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WWE:Best of TV Matches 1984の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:エイドリアン・アドニス、ディック・マードック(ch)vs.ジャック&ジェリー・ブリスコ(12/28/84)

@WWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アイアン・シーク(5/5/84)
 シークが奇襲し見得を切って観客をヒートさせます。
 ホーガンも無駄な動きで持って観客を大いに盛り上げますね。
 ただ一方的なシーンがちょっと長いですね。
 反撃のタイミング、流血の付与、良い物はあるのだけど
 ハルク・アップと同じでちょっと大雑把な展開ですね。
 最後はシークからブーツを奪い滅多打ちにしますが、
 サージみたいにその一撃性を尊重して欲しかった所です。
 まあまあ良い試合。

Aティト・サンタナvs.ボブ・オートン(7/23/84)
 ボブがゆったりした間や独特の振りを持った攻めを見せます。
 サンタナは他と比べるとやはり上手いとまでは言い切れませんが
 安定した判断に感情を吐露した応対を加えて観客を惹きつけます。
 演技と疲弊表現から一歩上のレベルの終盤に突入したものの80年代の限界を感じる所はありましたね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:3/19/11)

BIC王座戦:ティト・サンタナ(ch)vs.ポール・オンドロフ(9/22/84)
 細かなアクション挟んで
 サブミッションに戻す一進一退。

 オンドロフのヒールとしての個性を感じさせつつ、
 サンタナのエネルギッシュな動きも際立っています。

 シチュエーションに浸り盛り上がれる
 80年代アメプロの面白さを凝縮した内容でしたね。

 好勝負に届かずも中々良し試合。
 (執筆日:4/?/21)

CJrヘビー級王座戦:ザ・コブラvs.ブラック・タイガー(12/28/84)
 コブラがスケールの大きなムーブを見せ、観客の注意を引きます。
 彼ならアメリカで成功したかもしれませんね。
 試合運びが難点ですが今回の相手はブラック。
 ブラックは豊富なスタミナを自身の長所として特徴付けした上で
 ダメージ設定をねじ伏せる所があるのでコブラにも対応できます。
 良い関係性にありましたが、カットが2回もあるので素晴らしいとまでは言い切れない。
 取り合えず平均的な良試合という評価。
 (執筆日:3/19/11)

Dタッグ王座戦:エイドリアン・アドニス、ディック・マードック(ch)vs.ジャック&ジェリー・ブリスコ(12/28/84)
 控えを含めてお互いの対抗心をアピールした後、
 ブリスコ兄弟が執拗なアーム・ドラッグをかけるシーンへ。
 アドニス、マードックは道化的なで少々ファン・マッチ的ですが
 パンチをスポットに位置づけている受身の上手さは見逃せません。
 まったりした展開ですが一気に緊迫感を作ったのが王者によるカメラ・ケース攻撃。
 当時では一気に終わってもおかしくない凶器攻撃。
 これをブリスコがカウント2で凌ぐと共に
 4の字がどんな大勢もひっくり返しうる技だと印象付けて観客を熱狂させます。
 常道ではここで溜めに溜めてラストに持っていくのですが今回はやや短めでタッチ成功です。
 しかしマードックの脚に対するダメージの蓄積という観点から
 マードックを捕らえ続ける事に観客の関心を集めることに成功しており
 ヒールをタッチさせない事でも盛り上げています。
 副次的効果としてヒールの孤立なので終盤もボリューミーに取れる。
 ヒールの大技とベビーフェイスのレスリング・テクニックの攻防が見られます。
 最後は殴り合い及び同時4の字できっちり絵を作り上げてきました。
 完成し切れてはいないが、それが逆に独特の構築味も出している内容。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:3/19/11)

