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藤原喜明出演の映画



タイトル 新☆四角いジャングル 虎の紋章
出演レスラー 棚橋弘志、藤原喜明、鈴木みのる
ストーリー 2010年「寅年」。実兄・梶原一騎へ、「5代目タイガーマスク」の誕生を誓う男・真樹日佐夫。問題は、誰をタイガーマスクにするか?!だった。そんな中、真樹の隠し子として、格闘技界を賑わせている、ミラクル魔牙ジュニア(棚橋弘至)が最有力との噂が流れる。そこに突きつけられた宣戦布告!ーーー初代タイガーマスク、寝技世界チャンプ、キックの世界王者、錚々たる格闘家が顔を揃えた、超豪華エンターテインメントが誕生した!!
(Amazonより)
レスラー活躍度 ★☆☆☆☆
映画お勧め度 ★☆☆☆☆
レビュー 5代目タイガーに誰がなるか、という
舞台裏のやり取りをメイン・ストーリーにしたのは面白いですね。
内輪的ではありますが、これまでにないストーリーでしょう。
プロレス関係者を散らしながら配役し、群像劇としても悪くない出来です。
ただ初代がUWFを立ち上げた事実を知っていても尚、
5代目をオーディションとなるMMAマッチで決めるってのはちょっと意味不明。
またそのMMAマッチが本格的で見応えがあるならまだしも
片方のミラクル魔牙は棚橋が演じていますからね。
不完全な戦い方で、それを誤魔化そうとする不自然な効果音、カメラ・ワークが逆に空しい。
また勝敗は劇中で描かれません。
エピローグではオーディション・マッチに参加したどちらでもないと明かされ(つまり正体不明)、
魔牙が競うようにプロレスに取り組む映像(実際の棚橋の試合映像)が流されます。
リアリティーなんて皆無なのだからここは無理やり現実に直結させなくても良かったんじゃないか、と思いますね。
プロレス関係者が製作という事で一般的に受け入れられる内容ではないものの、
一般的なそれよりは映画としての面白みがある内容です。


タイトル 無比人(2005)
出演レスラー 藤原喜明、タイガーマスクIV、グレート・サスケ
ストーリー プロレス雑誌の編集長、千堂は酒場で偶然 出会った
用心棒、無比人に目をつけプロレスラー、植野(藤原)とセメントで対戦させる。
これに勝利した無比人にその才能を確信した千堂は
無比人の後見人、SM女王の氷見子と話をつけプロレス入りさせる。
無比人は天性の身体能力でトップに駆け上がっていくのだが・・・。
レスラー活躍度 ★☆☆☆☆
映画お勧め度 ☆☆☆☆☆
レビュー 無駄に官能シーンが多かったりして何を表 現したいのか良く分かりませんが
それはどうでも良くなる程試合シーンが驚異的だったので記しておきたいと思います。

1.オープニング。
 あるプロレスラーがマウントからパンチを受けチョークを食らうという
 グレイシー柔術全盛の必勝パターンで敗れるのですが
 マウントの取られ方が凄い。
 何とドロップ・キックを放っているんですよ。
 プロレスラーという事をアピールしたかったんでしょうけど
 ドロップ・キック放つ馬鹿はおらんでしょう。

2.無比人対植野のセメント・マッチ。
 無比人がマウントされた状態から蹴りを一発入れKO。
 どうやったら下からKO物の蹴りを放てると言うのでしょうね。
 尚これを含め一部打撃は静止画で表現されています(What?)。

3.植野とのプロレス。
 うつ伏せに担ぐと横から落とし3カウント。
 こんなのでフィニッシュなんて作者はプロレスを知らないのでしょうか。

4.タイガーマスクIVとのプロレス
 序盤のレスリングを映した後
 タイガーがソバットからトペ・スイシーダ・エルボーへ。
 これに対し無比人が蹴りを合わせダブル・カウントアウト。
 38分の試合をほぼ最初と最後の計2分で表現してきました・・・。
 それにしてもこの試合だけ38分という異常な長さでしかも引き分け。
 作者はタイガーマスクが好きなんでしょうね。

5.サスケとのプロレス。
 サスケがロープ・ワークを見せ、ソバットで牽制。
 その後ハンドスプリング・ペイレイ・キックにいったんですが
 無比人の蹴りが当たったらしく(何せ静止画)カウント3。
 4分で負けてしまいました。
 作者はサスケが嫌いなんでしょうねぇ。

ここからは異種格闘技戦。
ガチとして描かれていますが・・・。

6.対マグナム小林(ボクサー)
 小林がパンチを連続で繰り出します。
 無比人はコーナーに追い詰められるもカウンター・パンチからクローズライン(What?)で1R、TKO。
 助走なしのクローズラインで気絶とか何なんでしょうね。

7.対野地竜太
 無比人がフロント・スープレックスから(What?)マウント・パンチ、キー・ロックを狙います。
 野地が体勢を入れ替えマウント・パンチからアーム・バー。
 無比人が体を起こして逃れます。
 この時腕が折れますが(伸びている時に折れるものじゃない?)踏みまくり、カウント3。
 踏まれるにまかせて気絶してしまうなんて・・・。

