Cirque de Soleil:Journey of Manのレビュー
内容 | 生命は目覚め「母なる海」へ。やがてその生命は少年となり「好奇心の森」「勇気の大地」「愛の庭園」など、未開の地へと足を踏み入れていく・・・。 (Amazonより) |
演目リスト | (省略) |
レビュー | 男の子が成長する中で富も名声も得る一方で夢も野心も忘れてしまうが、最後にはそれを取り戻すというストーリー。 ショート映画として撮られていますが構成はサーカスのショーと同じ演目を並べるもの。 その演目ですが最初のシンクロナイズは普段見られないし、 蓮の葉の上で行われるハンド・トゥ・ハンドは素晴らしいです。 しかし展開上の必要性から演目に象徴性を求める一方で、 本来それこそセットで象徴すべき風景をロケ撮影をしている所に矛盾がある。 また観客が存在しない事が、その演技を実に無機質なものし、非現実さのリアリティーが失われている。 そして夢、野心を取り戻す最後の演目が ただ複数人で組んだグループ間で人を打ち上げていく、という 余りにスケールの小さいもので拍子抜けする。 映画という体裁を取る中でサーカスの本質が失われた失敗作です。 |
お勧め度 | ☆☆☆☆☆ |