注目試合の詳細

CJrヘビー級王座戦:ザ・コブラvs.ブラック・タイガー(12/28/84)
 組むとコブラがロープに押し込む。
 腕を取りハンマー・ロック。
 腕を取り倒そうとする。
 ブラックが前転で衝撃を逃す。
 ブラックが蹴り。
 スナップ・メアからニー・ドロップ。
 エルボー・ドロップからチン・ロック。
 コブラが腕を取る。
 アーム・ドラッグで倒し腕を取り続ける。
 ブラックが脚を取って倒し腕を絡めてチン・ロック。
 ロープに振りクローズライン。
 セントーンからカバー。カウント1。
 コブラがパンチ。
 ブラックがヘッド・ロック。
 コブラはロープに振るとショルダー・スルー。
 チン・ロック。
 ニーにエルボーを叩き込みセカンド・ロープにのる。
 そこから飛び技を狙う。
 ブラックが距離をつめてきたために防がれるも即座にニール・キック。
 ニー・ドロップ。
 投げてカバー。カウント2。
 クルーシーフィックス。
 カウント2で返されるもグラウンド・ヘッド・シザース。
 ブラックが跳ね上げて逃れる。
 コブラが蹴り。
 殴りつけて担ぐ。
 ガット・バスター。
 ボストン・クラブ。
 ロメロ・スペシャル。
 ブラックがロープに逃れる。
 コブラがストンピング。
 (カット) 
 コブラはフルネルソンを振りほどいてロープに走ると蹴り飛ばして倒す。
 ドロップ・キック。
 ブラックが場外に転がり出る。
 エプロンに上がると近づいてきたコブラを殴りつけコーナー上へ。
 コブラが捕らえデッドリー・ドライブ。
 首4の字。
 反対にして逃れられるもヘッド・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 ブラックがカウンターでクローズライン。
 ニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
 ネック・ブリーカー。
 (カット)
 両者ダウン。
 コブラは起き上がるとロープに振りニール・キック。カウント2。
 コーナーに振りショルダー・スルー。
 ロープに走りドロップ・キックで落とす。
 ロープに走るとトペ・スイシーダ。
 リングに戻る。
 ブラックがエプロンに上がりエルボーで倒す。
 ダイビング・ボディ・プレス。
 ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
 起こすとツームストン。カウント2。
 もう1発狙う。
 コブラが体勢を入れ替えツームストン。
 ダイビング・セントーンでカバーしカウント3!
 コブラが新チャンピオンに! 