8.伊藤隆(ムエタイ)
 伊藤がハイ・キック、ロー・キックの牽制から腹に膝蹴りを入れますが
 無比人が押し飛ばしヘッド・バッド。
 伊藤が起き上がるもすぐに崩れ落ち1R、TKO(What?)。
 どんな石頭だよ。

9.船木剛三(柔道)
 船木が一本投げを決め、無比人が後転で起き上がる。
 船木がトライアングル・チョークに捕らえる。
 無比人は捕らえながらも足の親指と人差し指で相手の襟袖を挟んで締めタップさせる(What?)。
 ここまでやってしまうかという感じですね。
 足の指で秘孔を突いて気絶させる方がまだ説得力あると思います・・・。

10.エンセン井上
 それぞれ牽制のパンチをした後
 このまま伸びればプロレスの逆襲も夢でもないかも、と井上の独白があり終了(What?)。
 
11.数見肇(空手界の逸材中の逸材らしい)
 他とは違いこれは練習における試合。
 無比人が横に前転してから(何故?)腹に蹴りを入れると
 古傷が・・・というテロップが入る。
 それまで、と師範の真樹(この原作の作者)が止めるのですけれども
 その理由が意味不明。
 「数見は名誉を重んじるがゆえに死ぬつもり、
 つまり殺す気でいるという事。交流戦の域を超えている」(What?)
 ひいきっぷりが凄いですね。
 空手家を無比人にやられない役所に持ってきて
 練習試合でも生死をかけている格闘人間だそうです。
 こんなんではタップした船木はどうなるんでしょう。
  
とにかくこんな世界最悪のアクションに出演した
プロレスラー、格闘家にご愁傷様と言いたいですね。
原作でもこんなひどいアクションなのかが気になるなぁ。


タイトル あ>!一軒家プロレス(2004)
出演レスラー 橋本真也(主演)、葛西純、(ニコラス・ ペタス)、ザ・プレデター、エイプリル・ハンター、藤原喜明、大谷晋二郎、田中将人
ストーリー 人気プロレス団体ZEROの経営者且つ TOPレスラーの獅子王は
妻、麻美の夢であった新築一軒家を建て、完成披露パーティを開いていた。
そこへ突如、獅子王と因縁浅からぬ一条が現れる。
一条の挑発に若手レスラーが乗ってしまい大乱闘となりマイホームは崩壊。
爆発までしてしまう。
爆発に巻き込まれた妻は幸いにも軽傷であったが、
原因不明の奇病に侵されていることが判明する。
マイホームを再建すれば妻も良くなると信じプロレスに打ち込む獅子王であったが
冷酷なTVプロデューサー、山路の謀略に絡め取られていく・・・。
レスラー活躍度 ★★★★☆
映画お勧め度 ★★★★☆
レビュー 期待しないで見てたんだけど凄く面白かっ たですね。
最初の乱闘がもろに大日本プロレスの一軒家プロレスだったりと
アクション・シーンが実質的にプロレスのデス・マッチ(トイレ・チェーン・デス・マッチ、電流風呂デス・マッチなど)となっていて
その見せ方もギミックを良く理解していて素晴らしい。
俳優陣も豪華且つそれに見合った働きをしていますよ。
橋本は下手ですが(特に怒りの表現とか)役柄がはまっていますし
ソニンはちゃんと体を作って挑んでいる。
他も良かったですが今作のMVP物の活躍を見せたのが佐野史郎。
視聴率のためなら何でもする山路を怪演。
只妻の奇病を初めとするリアリティの無い表現(パロディらしいですが)は
個人的にいらなかったですね。
こういうのを無くしてクライマックスをもう1段階盛り上げられたら
(最後はお約束上凶器が使えないですからねぇ)
エンターテイメント映画として文句なしの出来だったのに。
惜しいまれますが、十分に楽しめますのでお勧めする映画です。


タイトル 実録・山陽道やくざ戦争 覇道 (2003)
出演レスラー 大仁田厚、藤原喜明
ストーリー 西日本で勃発した“仁義なき戦い”の影に隠されたもうひとつの抗争“府中戦争”の真実に迫った極道アクション。打越会との抗争に苦戦していた山村組は、周辺組織と手を組んで“共政会”を結成。しかし、早くも組織には不協和音が漂い始め…。
(Amazonより)
レスラー活躍度 ★☆☆☆☆
映画お勧め度 ★☆☆☆☆
レビュー 二部作という形を取っており前編の覇道では本格的な抗争が始まる前。
そこでどう盛り上げるかという事で中心に取り上げられたのは
末端組員の組への忠義と友情の間に揺れるドラマでした。
しかし刑事役の大仁田、幹部の藤原含め的確な配役が光っていた一方で
(注:この2人のシーンはそんなに長くありません)
ヒロインの女優が大根で台無し。
脚本の見せ方もいまいちでしたね。
また実録を歌っているせいかナレーション、静止画による説明も多くテンポを殺ぐ。
全体的に俳優は良く、抗争への高まる緊張感はちゃんと表現されているので
後編は良作になりそうな予感はあるが、この作品はいまいち。