TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:Best of TV Matches 2014

WWE:Best of TV Matches 2014の分析


名勝負 なし
好勝負 ランディ・オートンvs.セザーロ(SD 2/14/14)

@ジョン・シナvs.ダミアン・サンドウ(Raw 1/13/14)
 サンドウは一つ一つの締め上げにしっかり力を入れるし、
 打撃も重々しく打ち込むので、
 体格は同じでもシナの強みを真っ向から引き出せている。
 シナも持ち前の魅力を発揮しつつも
 最近の自由度の高さも出せています。
 どう変化させるかお互いこの戦いを楽しんで意欲的に挑戦している。
 時間は短めだが充実していて、
 サンドウの格さえ上がれば普通にシナvs.パンクみたいな数え歌になりうる。
 中々良い試合。

Aシェーマス、ダニエル・ブライアン、クリスチャンvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(SD 2/14/14)
 最初にシールドのタッグ・ワークを見せた後、
 シェーマスとレインズの戦士対決で会場を感じさせます。
 序盤でありながら出し惜しみせずにせめぎ合い。
 YESロックから6人でにらみ合うシーンを挟みます。
 期待感を高めた上でブライアンの孤立。
 後に孤立シーンが控えているので
 いつものホット・タッグへの流れは敢えて使わずタッチ。
 続いてシェーマスが観客をのせた上で孤立です。
 ホット・タッグを受け持ったクリスチャンが控え受けの援護を受けて活躍。
 そしてお待ちかねのブライアンによる爆発。
 シールドがより攻めの比率をませばクライマックスは厚くなり好勝負にいきましたね。
 好勝負に少し届かず。

Bランディ・オートンvs.セザーロ(SD 2/14/14)
 オートンが反撃するタイミングを意識し、
 セザーロもまたひいてはいけない場面を分かっている。
 オートンはリング・アウトを狙ったり腕を痛めた振りしたり
 最近見せるヒール王者としての防衛戦略をこの試合では追求している。
 それが対比的にセザーロのヒール・ファイトも際立たせている。
 ここぞでオートンがアピールで、セザーロが切り返しで素晴らしいものを見せました。
 単純にインディー対決の高クオリティの試合をしたのではなく
 オートンの領域に入ってノン・タイトルとはいえWWE王者を破るに値するものを作り上げた。
 まさにWWEでのキャリア・メイキング・マッチ。
 ぎりぎり好勝負。

Cジョン・シナvs.セザーロ(Raw 2/17/14)
 セザーロはシナのオーソドックスなレスリングに調和を示すことができています。
 高度なことはやっていないが
 一つ一つ着実に高めようという意識を共有している。
 基本的には一本道ですがシナがハリケーン・ラナを決めたりと
 小さなスパイスには事かかない。
 後半にかけてはエンジン全開。
 セザーロがジャイアント・スイングを狙った際、
 その体勢からシナが体を持ち上げDDTに切り返したのはHoly Shit!
 タッグの時に抱いたこのカードは面白いものになるぞ、という予感を現実のものにしてくれました。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:2/?/14)

Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、エリック・ローワン、ルーク・ハーパー)(Raw 3/14/14)
 入場してきたワイアット・ファミリーに
 シールドが同時トペで襲撃する良質な掴みでスタート。
 ハーパー、ブレイが相手を軽んじず大きく受け。
 とはいっても自分の価値を下げない調整もできています。
 セスがハーパーの雪崩式投げを着地し、
 その後連続ダイブを敢行するなどダイナミックな見せ場を作りましたね。
 通常放送ということで早めに展開させなきゃという意識が強く、
 それが時々混沌としたシーンの余韻を無くすことにつながっているのが残念。
 また地力の差とはいえローワンがややテンポを掴みきれていない感はありました。
 セスが途中で立ち去る理由付けは不明瞭ながら
 その後の2対3の混沌とした乱れ打ちは素晴らしかった。
 好勝負に少し届かず。

Eザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)(Raw 5/5/14)
 乱闘で始めるのに静かに収縮。
 セスが昨夜のダメージが残っていて、というストーリー上の理由が大きいのでしょうが、
 何もしていない傍からThis is Awesomeが起きるほどの数え歌として認識されていることを考えると勿体ない印象も。
 余りストーリーのためだけに浪費していてもね。
 しかしPPVと同じくアンブローズの猛攻&孤立で一気に観客を惹きつけます。
 ワイアット・ファミリーも落ち着かせていく中で、
 最初ズレていたチーム内のバランス感を調整していきました。
 単純に一方的な提供だけでなく相手とのミックスという点においては
 vs.エボリューションよりもレベルの高さ、協調性が光りましたね。
 ダイブを存分に使い、かなり派手に作り上げた一戦。
 好勝負に少し届かず。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョン・シナvs.ダミアン・サンドウ(Raw 1/13/14)
Aシェーマス、ダニエル・ブライアン、クリスチャンvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(SD 2/14/14)
Bランディ・オートンvs.セザーロ(SD 2/14/14)
Cジョン・シナvs.セザーロ(Raw 2/17/14)
Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、エリック・ローワン、ルーク・ハーパー)(Raw 3/14/14)
Eザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン)(Raw 5/5/14)