TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:Best of TV Matches 2019

WWE:Best of TV Matches 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 レイ・ミステリオvs.アンドレード・アルマス(SD 1/15/19)

@#1コンテンダーズ・マッチ:AJスタイルズvs.レイ・ミステリオvs.ランディ・オートンvs.ムスタファ・アリvs.サモア・ジョー(SD 1/1/19)
 出だしこそ遺恨カードで殴り合いも
 すぐにリングは一対一になり技で回す形に。
 AJが一つ抜きん出て目立つ、とそこからはしっかり展開。
 オート/ジョーによるAJ実況席葬から
 明確な立ち位置の基、短時間で上質なアピールをそれぞれ。
 試合時間設定は10分だしカット時に三人が絡むレベルなので
 そこまで高度な意思統一は必要とされていないし実現していないが、
 見栄えは良く、中々良い試合でした。

Aレイ・ミステリオvs.アンドレード・アルマス(SD 1/15/19)
 序盤にWWEらしからぬ韻のレスリングを配置したことで
 緩急でスケール・アップされミステリオが
 今の状態でも観客を十分沸かせるムーブを作ることに成功しています。
 場外へのラナを着地してそのままパワー・ボムにしたりと
 見慣れないカウンター、予想以上に体を張ったハードさに
 新旧メキシコの天才対決ならではの特別性を感じさせる。
 ミステリオのこれまでにないシフト・チェンジした技使いは
 シナがヨシタニックとか使い始めた時のように
 ベテランにしてインディーの良い所も取り入れる進化を感じさせる。
 最後こそセコンド介入の丸い終わり方でしたが、満足度の高い一戦でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/19)

Bタッグ王座戦:ボビー・ルード、チャド・ゲイブル(ch)vs.ザ・リバイバル(ダッシュ・ワイルダー、スコット・ドーソン)(Raw 2/11/19)
 序盤のレスリングはアマレス・スキルで親和性の高い攻防を実現し、
 プロレス的展開に移っても控えを積極活用。
 通常ではありえない程多用することで
 ダイナミックでどうなるか分からない攻防を
 常に生み出し続けました。
 二度のCMの挟み方や最後のまとめ方が
 少し勿体無いところがあり好勝負には少し届きませんでしたが、
 2チームの実力を堪能できた内容。

Cガントレット・マッチ:ランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン
vs.AJスタイルズvs.サモア・ジョーvs.コフィ・キングストンvs.ジェフ・ハーディ(SD 2/12/19)
 EC参戦選手が最後に入場する権利を賭けての試合。
 アリが負傷したことからこの試合の直前で
 急遽発表された代役はコフィ。

 そのコフィとブライアンで最初の試合です。
 ブライアンはヘタレ要素なしに
 硬派な受け重視スタイルで試合を組み立てていきます。
 コフィがどうのこうの関係ないぐらい高い次元で
 試合をコントロールしきっています。
 セコンド絡みからサプライズな決着に繋げる
 最後の持って行き方も見事ですね。
 充実の内容でこれ単独で好勝負に少し届かず、のレベル。
 
 ブライアンも予期せぬ敗北でコフィvs.ジェフ。
 ジェフが短期決着狙いの大味な攻防で試合単独としては特筆す べきものはなし。
 
 コフィが連勝し、コフィvs.ジョー。
 折角連勝したのに絶望的になるマッチアップで絵になります。
 序盤はギアがかかりきっていませんでしたが、
 終盤の流れはストーリーをしっかり盛り上げました。
 
 コフィがまさかの3連勝。
 ジョーが八つ当たりしているところにAJが現れ追い払います。
 AJが待って仕切りなおそうとするのに対し、
 コフィは情け無用と反発。
 フェイス対決ながら刺々しい雰囲気に。
 AJが苛烈な攻めでそれに合った試合運びをしていましたね。
 ストーリー・テリングで魅せたまあまあ良い試合です。
 
 最後はAJvs.オートンですが、
 オートンが予期せぬところから現れRKO一閃。
 試合単独としてはクオリティの高低ありますが、
 最初の見所のある試合からストーリーを紡ぎ続けていて、
 ガントレット・マッチとしては評価高め。
 定期的にWWEはこういう60分クラスのガントレット・マッチをやって
 実績を残しているのは好印象ですね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:2/?/19)

DUS王座戦:Rトゥルース(ch)vs.サモア・ジョーvs.アンドレードvs.レイ・ミステリオJr.(SD 3/5/19)
 開始直後にCMを挟んだ為最初の裁きは不明。
 ジョーが制圧し、その状態を保つ為に3人を攻撃していく形から映像は開始。
 連携攻撃でジョーを一旦退けた所でまたCM。
 展開付けをしっかりしているからこそCMのタイミングが微妙。
CM明け4人がリングに。
 当然ダウンしているレスラーの復帰が短くなる中で
 4人が積極的に交錯していく。
 ベガ、カルメラのスポットも加わり盛り上がる中、
 鉄板となりつつあるミステリオとアンドレードの攻防でリード。
 Rトゥルースはネタ・キャラでしたが、
 それぞれの良さを出せた4ウェイでしたね。
 惜しむらくは変なCM編集と試合時間。
 中々良い試合。

E女子王座戦:アスカ(ch)vs.シャーロット(SD 3/26/19)
 両者の刺々しい蹴り。
 スタイルが混濁しているものの
 気持ちが前面に出ていてその熱情は実に良い。
 観客もしっかりのっていますね。
 シャーロットがスパニッシュ・フライを見せるなど
 終盤はオリジナルの攻防。
 まったく読めないスリリングさがあり、
 まさかの王座交代劇にふさわしい内容。
 それでも両者まだまだベストを追い求めれる余地があるので
 何れPPVでリマッチを組んで欲しいところ。
 好勝負に届かずも中々良い試合。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・マッチ:AJスタイルズvs.レイ・ミステリオvs.ランディ・オートンvs.ムスタファ・アリvs.サモア・ジョー(SD 1/1/19)
Aレイ・ミステリオvs.アンドレード・アルマス(SD 1/15/19)
Bタッグ王座戦:ボビー・ルード、チャド・ゲイブル(ch)vs.ザ・リバイバル(ダッシュ・ワイルダー、スコット・ドーソン)(新チャンピオン!)(Raw 2/11/19)
Cガントレット・マッチ:ランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン
vs.AJスタイルズvs.サモア・ジョーvs.コフィ・キングストンvs.ジェフ・ハーディ(SD 2/12/19)
DUS王座戦:Rトゥルース(ch)vs.サモア・ジョー(新チャンピオン!)vs.アンドレードvs.レイ・ミステリオJr.(SD 3/5/19)
E女子王座戦:アスカ(ch)vs.シャーロット(新チャンピオン!)(SD 3/26/19)