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WSC Stage Creator:Best of WSC 2021 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 ハードコア王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トリプルH(ch)vs.ショーンマイケルズ(3/1/21)

タッグ王座戦、TLCマッチ:ザ・フィーンド、アレイスター・ブラック、アレクサ・ブリス(ch)vs.チーム・エクストリーム(ハーディー・ボーイズ、リタ)(3/10/21)

ハードコア王座戦、ウォー・ゾーン:ショーン・マイケルズ(ch)vs.トリプルHvs.シンスケ・ナカムラvs.コフィ・キングストンvs.キース・リーvs.サモア・ジョーvs.ケヴィン・オーウェンスvs.ケニー・キング(3/28/21)

@ロイヤル・ランブル2021(1/28/21)
 相変わらず質の高い内容になっていますが、
 この回は落とす落さないの攻防が見応えあり良かったですね。

 人数が多く溜まっても丁寧に描いていて素晴らしかった。

 各フィギュアが活き活きとして個性を発揮していました。
 ラース・サリヴァンが大暴れしていましたが、
 WSCさんはサリヴァン推しなんでしょうか。 

 好勝負に少し届かず。

Aハードコア王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トリプルH(ch)vs.ショーンマイケルズ(3/1/21)
 トリプルHのベルト襲撃からスタート。
 テンポよく進めていく、進めていかないといけない中で
 上手く試合運びするな、と感心しました。

 流血を皮切りに後半に向かってまた盛り上がっていくのですが、
 テンポで押し切りがち(ダメージ感が無視されがち)なフィギュア・プロレスにおいて
 この試合形式は自浄作用が上手く働いていて良いですね。

 ふらふらになる様子も見事に表現されています。

 最後のフィニッシュも迫力満点で大満足です。

 ぎりぎり好勝負。

Bタッグ王座戦、TLCマッチ:ザ・フィーンド、アレイスター・ブラック、アレクサ・ブリス(ch)vs.チーム・エクストリーム(ハーディー・ボーイズ、リタ)(3/10/21)
 事前プロモでしっかりとフィーンドとブラックのストーリーをおさらい。
 
 フィーンドはこれまでにも増して最強っぷりを見せつけ、
 こんなんどうやって倒すんだ、と
 見る側が頭を抱えてしまう程です。

 そこにブラックがフィーンドを裏切るのか従うのか、
 恋仲のゼリーナとの関係含めてストーリーが織り交ぜられます。

 ただ過激なスポットばかりではないというのが
 この試合をまた傑作にしている一つですね。

 試合後の演出含めて見事なストーリー・テリングでした。

 ぎりぎり好勝負。

Cハードコア王座戦、ウォー・ゾーン:ショーン・マイケルズ(ch)vs.トリプルHvs.シンスケ・ナカムラvs.コフィ・キングストンvs.キース・リーvs.サモア・ジョーvs.ケヴィン・オーウェンスvs.ケニー・キング(3/28/21)
 入場ステージ横に四段重ねの箱があり、
 そこの上に登ってベルトを取ると勝ちという形式。

 ちゃんとリングでじっくり攻防をした上で、
 ウォー・ゾーン際の攻防、そしてウォー・ゾーン上での攻防、と
 移っていて構築はバッチリ。

 それぞれの個性を反映させたスポット使いも良いですね。
 そうそうここでこのレスラーがこういうスポットするよね、と
 想像して納得し感心するレベルです。

 またも傑作を残しました。

 ぎりぎり好勝負。
 
 試合後ステージ・クリエイターがMITB権利を行使し王座奪取。
 
Dハードコア王座戦:ステージ・クリエイター(ch)vs.トリプルHvs.ショーン・マイケルズ(4/20/21)
 3人の間の遺恨、関係性を
 ちゃんと攻防に反映させていて良いですね。

 スレッジ・ハンマーから始まり
 ラダー、テーブルと過激な攻防が見られます。

 3ウェイということでカバーした際に
 カットするか、しないかの判断もありますが、
 そこも適正で完成度の高さに唸ります。

 中々良い試合。

 試合後オーウェンスがクリエイターを襲撃。

Eハードコア王座戦、デッドリー・ゲームス:ザ・フィーンド、アレイスターブラック(ch)vs.ローマン・レインズ、ジョン・モクスリーvs.マット・リドル、RVDvs.スティング、ダービー・アレン(5/10/21)
 団体を超えたマッチ・メイク+タッグ。

 実試合でもそうなるように
 ビッグ・スポットの物量は単純増になっていますね。

 あとはWSC史上最大のストーリー・ラインが
 ザ・フィーンドに奴隷にされたブラックが離反する抗争なので、
 それがここでもアクセントになっていますね。

 セルからの落下は基本クライマックスで発生するので、
 それで脱落というルールは実質的に機能していませんでしたが、
 今回ザ・フィーンドの勝利を阻止する為に
 ブラックが自ら命を賭けて落下する、という見せ場でようやく意味を持ちましたね。

 平均的な良試合。
 (執筆日:4/?/22)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ロイヤル・ランブル2021(勝者:キース・リー)(1/28/21)
Aハードコア王座戦、ラスト・マン・スタンディング:トリプルH(ch)vs.ショーンマイケルズ(新チャンピオン!)(3/1/21)
Bタッグ王座戦、TLCマッチ:ザ・フィーンド、アレイスター・ブラック、アレクサ・ブリス(ch)vs.チーム・エクストリーム(ハーディー・ボーイズ、リタ)(3/10/21)
Cハードコア王座戦、ウォー・ゾーン:ショーン・マイケルズ(ch)vs.トリプルH(新チャンピオン!)vs.シンスケ・ナカムラvs.コフィ・キングストンvs.キース・リーvs.サモア・ジョーvs.ケヴィン・オーウェンスvs.ケニー・キング(3/28/21)
Dハードコア王座戦:ステージ・クリエイター(ch)vs.トリプルHvs.ショーン・マイケルズ(4/20/21)
Eハードコア王座戦、デッドリー・ゲームス:ザ・フィーンド、アレイスターブラック(ch)vs.ローマン・レインズ、ジョン・モクスリー(新チャンピオン!)vs.マット・リドル、RVDvs.スティング、ダービー・アレン(5/10/21)