Dタッグ王座戦:エイドリアン・アドニス、ディック・マードック(ch)vs.ジャック&ジェリー・ブリスコ(12/28/84)
 ジャックがロープに押し込むとマードックは落ちそうになる。
 マードックがコーナーに押し込みニー。
 殴りつけコーナーに振ろうとする。
 ジャックが振り返しヒップ・トス。
 4の字を決める。
 マードックが慌ててロープに逃げる。
 起き上がったマードックを控えのジェリーが殴る。
 マードックはアドニスにタッチ。
 アドニスがリスト・ロック。
 ジャックが手を伸ばしジェリーにタッチ。
 アドニスがハンマー・ロック。
 ジェリーが取り返す。
 アドニスがバック・エルボーを決めロープに走る。
 ジェリーがアーム・ドラッグで腕を取る。
 腕にニー・ドロップを決め締め上げる。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 自らも衝撃を受けるもアーム・ロックへ。
 控えのマードックが引っ張る。
 ジェリーが怒って掴みかかるもアドニスが殴りかかる。
 ジャックが入るもレフェリーに戻される。
 マードックがジェリーをロープに押し付け殴り蹴り上げる。
 持ち上げテイク・ダウン。
 ジェリーが逃れアーム・ドラッグで腕を取る。
 交代したジャックが腕をひねり倒す。
 マードックが起き上がりエルボー。
 ジャックが耐えアーム・ドラッグで倒す。
 マードックがロープに押し込み殴りつける。
 ロープに振りバック・エルボーへ。
 ジャックはかわすと殴り倒す。
 アピール。
 マードックは起き上がろうとするも倒れる。
 ジャックがアーム・ドラッグで腕を取る。
 交代したジェリーが腕にニー。
 アーム・ロック。
 マードックがエルボーを叩き込みロープに振る。
 バック・エルボーを狙うも避けられたのでショルダー・スルーを狙う。
 ジェリーが飛び越えてかわし殴りつける。
 マードックは場外に転がり落ちる。
 ジェリーがロープ越しに蹴り。
 マードックがカメラ・ケースで殴りつける。
 心配するジャックを殴り倒す。
 アドニスがジェリーを持ち上げバック・ブリーカー。
 パワー・スラム。カウント2。
 ジェリーが腹にパンチ。
 アドニスがエルボーを落とす。
 4の字を狙う。
 ジェリーは蹴り飛ばして鉄柱にぶつけると4の字。
 アドニスがすぐに手を伸ばしタッチ。
 マードックが入りエルボー・ドロップ。
 ロープを使ってストンピング。
 エルボー・ドロップ。
 カバー。カウント1。
 ジェリーがエルボー。
 殴り合い。
 マードックがふらつく。
 ジェリーが殴りつけていく。
 ドロップ・キックで倒す。
 4の字を決める。
 アドニスが入りエルボー・ドロップ。
 タッチしたジャックがマードックの脚にエルボー・ドロップ。
 脚にニー・ドロップ。
 レッグ・ロック。
 マードックがぐったりする。
 カウント2で肩を上げる。
 マードックは髪をつかんで引き離し手を伸ばす。
 ジャックが脚にしがみつき防ぐ。
 マードックはけんけんしてタッチを狙うも失敗。
 マードックはふくらはぎを叩きつけて逃れタッチ。
 アドニスがパンチ。
 ヘッド・ロック。
 ロープに振られショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 ジャックがドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
 マードックは脚の痛みでエプロンに移動できていない。
 ジャックがタッチ。
 交代したジェリーは動こうとしたアドニスを倒しレッグ・ロック。
 マットに脚を叩きつける。
 脚にニー・ドロップ。
 丸め込む。
 アドニスが腕を頭部に巻きつけ防ぎ殴りつける。
 エルボー・ドロップ。カウント2。
 ターン・バックルにぶつけタッチ。
 バック・ブリーカーで押さえつける。
 マードックがダイビング・ニー・ドロップで合体させる。カウント2。
 ネック・ブリーカーからカバー。
 ジェリーがロープに脚をかける。
 ジェリーが脚に蹴りを叩き込んでいく。
 マードックが地獄突き。
 顔をかきむしる。
 滞空式ブレーン・バスター。
 ひざを押さえながらもカバー。カウント2。
 コーナーにぶつける。
 もう1回。
 コーナーに上りカーフ・ブラウニング。
 カバー。カウント1。
 ボディ・スラム。
 タッチしたアドニスがダイビング・エルボー・ドロップ。
 カバーするもジャックがカット。
 ジェリーが自陣へ。
 アドニスがしがみつこうとするも逃げられる。
 交代したジャックがアドニスをロープに振りスリーパー。
 アドニスが手を伸ばしタッチ。
 マードックが拳を振る。
 ジャックはかわすとスリーパー。
 マードックが髪をつかんで振りほどこうとするも崩れ落ちる。
 アドニスが入り蹴りつけてカット。
 ジャックはマードックをマットに叩きつける。
 もう1回。
 カバー。カウント2。
 カバー。カウント2。
 サンセット・フリップ。カウント1。
 交代したジェリーが丸め込む。
 アドニスが殴りつけカット。
 ジェリーがマウントで殴りつけていく。
 アドニスが殴りつけカット。
 ジャックがアドニスに殴りかかりニーを押し付ける。
 ジェリーはマードックの拳をかわすとスリーパー。
 レフェリーがジャックを下がらせる。
 その隙にアドニスが殴りつけカット。
 交代したジャックが殴りかかる。
 マードックがボディ・スラムを狙う。
 ジャックがつぶす。カウント2。
 控えのジェリーが殴りつけターン・バックルに押し付ける。
 ジェリーがジャーマン。カウント2。
 ロックを離さない。
 マードックが手を伸ばす。
 ジェリーがそれを利用して押してぶつけてオコーナー・ロール。
 アドニスのカットが遅れるもカウント2。
 アドニスがジェリーを場外に引き摺り下ろす
 椅子に叩きつける。
 マードックがジェリーを場外に落とす。
 電話で殴りつける。
 機材で殴りつける。
 アドニスがジェリーを柵に叩きつける。
 ジェリーがアドニスを場外に落とす。
 鉄柱にぶつける。
 両者リングアウトに!
 ジャックがマードックをリングに戻す。
 ジェリーがマードックを殴りつけて倒し4の字。
 ジャックがアドニスを殴り倒し4の字。

試合結果

@WWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アイアン・シーク(5/5/84)
Aティト・サンタナvs.ボブ・オートン(ノー・コンテスト)(7/23/84)
BIC王座戦:ティト・サンタナ(ch)vs.ポール・オンドロフ(15分時間切れ)(9/22/84)
CJrヘビー級王座戦:ザ・コブラ(新チャンピオン!)vs.ブラック・タイガー(12/28/84)
Dタッグ王座戦:エイドリアン・アドニス、ディック・マードック(ch)vs.ジャック&ジェリー・ブリスコ(ダブル・リングアウト)(12/28/84)