全日本プロレス/Noah:Misawa vs. Taue Series part.2の分析
名勝負 | 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 9/10/95) 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 7/25/97) |
好勝負 | 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 5/24/96) |
I三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 9/10/95)
膝に負傷を抱える三沢が田上の仕掛けを切り替えし、
エルボー・スイシーダ、タイガー・ドライバーと速攻狙い。
いつにない焦る姿にドラマ性を感じさせていますね。
田上がプランチャかわし膝攻め。
自身の魅力であるスケール感のある攻めが出来ていますね。
激しいスポットも目立ちますが、
田上がマットを剥いで断崖式を狙うも
三沢が抵抗して逃れて終わる、という
身体負荷に依存しない表現的な見せ場も十分にあります。
そして最後の三沢のエルボー。
田上の素晴らしい受け身もあり最高に説得力がありましたね。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:5/?/20)
JCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/1/96)
収録なし?
K三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 5/24/96)
田上がドロップ・キックからハイ・インパクトのスポットを連発。
田上のスケール感を活かしたストレートな掴みでしたね。
三沢のスポット・ベースで分かりやすく手合わせ。
田上に対するリアクションが上手いですね。
田上を立てつつ、細かな調整も光りました。
ステップを踏んで試合のステージを上げていきます。
そして田上を上げておいて、その強敵を切り倒すに値する凄まじいエルボー。
三沢の掌で見事に演出されましたね。
喉輪落しを丁寧に技の攻防の中に折り込み最後の綺麗な帰結へ。
ただ綺麗い過ぎて四天王プロレス的には軽さも感じさせたことは否めません。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/21)
LCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/7/97)
収録なし?
M三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 7/25/97)
やはり田上を一番輝かせられるのは三沢。
元々ジュニアでやっていて
四天王でも随一の上手さを持っていますからね。
93年の一戦に比べれば四天王プロレスに毒されて入るものの
形を変え過激な技の追い込みとそれに対する粘りで持って
田上を非常にスケール・アップさせています。
中でも場外の攻防に力を入れていて
断崖式チョーク・スラムを一回転して着地するなんていう
ビッグ・スポットも生まれましたね。
ぎりぎり名勝負です。
(執筆日:1/?/09)
NCC1回戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 3/22/98)
収録なし?
OCC1回戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/9/99)
収録なし?
P三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 2/17/00)
収録なし?
QGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(Noah 5/18/01)
これが四天王プロレスというやつですか。
いきなり大技出てきたりと
情緒を感じなくて個人的にはあまり好きではないです。
さて試合の方は・・・
三沢がヘッド・シザースやらロープに振って戻って来た所を
飛び越えたりと動けていて今の三沢とは似て非なり。
しかしやはり動きの衰えが見えるのでこういう試合をすると
今のクルーザー級によるハード・ヒッティングな試合を
ビッグ・マンが演じて劣化版になったように見えてしまう。
(勿論こちらの方が古くて源流の1つな訳ですけれど。)
とにかくこれ以前の四天王プロレスに興味を持たせるには十分ながら
中々良い試合程度。
(執筆日:?/?/07)
R三沢光晴vs.田上明(Noah 8/1/04)
田上初手喉輪落しも
以前みたいなタイミングの切れ味はないですね。
他もタイミング合わず田上の脚攻め展開は
それを隠すための苦肉の策に見えます。
低調な出だしではありましたが、
一進一退の調整の中で三沢がらしさを見せると
田上も得意の構築論で立て直してきます。
確かな試合をするに正解ではありますが、
田上に対しては下限を安定させるよりも
上限へのチャレンジが求められている時世ですので、
やや不満もありますが、まあ良いでしょう。
得意技の連発というある意味単純で、
数え歌の終盤だからこそ出来る方法で最後右肩上がりで上振れさせ、
何とかまあまあ良い試合にまで押し上げました。
(執筆日:5/?/21)
SGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(Noah 7/15/07)
ドロップ・キックで落とすも何もしない…
と見せかけてトペを打ち込む等
ベテランならではの絶妙の呼吸感と見せ方で盛り上げます。
小技でのキャンセル繋ぎも熟練の技ですね。
逆に言うとテクニックで誤魔化さないといけないと
昔の戦いができない所もある。
三沢も少し体が重そうでしたね。
しかし時代が変わった中でも
まだ四天王の関係性を感じさせたという点では十分。
大技による構成で盛り上げて、
最後は垂直落下式エメラルド・フロージョン。
この最後の一発は四天王プロレスの歴史の中でも屈指のえげつなさで
これだけで過去の試合の劣化版と言わせない力強さを見せました。
中々良い試合。
(執筆日:5/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
I三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 9/10/95)JCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/1/96)
K三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(新チャンピオン!)(全日本プロレス 5/24/96)
LCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/7/97)
M三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 7/25/97)
NCC1回戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 3/22/98)
OCC1回戦:三沢光晴vs.田上明(30分時間切れ)(全日本プロレス 4/9/99)
P三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 2/17/00)
QGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(Noah 5/18/01)
R三沢光晴vs.田上明(30分時間切れ)(Noah 8/1/04)
SGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(Noah 7/15/07)