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WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.19の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@シェーマス、クリスチャンvs.リアル・アメリカンズ(Raw 2/10/14)
 出だしのコミュニケーションは完璧ではないものの
 インパクトで押せる強みがあるのでそうは崩れない。
 シェーマス孤立シーンでクオリティを固定させると
 クリスチャンの孤立でよりダイナミックな表現に挑戦。
 合体技、タッチできるかどうかの見せ場、そしてジャイアント・スイングと
 一つ一つ見事な組み合わせでステップ・アップ。
 それを引き継いたシェーマスのホット・タッグといい見応えがありました。
 クリスチャンのヒール・ターンによりすぐに分裂しましたが、
 シェーマスのラッシュ、クリスチャンのフォロー、と
 それぞれの強みがタッグの中で噛み合った良タッグでしたね。
 中々良い試合。

Aランディ・オートンvs.ジョン・シナ(Raw 2/10/14)
 自身の試合運びを確立したはずのオートンですが、
 まだシナのもたらす独特のファンの雰囲気には乱されてしまうようです。
 繊細さが時に足を引っ張るのでしょうか。
 ダウンしているシナの脚を攻めたのは硬直感を増し正解ではなかった。
 とはいえRRに比べると決して悪くない形で前半をまとめられています。
 後半にかけての攻防はRRで一定の成功を収めているので
 前回と変わらず一定以上のクオリティがありました。
 まあまあ良い試合。

Bランディ・オートンvs.シェーマス(Raw 2/17/14)
 どこまでタフネス、パワー差を反映するのか吹っ切れず
 細かなズレにつながっています。
 オートンがこずるく主導権を取り返す大きな展開付がありますので
 通常の攻防に関してはシェーマスはそれほど律儀に受けに回る必要はなかったかもしれない。
 それほど疲労感を出さない方がメリハリがつくでしょう。
 終盤に関してもシェーマスの観客をのせるタイミングはぴったりではなかった。
 最後はシールド乱入でエンド。
 まあまあ良い試合。

Cワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)vs.コーディ・ローデス、ゴールダスト、レイ・ミステリオ(SD 2/21/14)
 小柄な選手を相手にしてワイアット・ファミリーの中のリスク、ローワンが魅力を発揮しました。
 ローワンは技をかけるというところに留まりましたが、
 ハーパーは当然にインディー経験から
 攻防にまで昇華させることは当然に出来る。
 他の面子も一定以上の仕事をしてまとまったトリオ・マッチに仕上げました。
 平均的な良試合。

Dシェーマスvs.クリスチャン(SD 2/21/14)
 クリスチャンが適切にシェーマスとのパワー・バランスを把握。
 場外に出た際にフェンスのマットを剥いで腕を叩きつけた戦略も面白い。
 上手くいったとはいえ腕にこだわり過ぎたきらいもありますが。
 キルスイッチをとりあえず捨てで見せたりしながらシェーマスと攻防。
 タッグとしても相性が良かったですが、ライバルとしても大きな可能性を秘めている様子です。
 平均的な良試合。

 (執筆日:2/?/14)

ENXT女子王座トーナメント決勝:エマvs.ペイジ(NXT 8/2/13)
 序盤、レスリングの見せ方の割にカバーを挟んでくるのは?。
 切り返し合いを増やし、スピード感をつけて中盤へ。
 エマが腕に狙いをつけて主導権を握ります。
 技の入れ方が自由度高い。
 といえば聞こえは良いがどちらかというと突飛という表現が似合う。
 CM前にエマがタランチュラ決めたのに
 CMが終わるとペイジに主導権が移っていたりと
 骨太の主幹が見えるとは言い難い。
 試合時間をたっぷり取った中で下手な一進一退もあるが、
 与えられた決勝にふさわしい試合時間を盛り上げようと
 色々行って見せた気概と持ちネタは評価したい。
 平均より少し上。

FNXT王座戦:ビッグEラングストン(ch)vs.ボー・ダラス(6/12/13)
 ラングストンがハンマー・ロックを食らった状態から投げてファイブ・アピール。
 強キャラとしてゆとりを持って相手を圧倒します。
 間の意識は維持しつつ、跳躍力まで見せて、
 この試合のラングストンはトータル・パッケージとしてスタイルが確立されています。
 しかしながら一方のボーがいかんせん中途半端。
 勘違いヒールとして一定のブレイクにつながったサムシングがそこにあるとも言えるが、
 方向が散逸している上、ラングストンに最初から最後まで引き離されるばかりだったのは情けない。
 そんな状態で最後、ターン・バックルを外しての
 パワー・スラムで逆転するというのだからしょぼいとしか言いようがない。
 悪くない試合。

GIC王座#1コンテンダーズ・マッチ:シェーマスvs.ドルフ・ジグラーvs.クリスチャンvs.アルベルト・デル・リオ(Raw 3/24/14)
 4ウェイのスリリング優先でダメージ設定はしっかり考えられていない気がします。
 しかしフェンスへのFAスラムなど
 ハードなスポットが序盤から繰り出される程密度はある。
 個で言えば仕事が丁寧なメンツが揃っていますしね。
 短いスパンの試合運びは安定していて綺麗につながれました。
 良質な4ウェイという程度だが、
 最後のフィニッシュへの持って行き方はかなり良かった。
 平均的な良試合。

HNXT王座戦、ノーDQ:セス・ローリンズ(ch)vs.ビッグEラングストン(12/6/12)
 ビッグEは身長で損しているな、という印象。
 もう少し背丈があれば迫力も様変わりするはず。
 セスが小者感を出して取りあえずビッグEを引き立てます。
 しかし、平然とシールドが乱入する大雑把な筋書や
 地味すぎる小競り合いでは限界がある。
 セスがヒールとはいえ王者の価値を見せないままおしまい。
 少し悪い試合。

Iクリス・ジェリコvs.セス・ローリンズ(7/28/14)
 細かく攻守を入れ替えつつも序盤は抑えめで、
 リングの空間軌道で魅せてきました。
 敢えて抑えて意図的に挑戦している印象もあります。
 ジェリコの深みを感じさせますが、
 一方ではそれ以外で魅せるのが辛くなってきたか。
 技の見栄えにややずれを感じさせたところで
 コード・ブリーカー炸裂のワイアット・ファミリー乱入で締め。
 まあまあ良い試合。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@シェーマス、クリスチャンvs.リアル・アメリカンズ(Raw 2/10/14)
Aランディ・オートンvs.ジョン・シナ(Raw 2/10/14)
Bランディ・オートンvs.シェーマス(ノー・コンテスト)(Raw 2/17/14)
Cワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)vs.コーディ・ローデス、ゴールダスト、レイ・ミステリオ(SD 2/21/14)
Dシェーマスvs.クリスチャン(SD 2/21/14)
ENXT女子王座トーナメント決勝:エマvs.ペイジ(新チャンピオン!)(NXT 8/2/13)
FNXT王座戦:ビッグEラングストン(ch)vs.ボー・ダラス(新チャンピオン!)(6/12/13)
GIC王座#1コンテンダーズ・マッチ:シェーマスvs.ドルフ・ジグラーvs.クリスチャンvs.アルベルト・デル・リオ(Raw 3/24/14)
HNXT王座戦、ノーDQ:セス・ローリンズ(ch)vs.ビッグEラングストン(12/6/12)
Iクリス・ジェリコvs.セス・ローリンズ(DQ)(7/28/14)