全日本プロレス:Kobashi vs. Hansen Series part.2の分析
| 名勝負 | スタン・ハンセンvs.小橋健太(7/29/93) |
| 好勝負 | CC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/16/93) CC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/10/94) 三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.スタン・ハンセン(9/5/96) |
①小橋建太vs.スタン・ハンセン(7/8/92)
(放送日は7/19/92)
静かな出だしから始め、
場外戦ギアを上げます。
場外では椅子をぶつけたり、柵に吹っ飛ばしたり、
場外マット剥がしてDDTを打ったり。
分かりやすい過激化で盛り上げましたね。
その分スポットに目が行って、
他の数え歌から感じる上手さはちょっと薄かったか。
中々良い試合。
(執筆日:8/?/25)
②CC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/16/93)
数え歌ながらまさかのノーTVでファンカムより。
密着したせめぎ合いと足を使った攻防の広げ方が素晴らしい。
1年ごとにコンディション、状況に合わせて
アップデートしているのがこの数え歌の良さですね。
ポイントとなる場外での攻防では小橋が攻撃的に押せ押せ。
ノーTVだからかいつもよりはっちゃけていますね。
ハンセンがようやく反撃すると荒々しい技をぶつけてきます。
一進一退の精度が高く、
ノー・セルや強烈なカウンターが効果的に利いています。
最後のカウンターラリアットも格好良いフィニッシュでしたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/25)
③スタン・ハンセンvs.小橋健太(7/29/93)
さて三沢戦でハンセ ンのシングルは厳しくなっている、と書きました。
逆に言えばタッグではまだまだ通用するという事。
なぜならばその肉弾力、迫力に隠れがちですが
非常に素晴らしいインサイド・ワークを持っているからなんですね。
このインサイド・ワーク、これを今回最大限に使ったために
全盛期と同じなんて言わずハンセンのキャリアの中でも一押しの名勝負が生まれたのです。
具体的に見ていくと全体的な基調はラフ・ファイト。
序盤はハンセンがリングと場外の間の境界性を上手く使い
(HBK対ラモンのラダー初戦が近いですね)
特別な土台を作ると小橋が執拗なヘッド・ロックに引き継ぎます。
小橋がこれを使うと絶対外れませんね。
この2つはコンセプトというソフト面な訳ですけどハード面も素晴らしい。
今回、両者は打撃という技種に対しての感性が研ぎ澄まされていて
それが観客に与える効果を分かっているんですね。
概念を理解し、それを実際に具現化してみせる。脱帽です。
ところでクオリティの高さと記憶に残るかが必ずしも正比例しないのは
年間最高試合の例を見てもお分かりの通り。
しかしこの試合はその点についてもぬかりなし。
フィニッシュ・シーンがコーナー上の小橋にウェスタン・ラリアート炸裂というオリジナル・ワンになっています。
ハンセンの異質なファイトが小橋という最高の卵と融合して産まれた歴史的な名勝負。
(執筆日:12/13/08)
④CC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/10/94)
小橋の打撃にハンセンも良い受け身。
場外という場をうまく使って広げていますね。
ヒートすると両者掴みかかって頭突き。
小橋がこの数え歌を通してハンセンににじり寄ってきていることを実感させるシーンです。
それぞれ細かな技にも大きく受け身を取ったりフォローしながら
面白い攻防の広げ方うぃ見せます。
テーブルや場外パワー・ボムなど
過激スポットもとスキルと組み合わさった上であり、
立体的なものへの意識も素晴らしかった。
小橋が遂にハンセン超えするに値する内容でしたね。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/25)
⑤三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.スタン・ハンセン(9/5/96)
リング内外場を使いつつ
打撃のリアクションで調整しています。
ハンセンは耐え、0線トぺを放ったりと
47歳ながら新しい試行錯誤も混ぜつつ
場外スポットも織り込んで四天王プロレスにも対応しています。
とはいってもベースはあくまでクレバーな試合構築。
それに対して小橋は現在進行形の四天王プロレスから
少し揺り戻して対応しても良かったですね。
後半の攻防が余りベース・ラインを上げられず、
乱れも生まれたのはそれが原因でしょう。
1993年の一戦には遠く及ばないものの
ハンセンまだまだ一線級でやっていけると
そのスキルで瞠目させる内容です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/?/21)





