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WWE:Best of TV Matches 2015 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 US王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セザーロ(Raw 6/29/15)

US王座#1コンテンダーズ・マッチ:ルセフvs.セザーロvs.ケヴィン・オーウェンス(Raw 7/13/15)

#1コンテンダーズ・マッチ:ローマン・レインズvs.ケヴィン・オーウェンスvs.アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Raw 10/26/15)

ケヴィン・オーウェンスvs.ドルフ・ジグラー(SD 12/17/15)

女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロット(House Show 3/28/15)

@US王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セザーロ(Raw 6/29/15)
 セザーロがパワーを所どころ見せながら試合運び。
 フェイス故にシナを100%輝かせる試合運びではないが悪くないし、
 途中から手を踏んだりアピールしたり
 若干のヒール調をアクセントに加えています。
 得意技での切り返し合いで盛り上げます。
 シナのSTFをシャープ・シューターに切り返したのは
 ブレットを髣髴とさせる素晴らしい動きでしたね。
 やや技の攻防の派手さが先行している感もあるも
 感心する動きが幾つもありましたね。
 最後はオーウェンス乱入でDQエンドながら
 豊富な攻防量を上手く整理整頓して構築に落とし込んでいました。
 文句なしに好勝負。

AUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セザーロ(Raw 7/6/15)
 前回の試合の最小限不可欠な要素を切り出してスタート。
 若干薄い印象もあるが良い出だしです。
 CMの挟み方が悪く、前後でテンポが変わってますね。
 変調の切っ掛けが映らないので分からないのはマイナスです。
 得意技で軌道にのせて終盤戦へ突入。
 セザーロ・スイングをDDTに切り返したり
 エプロンでの攻防もあったりと
 更に過激なスポットが散見されますね。
 ただその方向で発展させようとしている中で
 1スポット・ベースの試合構成になっている感あり。
 前回と比べるとオーウェンス戦みたいに
 あるステージで延々と一進一退を繰り返す印象もある。
 好勝負に少し届かず。

BUS王座#1コンテンダーズ・マッチ:ルセフvs.セザーロvs.ケヴィン・オーウェンス(Raw 7/13/15)
 フェイスのセザーロを中心に構築。
 重量級の面子なので単純に
 3人目がその前の技に合わせて鏡像を作りに行く形です。
 そこでの微妙なテンポ付も良いですね。
 単独ではセザーロが多彩な技使いで華を添えています。
 後半はKOが試合放棄しシングル対決。
 セザーロはアッパーカートで一本筋を引き、
 多彩な技使いの前半から集約してきました。
 ルセフがスピードのある技を出せることが
 上手くセザーロとスイングし緩急の利いた良質な攻防。
 ルセフの細かい部分でのアピールも地味に良いですね。
 最後のフィニッシュの見せ方がいまいちながら素晴らしい試合。
 ぎりぎり好勝負。

C#1コンテンダーズ・マッチ:セザーロvs.ケヴィン・オーウェンスvs.ランディ・オートン(Raw 8/10/15)
 オーウェンスのみヒールということで
 2人に殴られるゆったりとした出だしかと思いきや
 3人目がハイ・テンポで介入する目まぐるしい攻防。
 中盤もシングル対決で軸を作れるので
 3ウェイ・ムーブをスポットとしてしっかりスケール・アップできています。
 終盤は再び3人目の介入も加えて、
 序盤と中盤の面白みすべて詰め込んでフィニッシュ。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/15)

D#1コンテンダーズ・マッチ:ローマン・レインズvs.ケヴィン・オーウェンスvs.アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Raw 10/26/15)
 4人が適度に入れ替わりながら乱戦を継続。
 デル・リオとオーウェンスが組む流れで
 レインズがスターとして花の添え方を披露。
 CM挟んでジグラーが1対2でやられるシーン。
 通常1対2だとリンチという格好になり動きが滞留するものですが、
 デル・リオが驚異的な視野の広さを見せ、
 ジグラーもフェイスとして波に乗ってくる。
 残り2人も追いついてきて
 それぞれがトップ・スターとして位置づけられつつ
 素晴らしいシーン作り、切り返しの妙で沸かせました。
 ぎりぎり好勝負。

