TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.26

WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.26の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリックvs.ザ・ディックス(Velocity 2/18/06)
 ロンケリの小気味良い動きが光りますね。
 息の合った華やかな連携はWWEでは異質なレベルでした。
 
 ディックスは地味ながらヒールとして堅実なタッグ・ワーク。
 代替は利いてしまう働きでしたが、少なくともこの試合では貢献している。

 最後はロンドンが相手を踏み台に場外のセコンドにSSP。
 即座にケンドリックがスライス・ブレッド、という素晴らしいフィニッシュでした。

 短時間ながらロンケリの魅力が詰まった試合ですね。

 まあまあ良い試合。

Aダニエル・ブライアンvsジェイ・ウーソ(SD 11/20/20)
 ジェイのラフ・ファイトに応じて
 ブライアンがその領域に踏み込んで合わせますが、
 ジェイもレインズとのストーリーで身に着けた
 間を使ったドラマ的試合運びを見せるのでブライアンに食われず。

 ブライアンの熱量をため込んでの反撃に
 観客も素晴らしい一体感を覚えます。 
 これはWWEサンダードームならではですね。

 最後までしっかり自分達で試合をコントロールし作り上げました。

 中々良い試合。

Bタッグ王座戦:デモリッション(ch)vs.ロッカーズ(10/24/88)
 細かな打撃に対する受け身が冴えているからこそ
 ダイナミックな体格差のある攻防もただの大味にならず引き締まっています。

 ロッカーズのハイ・テンポなタッチワークに盛り上がり、
 受けに回ってもショーンの孤立が正統にスケール感をもって描かれます。

 最後の逆転までコンパクトにエンターテインな要素を詰め込みました。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/20)

Cマーティ・ジャネッティvs.パット・タナカ(3/15/91)
 ジャネッティはアイリッシュ・ウィップでコーナーに乗り上げ場外転落したり、と
 受けてはハード・バンプを見せ、攻めでも黄色い歓声を巻き起こします。

 役割分担は出来ていますが、
 試合としてはもう少し線を太くしたい印象がありましたね。

 最後のパイル・ドライバーは衝撃的な一発で、タナカの見事な受け身に賛辞を送りたい。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:12/?/20)

Dスティーブ・オースチンvs.クリス・ベノワ (Raw 11/20/00)
 相手がベノワということで
 オースチンは喧嘩スタイルではなくレスリング・スタイルを選択。

 膝が自分の動きについていかず少し不格好なところもありつつも
 呼吸、タイミングによって動きの意味合いが全然変わるということを改めて思い知らされますね。

 ベノワは対してレスリングでは譲って
 打撃、投げで主導権を取り返していきます。

 攻撃性を剥き出しにこちらも強く印象付けます。

 必ずしも息があっているとは言えず、
 オーソドックスなスタイル・クラッシュに落とし込んでいるものの
 当時のテンポ感での仕上げとオースチンの受け表現で面白さが加わっています。

 10分未満ながら見応えあり。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:1/?/21)

EDRTTC1回戦:エバーライズvsグリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン、ジェームス・ドレイク)(NXT 1/13/21)
 ドレイクが感情的になり、ギブソンが冷静にさせて、と
 役回りの中で試合のストーリーを語っていきます。
 GYVが主導権を握って動かすので間違いはないですね。

 その中でエヴァーライズも盛り上げに貢献はしていましたが、
 テンション芸が古臭いのにテンポは現代的で、
 ちょっと単独で評価すると厳しい印象はありますね。

 まあまあ良い試合。

Fハードコア・ホーリーvs.スティーブン・リチャーズ(Velocity 8/20/05)
 リチャーズはbWoギミックに基づき、おちゃらけ。
 堅物のホーリーとのリアクションの対比で沸かせます。

 ホーリーがシャツを引き裂いたりと予期せぬ行動を混ぜつつ、
 リチャーズも脚攻めで道化だけではないところも見せるので
 単なるファン・マッチからも脱却しています。

 しかしホーリーの反撃が最初のトライで決まり、
 尚且つすぐクライマックスにいってしまうのでボリュームはなし。
 ベロシティなので仕方ないですね。

 ホーリーは足の痛みをちゃんと最後まで表現していたし、
 6分の試合としては上出来な内容です。

 平均レベル。
 (執筆日:4/?/21)

Gクリス・ベノワ、ライノvs.エディ・ゲレロ、チャボ・ゲレロ(SD 3/13/03)
 ゲレロスの攻撃の引継ぎは早いもののストーリー上で軽く不協和音が漂っているために
 以前に比べタッグ力は落ちていますね。
 ベノワはカートに代わり復帰したライノをパートナーにしていますが、
 こちらもライノがパワー担当なのに余韻をもたらすようなスポットを生めず。
 ここぞでギアをしっかり上げてきたりと良い試合ではありましたが
 最後も勝負際から離れた所でのチーム・アングル乱入だし、まあまあ良い試合程度です。
 (執筆日:7/17/10)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ポール・ロンドン、ブライアン・ケンドリックvs.ザ・ディックス(Velocity 2/18/06)
Aダニエル・ブライアンvsジェイ・ウーソ(SD 11/20/20)
Bタッグ王座戦:デモリッション(ch)vs.ロッカーズ(10/24/88)
Cマーティ・ジャネッティvs.パット・タナカ(3/15/91)
Dスティーブ・オースチンvs.クリス・ベノワ (Raw 11/20/00)
EDRTTC1回戦:エバーライズvsグリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン、ジェームス・ドレイク)(NXT 1/13/21)
Fハードコア・ホーリーvs.スティーブン・リチャーズ(Velocity 8/20/05)
Gクリス・ベノワ、ライノvs.エディ・ゲレロ、チャボ・ゲレロ(ノー・コンテスト)(SD 3/13/03)