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ECW:Tanaka vs. Awesome Seriesの分析


名勝負 なし
好勝負 インディペンデント・ヘビー級王座&ブラス・ナックル・ヘビー級王座戦:ジ・グラジエーター(ch)vs.田中将斗(FMW 2/18/97)

@ブラス・ナックル王座決定リーグ戦:グラディエーターvs.田中将斗(FMW 8/25/95)
 #1。
 初対決です。
 グラディエーターが粗く、
 典型的なパワー馬鹿みたいなアピールもあります。
 タフ・マン設定にしても時に微妙な打撃で倒れたりと中途半端です。
 彼らなりの特別性を感じさせつつも
 試合自体は一般的なプロレスに基づかせているので齟齬が起きています。
 結局、同じ程度のプロレスならば
 普通の体格より大柄な選手の方が面白いよね、と盛り上がっている内容です。
 平均より少し上。
 
Aインディペンデント・ヘビー級王座&ブラス・ナックル・ヘビー級王座戦:ジ・グラジエーター(ch)vs.田中将斗(FMW 2/18/97)
 #2
 肉弾戦から田中がトぺ。
 続いてグラジもトぺを決めるので、
 一進一退しながら高めていくのかと思いきや、
 ここからグラジがブレーキが壊れた大暴走。

 テーブルを持ってきて投げつけ流血させると
 場外テーブルへのボムなど圧倒的な暴力。

 田中の反撃を悉く続けさせない見事な攻めっぷりに開いた口が塞がりませんでしたね。

 グラジの暴れっぷりは天晴。
 そしてこのグラジとこういう形であろうと付き合えるのもまた田中ならでは。
 素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/21)

Bブラス・ナックル、インディペンデント王座戦:グラディエーター(ch)vs.田中将斗(FMW 9/28/97)
 #3。
 そろそろ2人の特別な関係が見えてきて
 一進一退のぶつかり合いが目指すべき道だと見出しています。
 しかしながらそれをどのように行なうかに関してはまだはっきりと答えを見出していない。
 タックル系が技としてベストだとは分かっていないし、
 切り返しあう攻防にも淀みがあります。
 オーサムの小技にしてもそれを挟むのは良いが
 不必要に多く、もっとテンポをあげれるのにやや非効率です。
 後半はグラディエーターが意欲的なスポットを連発。
 場外テーブルへのオーサム・ボム、テーブルの破片を連打、と
 未知の過激な領域に突入し大いに盛り上がりました。
 田中もオーサムを場外テーブルにレイザーズ・エッジで投げ捨てていましたね。
 まだまだ完成されていないものの
 この2人にしか出来ない試合という点で大きな一歩を踏み出しました。
 しかしながらもっとやっているかと思ったら
 FMWではこの3試合だけのようですね。
 この後はECWで数え歌が続くことになります。
 中々良い試合。

C田中将斗vs.マイク・オーサム(ECW 7/3/98)
 #4。
 相手の技のために自ら倒れるなんてことが
 一切ないのに倒れている。
 そんな風に感じる程のぶつかり合いでスタート。
 前回に比べタックル系の技に焦点を絞っていますね。
 ECWということで椅子を試合に取り込んでいますが
 このダメージ設定はいまいちでした。
 田中が椅子攻撃+ジャーマンを食らっても
 平然と起き上がってジャーマンを打ち返す、という
 この数え歌の定番となる名シーンから終盤へ。
 終盤はオーサムが田中を追い込んでいく展開ですが、
 それまでの一進一退具合を考えると
 急にパワー・バランスに差をつけてしまっていて少々?な所があります。
 田中がボムから逃れてローリング・エルボーで勝利したのも拍子抜け。
 一発逆転には説得力が欠けるし場外テーブル設置後だったので
 当然テーブルが割れてから試合が終わるものと思い込ませてしまいましたからね。
 平均的な良試合。
 試合後オーサムが田中を場外テーブルに向けレイザーズ・エッジ。

Dマイク・オーサムvs.田中将斗(ECW Heatwave 8/2/98)
 #5。
 試合開始するなりオーサムが爆発。
 通常技全て大技級のインパクトで
 それを繋げて大きな流れを生み出しています。
 田中はぎりぎりジョバーにならずに済んでいる、
 そう思うほどの勢いでしたね。
 田中はある程度ECWファンから支持されていることを利用して
 上手く場面を作り自分の価値をオーサムに引き寄せていきました。
 しかしオーサムも簡単には追いつかせない。
 まさかの観客席へのスプリングボード式ダイブを披露。
 田中を追い込みにかかります。
 これは前の試合と同じ展開ですが、
 これを返すなら凶器を追加してやる、と理が通っていて
 田中の根性が際立つ流れになっています。
 最後田中が勝利しますが、連続して技を叩き込んでいるので
 前回に比べ説得力も上がっている。
 日本人には出来ない盛り上がりが
 2人のクレイジーさを引き出しました。
 好勝負に少し届かず。
(執筆日:2/20/12)

試合結果

@ブラス・ナックル王座決定リーグ戦:グラディエーターvs.田中将斗(FMW 8/25/95)
Aインディペンデント・ヘビー級王座&ブラス・ナックル・ヘビー級王座戦:ジ・グラジエーター(ch)vs.田中将斗(FMW 2/18/97)
Bブラス・ナックル、インディペンデント王座戦:グラディエーター(ch)vs.田中将斗(FMW 9/28/97)
C田中将斗vs.マイク・オーサム(ECW 7/3/98)
Dマイク・オーサムvs.田中将斗(ECW Heatwave 8/2/98)