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WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.20の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ジョン・シナvsセス・ロリンズ(Raw 12/27/13)
 オーソドックスなレスリングからスタート。
 とはいえシナのリズムワークは目を見張るし、
 セスがそれを理解して自分の役割として
 かわしをその中に織り交ぜているのも見事。
 セスが軽量級寄りなことを考慮してか
 シナはスタンディングを多めにして中盤は劣勢に回ります。
 移入感を高めるためにもう少し反撃量を増やして欲しかったか。
 ただ調整はしっかりできていますよ。
 猛反撃前にセスがロープに走ってのパンチで
 観客を煽ったのにはセンスを感じますね。
 終盤。
 シナがオリジナルの技セットを解禁すると
 セスもダメージ感を合わせつつ一進一退の攻防。
 セコンド含めてフォールへの表現、
 試合を愉しんでいたのが印象的です。
 中々良い試合。

Aガントレット・マッチ:ダニエル・ブライアンvs.ドルフ・ジグラー(SD 3/19/15)
 ブライアンが何試合もこなしているのでショートカット。
 大技を上手く使って鬩ぎあっている印象を作り出しました。
 まとまってはいますが、ボリュームの物足りなさは否めない。
 まあまあ良い試合。

B(レフェリー:ディーン・アンブローズ):ドルフ・ジグラーvs.ダニエル・ブライアン(Raw 3/23/15)
 前半は王道の盛り上げ。
 挑発で火花を散らし、場外を使って攻防を過激化させます。
 そこからの序破急は弱く、なし崩しの展開ですが、
 アンブロが脚を引っ張らなかったのが大きい。
 スペシャル・レフェリーはカウントが遅いことが多いですが
 アンブロはレフェリーと同じ速度でカウントしていて阻害しませんでした。
 まあまあ良い試合。

CWWF王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.オーエン・ハート(クウェート 5/9/96)
 オーエンが逃げようとして
 リングアウトぎりぎりで戻ったり
 ヒールとしてヒートを蓄えていきます。
 ベースラインはオーソドックスで展開数も絞っていますね。
 王座戦としてはもう一歩踏み込んで欲しいところ。
 それでもその中で細かな攻防織り込んだり
 両者の得意技を適切に配置していたりと
 確かな地力を感じさせる内容ではあります。
 平均的な良試合。
 (執筆日:7/?/19)

DWWF王座戦、デザート・ストーム・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vsサージェント・スローター(6/3/91)
 ルールとしてはノー・ホールズ・バードですが、
 当時の世相を反映させデザート・ストーム・マッチに。
 ホーガンも迷彩服、マスクをつけて雰囲気ありますね。

 ホーガンがリングに入るなりパウダーをかけ、
 攻め攻めで流血にまで追い込みます。

 攻守のバランスは悪いものの
 ホーガンがベルト攻撃を食らって場外転落までする等
 ハルク・アップ無しにシリアスに作り上げようとする
 2人の演者の努力は買いたい。

 とはいってもサージが椅子を振りかぶるもバランスを崩したり、
 コーナー上に登ろうとして何もされていないのに落ちるのは時代かとは思いますが、
 余りに間抜けな絵で興醒めしてしまう。

 最後のフィニッシュの仕方は
 この試合のシチュエーションに合っていて良かった。
 まあまあ良い試合。

Eカート・アングルvs.チャーリー・ハース(SD 8/5/04)
 師弟対決。
 レスリングの中で
 ストーリーを表現するための攻防を作り上げ
 そのディティール、テンポコントロールで
 カートの厳しさ、熟練みや
 ハースが意外にやるという印象を作り上げていきます。

 WWE的得意技設定に縛られすぎず
 試合の特性に合わせたオリジナルの終盤作り。
 通常放送なので10分ちょっとながら流す所のない充実の試合でしたね。
 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/19)

Fヴァイキング・レイダースvs.フォガットン・サンズ(NXT 11/20/19)
 VRが冒頭で意図のない速攻狙いをする等
 力強さを作り上げている一方で、
 FSの中途半端な攻めで簡単に受けに回るので
 統一感のない内容になっていますね。

 基本的にはFSの方に問題がありますけどね。
 後半はムーブも雑でした。
 セコンドのライカーの方が目立った上、
 ライカー追放のブックも構成のポイントがずれている。

 スポットがそれなりにあり、
 おもちゃ箱のような楽しさはありますが、
 クオリティという点ではとても評価ができない。

 悪くない試合。

GIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.マーティ・ジャネッティ(House Show 1/23/93)
 抗争が盛り上がっていた頃なので
 遺恨の熱量を持ってジャネッティが襲い掛かり、
 HBKもヘタレ・ヒールとして
 エンターテイメントな受身を見せます。

 中盤への切り替え、中盤以降は
 攻防を繋げず時間潰ししているシーンも目立ち、
 ハウス・ショーならではの簡易版という感じ。

 ただ退屈なアクションでも魅せれているという点では
 両者スキルを使っていない訳ではなく、
 観客の反応を正確に把握しているな、と感心しましたね。

 まあまあ良い試合。

 (執筆日:12/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョン・シナvsセス・ロリンズ(Raw 12/27/13)
Aガントレット・マッチ:ダニエル・ブライアンvs.ドルフ・ジグラー(SD 3/19/15)
B(レフェリー:ディーン・アンブローズ):ドルフ・ジグラーvs.ダニエル・ブライアン(Raw 3/23/15)
CWWF王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.オーエン・ハート(クウェート 5/9/96)
DWWF王座戦、デザート・ストーム・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vsサージェント・スローター(6/3/91)
Eカート・アングルvs.チャーリー・ハース(SD 8/5/04)
Fヴァイキング・レイダースvs.フォガットン・サンズ(NXT 11/20/19)
GIC王座戦:ショーン・マイケルズ(ch)vs.マーティ・ジャネッティ(House Show 1/23/93)