WSC Stage Creator:Best of WSC 2019の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ロイヤルランブル2019(1/24/19)
フィギュア数が多く、収録時間も長くなる形式なので、
流石につらかったか手がそのまま映る形式での映像制作。
ただ手を映したままやるハンドタイプ形式。
手が邪魔で攻防をいまいち楽しめませんね。
手で映れないからと素人レベルの雑さに落ちていない所は流石ですけれども。
手を心置きなく使う割り切りの中で
攻防バリエーションは増えているメリットはありますが、
デメリットの方が基本的には上回っています。
特に大人数いる中でアクションしていないフィギュアは
全員ボーっと突っ立っている形になり(当然手は2つしかないので)完全に背景になっています。
これはイマイチでしたね。
入場者を襲撃してストロウマンが無理やり参加したりと
RRらしさはあるもののこの頃は微妙な出来でした。
悪くない試合。
Aロイヤル・ランブル(4/19/19)
前回と同じく手が移る形式。
手がそこまでカメラの邪魔にならないようにレベル・アップしていますね。
ただ、差は縮まったもののデメリットの方がまだまだ大きい。
ホーガンなどレジェンドも出てきますが、
そこの参加順、組み合わせの妙は特に感じません。
クリス・ベノワをわざわざ棺桶から登場させておきながら、
リングに入っったら即全員に必殺技を受けて脱落させるのも迷走感あり。
止まっている映像シーンも多い印象で
この試合もパッとしないままで、
ロイヤル・ランブルをアクション・フィギュアでやるのは厳しいのでは、と
ここら辺までは思っていました。
悪くない試合。
Bハードコア王座戦、ハードコア・ロイヤル・ランブル(11/5/19)
今回から手が映らない形式に。
形式を変えるだけあって気合が入っていますね。
現王者のストロウマンと初代王者のモクスリーでスタートさせる等入場順に工夫が見られます。
ハードコアをキー・ワードにアビスやサブーなども参加しており、
クロスオーバーも楽しかったですね。
凶器を使えるという特殊ルールは
手を使わない中で複雑な攻防をせずとも魅せれるようになっている他、
戦場がリングに留まらず場外に広がるので
試合構成上もメリハリが利いていますね。
ただポイントとなる要素は中盤で出尽くして
終盤は盛り上がりの伸びが鈍った感は否めない。
まあまあ良い試合。
Cハードコア王座戦、デッドリー・ゲームス:スティーヴ・オースチン(ch)vs.ジョン・モクスリーvs.ミック・フォーリーvs.ジェフ・ハーディvs.アダム・コールvs.ミック・フォーリーvs.トマッソ・チャンパ(12/3/19)
セルの上からスタートし、その上に作られたピラミッド構築物の上のベルトを奪取すると勝利。
またセルから落下すると脱落というオリジナル形式になっています。
最初に見たアクション・フィギュアの試合がこれでした。
パラパラ漫画的に映像を紡ぎます。
WSCさんの凄いのはコマ割りの感覚が絶妙ですね。
ムーブの流れを快適に把握させつつも
そこがシームレスでないからこそのプロレスならではの余韻感、
観る者の想像力をかきたてる余地を作っています。
序盤は作りにくそうな所もありますが、
デッドリー・ゲームスという特殊形式は
アクション・フィギュアの試合の特性に沿っていて良いですね。
また単に過激な見せ場を詰め込んでいるだけではないですね。
勝てそうなのに高所ダイブしてしまうジェフなど
しっかり各レスラーのキャラ描きが出来ていて愛を感じました。
試合後のインタビューまで収録していて素晴らしかった。
中々良い試合です。
(執筆日:4/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ロイヤルランブル2019(勝者:セス・ローリンズ)(1/24/19)Aロイヤル・ランブル(勝者:スティーブ・オースチン)(4/19/19)
Bハードコア王座戦、ハードコア・ロイヤル・ランブル(勝者:スティーブ・オースチン(新チャンピオン!))(11/5/19)
Cハードコア王座戦、デッドリー・ゲームス:スティーヴ・オースチン(ch)vs.ジョン・モクスリー(新チャンピオン!)vs.ミック・フォーリーvs.ジェフ・ハーディvs.アダム・コールvs.ミック・フォーリーvs.トマッソ・チャンパ(12/3/19)