EWWE世界ヘビー級王座戦:シェーマス(ch)vs.ローマン・レインズ(Raw 12/14/15)
 昨日のを見ていると殴り合いできるはずですが、
 今回シェーマスはちょっと引き気味。
 レインズが精気が溢れる動きを見せていてカバーできていますが、
 とはいってもシェーマスが動きに入るまでの若干のラグが気になる。
 流血するレインズに襲いかかる
 ビンスの妨害は単純明快に盛り上がる構図ながら
 そこに試合の当人であるシェーマスがおいてけぼりになっていた感は否めない。
 試合の脚を引っ張ってはいないが、
 決して悪くないマッチアップに思えただけに残念。
 中々良い試合。

Fケヴィン・オーウェンスvs.ドルフ・ジグラー(SD 12/17/15)
 序盤の乱戦は両者の魅力を出しつつ
 オーウェンスの反応が一呼吸遅かったですが、
 すぐに感覚が一致してきましたね。
 フェンスに対してジグザグを決める等
 優秀な遺恨戦でありながら攻防の妙もあります。
 目の前の相手に集中して情熱を傾けて行う
 戦いには心に訴えかけてくるものがありましたね。
 終盤もポップアップ・パワー・ボム前の
 ロープ振りを活かしてぎりぎりの攻防。 
 最後はオーウェンスがジグラーを場外で甚振り続け
 DQを食らうというものながら見応えのある一戦。
 ぎりぎり好勝負。

Gブロック・レスナーvs.アルベルト・デル・リオ(House Show 12/19/15)
 単純にスープレックスvs.アーム・バーの構図に落とし込み、
 アクセントのためにオーソドックス・ムーブを入れる形。
 大枠を抑え付けられているものの
 意外に面白みのある内容になっています。
 ルセフの乱入により5分でDQエンドですが、観てみる価値はある。
 平均より少し上。

H女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロット(House Show 3/28/15)
 まずはシャーロットのハード・ヒットに驚嘆しますね。
 それを受けるサーシャの体が大きく吹き飛びますが、
 それ故にサーシャのヒールとしてのフット・ワークが輝きます。
 2人の技巧がしっかりはまれば
 各スポットは男性に劣らないだけのインパクトを与えることができる。
 そしてサブミッションは体の柔らかさが活きて
 男性以上に厳しさを表現することができる。
 観客と素晴らしい一体感を生み出した、ぎりぎり好勝負。

I女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロット(2015 Arnold Sports Festival)
 教科書に沿った試合運びで
 シャーロットの芯の強さや
 サーシャの魅惑的なキャラクターも出ている。
 しかしながらプロレスだけではない
 フェスティバル会場なだけに
 関係ないBGMもかかっていたりと
 中々熱量が溜まりにくく、彼女らもやりにくそうでしたね。
 まあまあ良い試合。
(執筆日:1/?/17)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@US王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セザーロ(DQ)(Raw 6/29/15)
AUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セザーロ(Raw 7/6/15)
BUS王座#1コンテンダーズ・マッチ:ルセフvs.セザーロvs.ケヴィン・オーウェンス(Raw 7/13/15)
C#1コンテンダーズ・マッチ:セザーロvs.ケヴィン・オーウェンスvs.ランディ・オートン(Raw 8/10/15)
D#1コンテンダーズ・マッチ:ローマン・レインズvs.ケヴィン・オーウェンスvs.アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Raw 10/26/15)
EWWE世界ヘビー級王座戦:シェーマス(ch)vs.ローマン・レインズ(新チャンピオン!)(Raw 12/14/15)
Fケヴィン・オーウェンスvs.ドルフ・ジグラー(DQ)(SD 12/17/15)
Gブロック・レスナーvs.アルベルト・デル・リオ(House Show 12/19/15)
H女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロット(House Show 3/28/15)
I女子王座戦:サーシャ・バンクス(ch)vs.シャーロット(2015 Arnold Sports Festival)