TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:Best of TV Matches 1982

WWE:Best of TV Matches 1982の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@WWE王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.エイドリアン・アドニス(1/18/82)
 まるでリードにつながれた豚のようです。
 ボブが執拗なリスト/アーム・ロックで捕らえた状態が基点となっています。
 クラシカルなレスリングだとそこからロープを活かすのだけど
 この試合ではそれを禁じて、他の様々な逃げ方、見せ場を試みています。
 一部でスポットはありますがほとんどロックで密着した状態、とってもスローに試合は進行していきます。
 いくらなんでもやり過ぎだろうと思いましたが
 途中からレイスばりにそれが心地よいゆったり感へと変化していきましたね。
 終盤はボブが流血して人が変わったようにラフ・ファイターに。
 こうなると本質を得た乱戦で会場を熱狂させます。
 対するアドニスもハード・バンパーとして見せ場を提供していますね。
 最後は反則という弱いフィニッシュでしたが、
 次につなげる絵としては素晴らしいものがあります。
 30分に及ぶロング・マッチでした。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/?/10)

AWWE王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.エイドリアン・アドニス(3/20/82)
 今度はアドニスの側が腕攻めのロックで捕らえる展開となっています。
 所々で前回の試合をフラッシュ・バックさせるのがにくいですね。
 ただ前回のように独特のテンポとまではいかないので少々飽きてくるし、
 ボブが覚醒せずテクニカルな範疇のままフィニッシュを迎えるので試合は化けなかったですね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:7/17/10)

Bアンドレ・ザ・ジャイアントvs.ブラックジャック・マリガン(6/5/82)
 アンドレが拳一つ一つに丁寧に足を使って受け。
 攻めでもグラップル状態での距離感を意識していてスマート。

 マリガンもアンドレの技を適切に位置付けて
 受けるべき技、今時点で受けてはいけない技を区分しています。

 アンドレがマリガンの手を攻めてブレーン・クローへの警戒感を示した上で、
 後半はブレーン・クローを巡る攻防と構築も良好です。

 ブレーン・クローがどうしても形骸化した技なので、
 それ自体の鬩ぎ合いはスローになる問題はありますが、
 最後に強烈なフィニッシュに結び付けていて良かった。

 10分ない試合ですがアンドレのWWEでの一番の試合です。

 平均的な良試合。
 (執筆日:7/?/21)

注目試合の詳細

@WWE王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.エイドリアン・アドニス(3/20/82)
  組むと押す形で離れる。
  組むとアドニスがアーム・ドラッグ。
  組むとボブがアーム・ドラッグ。
  組むとボブがアーム・ドラッグ。
  向かってきた所にもう1発。
  アドニスはたまらず場外に出る。
  リングに戻る。
  組むと見せかけアドニスがバックに回りフルネルソン。
  締め上げていく。
  ボブがのがれフルネルソンへ。
  アドニスが下にすり抜けるも対応してフルネルソンを決め直す。
  アドニスが下にすり抜けようとする。
  ボブはキャッチすると前に持ち上げて起こしフルネルソンを決め直す。
  アドニスが体勢を入れ替える。
  ボブがすぐ前に投げる。
  アドニスは倒されながらも蹴り飛ばす。
  強引にヘッド・ロックを決め倒す。
  ボブがかぶさろうとする。
  アドニスが体勢を戻そうとしてもつれエプロン際に。
  ボブだけ場外に転落する。
  アドニスはエプロンに上がってきたボブの腕をとるとエルボーを打ちおろす。
  リスト・ロックを決めると鉄柱に叩きつける。
  腕をとるとリングに投げ入れる。
  リスト・ロック。
  ボブが蹴りつけていくもアドニスはロックを離さない。
  アドニスは起き上がって腕をひねる。
  ボブは体を転がし起き上がると拳を構える。
  アドニスが髪を掴んで倒す。
  ボブは起き上がるとボディ・スラム。
  しかしアドニスはロックを離さずボブを引き倒す。
  アーム・ロック。
  引っ張り上げて浮かしマットに叩きつける。
  もう1回。
  ボブは起き上がるとコーナーに振ってぶつける。
  アドニスは崩れながらもロックは離さない。
  上になって引っ張っていく。
  ボブは起き上がるとロープに振る。
  アドニスがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ボブが巴投げ。
  コーナーのアドニスに突進。
  アドニスがかわすとボブは肩からコーナーに激突。
  アドニスがカバー。カウント1。
  アーム・ロック。
  ボブは体を起こすとアドニスの顔に手をやりながら起き上がる。
  アーム・ドラッグへ。
  アドニスは食らいながらも腕を離さない。
  ボブは体を起こすとアドニスの顔に手をやりヘッド・バッド。
  それでもアドニスは離さない。
  ボブがヘッド・バッドをもう1発。
  アドニスは倒れながらも離さない。
  ボブは起き上がるとエルボー。
  アドニスがチョップ。
  コーナーに振ってぶつけ近づく。
  ボブがボディ・シザースでキャッチ。
  サンセット・フリップを決める。カウント2。
  アドニスがアーム・ロック。
  ボブは起き上がると拳を構える。
  アドニスが髪を掴んで倒す。
  引っ張って締め上げていく。
  ボブは起き上がるとエルボー。
  エルボー。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  アドニスがサンセット・フリップを狙う。
  ボブが潰す。
  アドニスがカウント2で体勢を入れ替える。
  ボブがカウント1で返して起き上がる。
  アドニスがボブの頭を両足で挟み回転して投げる。
  アーム・ロック。
  ボブがもがくも離してもらえない。
  ボブは体を起こすと腹にヘッド・バッド。
  パンチを入れて倒す。
  それでも離さないアドニスの頭部にニー。
  ようやく離してもらえる。
  ドロップ・キックを決める。
  もう1発狙う。
  アドニスがかわして自爆させカバー。カウント2。
  アーム・ロック。
  ボブは起き上がるとアーム・ドラッグで投げ飛ばす。
  アドニスが顔を引っ掻く。
  ブルドッグを決める。
  カバー。カウント2。
  もう1発狙う。
  ボブが押し飛ばすとアドニスは抱きつくようにコーナーに激突。
  ボブが拳を構えてアドニスに迫る。
  蹴り殴りつける。
  四方のターン・バックルにぶつける。
  ダウンしたアドニスの顔を踏みつけ回転。
  命乞いするアドニスを蹴りつけコーナーに振る。
  アドニスが一回転してコーナーに逆さ吊りになる。
  ボブが拳を叩きこむ。
  溜めてパイル・ドライバー。
  カバー。カウント2。
  殴りつけようとする。
  アドニスがかわしてスリーパー。
  ボブの体が崩れる。
  レフェリー・チェックが入る。
  ボブは3度目で腕を上げるとコーナーに走る。
  アドニスはそれを利用しロール・アップへ。
  更に後ろにそらす。
  ボブがブリッジすると逆にアドニスの両肩がついていて1,2,3!
  ボブの防衛!
  ボブはベルトを掲げるとリングを去る。
  取り残されたアドニスはまだ納得いかないようでレフェリーを威嚇。



試合結果

@WWE王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.エイドリアン・アドニス(DQ)(3/20/82)
AWWE王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.エイドリアン・アドニス(3/20/82)
BBアンドレ・ザ・ジャイアントvs.ブラックジャック・マリガン(両者リングアウト)(6/5/82)