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Shane McMahon出演の映画



タイトル ローラーボール(原題Rollerball)(2002)
出演スパスタ シェイン・マクマホン、ポール・ヘイマン
ストーリー 近未来、ジョナサンは世界中が熱狂する命 がけのスポーツ、
ローラーゲームにスカウトされ一躍スーパースターとなる。
ある時ジョナサンは視聴率を稼ぐため
組織が意図的に事故を起こしていることを知るのだが・・・。
スパスタ活躍度 ★☆☆☆☆
映画お勧め度 ☆☆☆☆☆
レビュー ひどい。
とにかくひどい。
これで再編集されてるなんて、とても信じられない。

まずそもそもローラーボールが魅力薄。
8の字のコースの中、珍妙な格好をしたバイカーとスケーターが
攻撃したりしてボールを奪い合いゴールにシュートする、という
ごった煮的競技あるいはTVゲーム的競技とでも表すべき物なのだが
ルールを含めた説明を放棄しているので
どこに戦術性が生まれるのか、
どこが面白いのか、スポーツとしての魅力がまったく伝わらないのです。

次にストーリー。
理由なき展開な上、1つ1つの場面の間に
大きな空白があいていたり関連性がなかったりと破綻しており
まったくもって引き込む力に欠けている。
それはエンディングも例外ではありません。
最後には革命が起きるのですが
スケールの大きさ、近未来感が失われている上
支配による悲哀と絶望を描けていないため
観客が眼にするのは革命という名の暴力だけで
エンターテイメント志向なのに後味は良くないですね。

しかしこんな映画でも1つぐらい良い所はあるもので
無駄に豪華なキャストが揃っています。
キアヌ・リーブスが主役を、ジャン・レノが悪役を演じている他
わずかな時間のバンド・シーンのために
ピンクやスリップノットが実際に登場していたりします。
そして我らがシェインとポーリーも登場です。
シェインはエクストラ並みの役柄、TV局の役員か?、だが
プロレス・ファンへのサービスとして起用したためか
まったくもって不必要な顔のどアップが出てきます。
またポーリーはローラーボールの実況者という役柄。
ローラーボールはエクストリームを売りにするだけにハマリ役だけれども
台詞が決められているだけに毒気は控えめ。
ECWのノリで自由に喋らせたら面白かったのに。

最後にもう1つ付け加えておくとオリジナル版は
アクションと社会的風刺を兼ね備えたカルト的名作らしいですね。
となるとリメイクなんてしなければ良かったのに、というのが最終結論になるな・・・。