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WSC Stage Creator:Best of WSC 2024の分析


名勝負 WSCハードコア王座戦、ノー・マーシー・マッチ:コーディ・ローデス(ch)vs.ジョン・モクスリー(1/16/2024)
好勝負 なし

@WSCハードコア王座戦、ノー・マーシー・マッチ:コーディ・ローデス(ch)vs.ジョン・モクスリー(1/16/2024)
 モクスリーは現実でもトップ・スターですが、
 WSCではジョーカー・キャラで更にプッシュされているレスラー。

 今回ジョーカーのエピック・マッチとして
 WSCの作り込み凄かったですね。

 序盤からドライバーを巡る攻防。
 顔のパーツを入れ替えたり、
 流血の表現調整して豊かなストーリー・テリング。

 ハードコア要素盛りだくさんですが、
 ただ過激凶器に手を出しているだけではない構築があります。
 その上でフィギュアにしか出来ない超過激演出。
 
 試合の攻防だけでなく、リプレイ・シーンといった見せ方含めて
 これぞ集大成として見事なものを作りあげましたね。
 スタンディング・オベーション・レベルの一戦。

 ぎりぎり名勝負です。

AWSCハードコア王座&マルチヴァーサル統一王座戦、ブラッドライン・ルールズ:コーディ・ローデス(WSC ch)vs.ローマン・レインズ(Multi ch)(4/7/2024)
 現実のWMと同じビッグ・マッチですが、
 冒頭に乱入戦を持ってくるような演出など
 現実の一戦に比べ雰囲気感が足りない印象を強調してしまっていますね。

 ザ・ロックやシナの乱入で面白かったものの
 他の一戦に比べカード自体の戦い、王座戦としての色が弱かった。

 平均的な良試合。
 
BWSCハードコア王座戦、ロイヤル・ランブル(8/22/24)
 レインズが1番手で参加。
 強敵のギュンターを2番手に迎えつつ、
 ブラッドラインとして王座防衛に挑んでいきます。

 大まかなストーリー・ラインの筋が明確であるが故に
 細かな部分の作り込みが甘い印象。

 ただ雑という訳ではなく
 アクションの質は一定水準に仕上がっています。

 vs.ジャッジメント・デイなど見せ場もちゃんとありましたね。
 
 最後はWSCの中では少し弱めの展開。
 モクスリーもジョーカー・キャラのイメージが強くて
 通常時だといつもと比べると物足りない印象を抱きましたね。

 中々良い試合。

Cウォー・ゲームス:ザ・シールド(ローマン・レインズ、ジョン・モクスリー、セス・ローリンズ)、ウーソーズvs.ソロ・シコア、タマ・トンガ、トンガ・ロア、ジェイコブ・ファトゥー、ヒクレオ(11/30/2024)
 参加者に合わせて展開作り。
 展開を作りやすいことを考慮しても
 相変わらずWSCのクオリティの高さには目を見張りますね。

 手を掴んで味方を起こしたり、
 観客の反応とかアクション以外の細かな所も光ります。

 流血少なく過激さは若干控えめだが
 爽快なストーリーラインは現実とそっくり。

 現実と同じく第二次ブラッドラインの引きが弱く、
 トップ・マッチではないものの見応えのある内容でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:4/?/25)