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WWF:Rockers vs. Brain Basters Seriesの分析


名勝負 なし
好勝負 ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/13/89)

ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(Saturday Night's Main Event 3/11/89)

ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(NESN 3/18/89)

@ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(12/18/88)
 アピールとムーブ両方で魅力的ですが、
 一方で売りが中途半端という印象も。

 ロッカーズが押せ押せの展開から
 ブレイン・バスターズの知略でHBKがダウンへ。

 当時のタッグの最先端をどちらかは見せるので見応えがある一方で、
 両チーム同時に試合を高めることはしないので、一定以上にはならず。

 平均的な良試合。
 (執筆日:8/?/22)

Aロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/13/89)
 フェイス/ヒール双方の役回りをしっかり務めつつ
 形骸化しないようラフを入れたり、細かな調整を利かせたり。
 匠の技ですね。

 お互いのタッグ戦略が鬩ぎ合います。
 前回の試合ではそれぞれが考えつつもズレあり
 途中から一方のアイディア提供でそのまま進みましたが、
 今回は両チーム常に考えてベストを探っています。

 最後の決め方や試合時間設定など
 試合の位置付けは全く同じなのに質感が全く異なっています。
 これがプロレスの面白みですね。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/?/22)

Bロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/23/89)
 1つ1つスポットを繋げながら2対2の攻防で前半をまとめあげます。。
 後半は控えを使って独創的にタッグを盛り上げながらHBKの孤立に持っていきます。
 最後はNWAから来たブレインバスターズらしいフィニッシュで締め。
 洗練された完成度の高い内容でしたね。
 ただ並列なつなぎで、もっと大きなうねりを生める可能性が残されていました。
 それこそ教科書と実戦の差とでも言うべきものでしょうか。
 NWAとWWFの良さ、両方備えているが、
 それで満足してミックスする所まではいっていない内容です。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/17/10)

Cロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/29/89)
 ロッカーズが執拗なヘッド・ロック戦略。
 展開の絵を明示することを意識していますね。

 その分まったりとした展開スピードになり、
 両者の意志の交錯は自ずと減ります。

 盛り上がりやすい内容ではあるんですけどね。

 アーンのキレのある動きで試合が締まり、
 ショーンの良い抵抗で熱量も溜まりましたが、最後は比較的簡素。
 
 ホット・タッグ後もう少しボリューム欲しかったですね。

 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/22)

Dロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(Saturday Night's Main Event 3/11/89)
 (収録は2/16/89)
 ブレイン・バスターズが不意打ちを仕掛けるスタート。
 いきなりスポット持ってくる掴み。
 SNMEということで派手な演出ですね。

 ただSNMEはCMあり。
 ヒーナン介入でショーンが派手に場外転落したものの
 そこからの展開がCMカットで見れなかったのは勿体なかった。

 ただその展開をカットしてしまえる程
 惜しみなくダイナミックな攻防を詰め込んでいるという事でもあります。

 ホットタッグ後も先進的で
 最後は両者リング・アウトの結末ですが大満足です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/22)

Eロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(MSG Network 3/18/89)
 (同日に2試合ありMSG Networkの方が試合時間が短い方です)
 (Allied Powers The World's Greatest Tag TeamsのDVDに収録はこちらの方です)
 WWEらしく間を取る中で2タッグの距離感がやや離れていましたね。
 この2タッグならもっと密に接触して作り上げる事が出来たでしょう。
 しかし試合にそれぞれの色を加えているし、戦略には理が通っている。
 ロッカーズが自由に動いて独創的な見せ場も生んでいましたね。
 単純にエンターテイメントとしても優れています。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/?/10)

Fロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(NESN 3/18/89)
 (同日に2試合ありNESNの方が試合時間が長い方です)
 2ヶ月前の欠点を見事に改善してきましたね。
 この試合にはリアリティー、それに伴う伝達力がある。
 レスリングはより力強さ、2対2のスポットはより美しく、
 拳は重みが増し、腕狙いの孤立には鉄柱に腕を打ちつけた、という理由がついている。
 スポットを絞り、試合もダイナミックな抑揚がついていますね。
 ブレイン・バスターズが憎まれ役に寄った分、観客も明確にのっていきやすいでしょう。
 最後こそレフェリーの脚を引っ張り反則というものでしたが、
 それがなければ終わっていた内容なので特に残念なものでもないですね。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:7/?/10)

Gロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(Prime Time Wrestling 3/27/89)
 ロッカーズが執拗なリスト・ロック。
 盛り上がりつつも沸点は超えなかったですね。

 試合中にスタジオに映像が変わったのもありますが、
 試合全体の流れも弱めな印象がありました。

 
 ただ後半の孤立時からは足早ですが、
 アクション充実していて改善の兆しあり。

 しかし良い所で介入DQという余りに中途半端な裁定で終わってしまいました。
 (執筆日:8/?/22)

H3本勝負:ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(Saturday Night's Main Event 11/25/89)
 当時の最高カードの3本勝負という事で盛り上がりますが1分過ぎで1本目とは余りに早過ぎる。
 2本目も1月に見られたファン・スポットしかありません。
 単なるファン・スポット以上に高める組み合わせが弱いですね。
 3本目はHBKの孤立が中心。
 流石にこうなると惹きこまれますし盛り上がっていきましたね。
 望むべき最終決戦ではありませんでしたが楽しめるタッグ・マッチでした。
 平均的な良試合。
 (執筆日:7/?/10)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(12/18/88)
Aロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/13/89)
Bロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/23/89)
Cロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(1/29/89)
Dロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(両者リングアウト)(Saturday Night's Main Event 3/11/89)
Eロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(MSG Network 3/18/89)
Fロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(DQ)(NESN 3/18/89)
Gロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(DQ)(Prime Time Wrestling 3/27/89)
H3本勝負:ロッカーズ(ショーン・マイケルズ、マーティ・ジャネッティ)vs.ブレイン・バスターズ(アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード)(2-1)(Saturday Night's Main Event 11/25/89)