ハンセンが延髄切り。
  ボディ・スラムにエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  馬場がハンセンをロープに振り32文。
  ハンセンは振り返すとショルダー・スルー。
  ニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ロープに振りウェスタン・ラリアート!
  馬場はロープに後頭部を打ち付ける。
  ハンセンは馬場を蹴り落とすと打撃を打ち込んで鉄柱にぶつけようとする。
  馬場が体勢を入れ換えハンセンを鉄柱にぶつける。
  乱打戦。
  止めようとするレフェリーも殴られる。
  ハンセンがリングに戻るもカウントを取るレフェリーは気絶中。
  馬場をエプロンに上げ殴りつけていく。
  止めに来た若手も蹴散らす。
  馬場がリングに入り反撃。
  ハンセンは場外に避難するも
  戻ってきてボディ・スラム。エルボー・ドロップへ。
  馬場は避けるとロープに降って16文。
  ハンセンはリングを降りるとウィー。
  両者反則裁定が告げられる。

試合結果

@'80世界最強タッグ決定リーグ戦ファイナル:ファンクスvs.ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田(優勝!)(全日本プロレス 12/11/80)
AAWA、PWF王座戦、3本勝負:バーン・ガニア(AWA ch)vs.ジャイアント馬場(PWF ch)(ダブル・リングアウト)(1-1)(全日本プロレス 1/18/81)
BPWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.スタン・ハンセン(ダブル・リングアウト)(全日本プロレス 2/4/82)
Cインターナショナル・ヘビー級王座戦:藤波辰巳(ch)vs.長州力(新チャンピオン!)(新日本プロレス 4/3/83)
Dアントニオ猪木vs.長州力(新日本プロレス 8/2/84)